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またロドラへ


朝からギルドで芋堀の依頼を受けて町を出たけど。

こちらに近寄ってくる黒い雲を見つけた。

ケリと2人。雨に濡れる事無く町に戻ったけど、、。

町の中を歩いてる時に降り出したよ。

少し雨に打たれながら宿に辿り着く事が出来た。

それから午前中は雨が降り続いたけど。


雨の予感で依頼を中断した日。

ケリオサと部屋で色々と話し込んでたら。

午後には、雨は止んでくれたよ。


ケリと2人。昼食を宿の部屋で済ませた後に別れた。

あぁ~2人で食べた串焼きは最高に美味しかったよ。

ケリは午後、修道院の掃除をするって帰って行ったよ。


その後。俺も宿を出て用事を済ませる事にした。

最初に向かうのは冒険者ギルドだな。

今日の依頼の未達成報告を済ませなくちゃ。


俺が窓口で報告をしたその時に。

ヒビカさんの見せた表情は何とも、、。

がぁーん!的な。

あはは!今日は芋が無くてごめんなさい。


 明日も2人で芋堀に出かけますから。


   シン君。お願いよー。


そんな会話をちょっとだけしてギルドを出た。

後は。ダンケロさんの所にも顔を出してみたけど。


   シン。

   こいつはよー。中々に硬くてなぁー。

   鉄や鋼鉄の要には行かねーかなぁ。

   いつもより温度を上げた窯に入れてみたがよぉー。

   加熱しても赤熱しねーんだわ!。

   チタンだっけか?。いじりがいが有るぜ!。

   それと、、。

   いいか見てろよ。


左手で。

細長いペンチ?でスフィアーを摘まみ。

金床の上へ持って行くと。

右手の。

片手用のハンマーを振り上げ軽く叩いた。


ギィーーンン~~。

スフィアーから、ちょっと想像と違う音は響いたよ。


   ほれ。

   コイツを見て見な!。

   今、ハンマーで打ったのがココだぞ。

   で、こっちが下の金床側な。

   分かるか?。

   ほーんの少し。打面が分る位しか変形しねーんだわ。

   うーーーん硬いなぁ。

   硬いのは良いんだけど。加工がなぁ。


 そいつは。

 ダンケロさんのオモチャにしてていいですよ。

 はぁ~チタン、、謎金属ですよね~。

 あ~当面。魔力に困る事なんて無いと思うので。

 俺は全然急ぎませんからね。


   もしも。こいつを腕輪に出来そうも無かったらなぁ。

   チィートだけ変形させてよ、ブローチでも良いか?。

   銀細工で輪っかに嵌めてよぉー。

   それも時間をかけて。

   少しでも平らに出来りゃ~だけどな。


そんなに硬いの?。

ドワーフのダンケロさんでも難物かぁ~。


 さっきも言ったけど。何でもいいんですよ~。

 あ~。駄目なら駄目でも。


いつもの小部屋でそんな話をしながら。

ダンケロさんと2人。

御茶を御馳走になりながら相談したよ。

まったく。チタン!硬すぎだよ。

そして俺はダンケロさんの鍛冶場を後にした。


鍛冶場から宿に戻る為に町中を歩いていた時。

俺が道の端をゆっくりと進んで歩き。

他人を避けながら宿へ向かっていると。

どこからか。串焼き?の匂いが鼻をくすぐった。


 あ~!コレは良い匂いだ~。

 串焼きだなぁ~。

 あっ、あの屋台、、今日も出てるかなぁ~。

 何だか。また食べたくなってきちゃったよ~。

 よ~し!サイコロステーキの屋台、、探しにいこっと!。


目的地を宿から、あの屋台に変更して。

広場の方へ足を向けた。

まだ夕方ジャァ無いけど。

通りには人通りが多くて歩きにくいよ。


 ホント。最近は人が多くて大変だなぁ。

 う~何でこんなに人が多いんだろうなぁ~?。

 え~と。疫病があってから今年で3年だよねぇ、、。

 1月は成年の儀でしょ!、2月って何が有るんだっけ?。


ソンな事に、気を揉みながら歩いていると。


 あ~~~!。

 この良い匂い!。間違いなくあの屋台が出てるよ。

 う~~サイコロステーキ!。

 どこどこ?、、どこだ?。


立ち止まり。キョロキョロと視線を動かすと。


 あった~!。

 あそこだ~!み~つけた~~ぁ。


他人を避け。

小走りで屋台の前に辿り着いたよ。

ふっふっと。息を弾ませ注文をする。


 おじさん!また来ましたよ~。

 2人前を焼いて下さいお願いしま~す。

 あ~~~~これの!お勧めの味付けって有ります?。


俺を見たおじさんは。


   おっ、兄ちゃん!。

   ちゃんとまた食いに来てくれたな!。 

   よっしゃーー!あいよーー。

   肉。2人前!直ぐ焼くからなー。

   そっちの、、横で待っててくれ。

   うへへー!2人前ぇ。


   お勧めは。最後にコイツを振りかけて食う事かな?。

   ピリ辛な香辛料だぜ!。

   ただ!別料金だ。

   コイツは1振り銅貨3枚だがな。

   

そして俺は、、。

屋台の横で折り畳み椅子に座り。

木皿に乗ったサイコロステーキを幾つも頬張り。

正直に。


 旨ぁ~~ぃ。

 おじさん、この肉最高だよ~。

 ピリ辛も最高~。


   だろだろ!。

   うひひー!兄ちゃん。

   もっと大声で、、宣伝してくれよ。


美味しい焼き肉の晩御飯を早めに食べた俺は。

今回も美味しかった事に大満足で。

宿に帰ってから寝る準備をして直ぐに寝ちゃった。


翌朝。

いつも通り支度を済ませ、宿の朝食を食べてから。

ケリオサとの合流地点に向かった。


その日から。

4日間連続で野芋堀の依頼を熟して行ったよ。

ケリと2人で20個以上をギルドへ納品した。

俺のポーチにも10個以上貯めれたよ。

ふふ。良い天気の日が続いてくれたんだ。


4連勤の最後の夕方。

ギルドの買取の時。

受付のヒビカさんは。

最高にニコニコ顔で対応してくれた。



   シン君!ケリオサ君!。

   あーー。今日もこんなに一杯!。

   2人が頑張ってくれて嬉しいわ。

   野芋のシーズンは2月終盤までだからね!。

   あと1ヵ月ちょっとよ。

   うふふ!。

   あーーこのまま行けば。

   今年は野芋の大当たりの年になるわよ!。


ヒビカさんが目を瞑り。

胸の前に腕を組んでウットリとした表情をしてる。


でも。


 あの~ヒビカさん。

 

   あっ。シン君!なにかな?


優しいお姉さんがそこに居たよ。

あ~~俺は、言って良いのかなぁ?。


 俺は一旦、明日で野芋堀は終了です。

 またロドラへ行きます、向こうのラビリンスへ。

 野芋堀だけだと。俺の階位が上がらなくて。

 だから魔物退治に戻ります。

 それにラビリンスの御宝も探さないと!。

 えへへ~。


ヒビカさんは、少し驚いて。


   !、、。そうね、、。

   ソレは仕方ない事だわ。

   あーシン君!今までありがとうね。

   君は冒険者だものね。

   私が無理を言ったわ、野芋堀の事。


   でもね。

   ジャーレンタの食堂の料理人は感謝してるわよ。

   いつもより芋料理がイッパイ出来たもの。

   そして、ソレを食べれた、私達もね。

   堪能したわ!、ふっ。


ヒビカさん、なにか感じが違うな。

俺は芋堀を辞めるけど。


 でも、でも。

 このケリオサは、まだまだ野芋を掘りますからね~。

 2月のシーズン終わりまで!。

 まあ、毎日でもないから、、。

 ケリ、、1人だから量は減りますけど。

 ねえ!ケリ。


   うん!。

   僕は出来るだけの野芋を掘るよ。

   シンのお陰柄で、コツも覚えたしね。

   良いお小遣いにもなるし。

   あーー。

   別の仕事をしながらだから。毎日は無理だよね。

   それと魔物が居たら逃げるし。

   でも掘るよ。

   だから。

   ヒビカさん。これからも宜しくお願いします。


ケリオサはヤル気だね。


   えっ?。

   勿論よ。


また。ヒビカさんの驚いた顔が見れたな。


 俺はロドラに移動しますけど。

 ケリオサはジャーレンタに残りますからね。

 まだ仮冒険者の14歳だし。

 15歳の成人の儀までお金を貯めないと。

 今は野芋で、小遣い稼ぎをしないと駄目なんですよ。

 だから。

 ヒビカさん!ケリオサの事を頼みますよ!

 

ヒビカさんが目を見開いて。横のケリオサを見てる。

 

 あとは!。

 ダンケロさんにも言っておくんで。

 鍛冶場の仕事もやらせてくださいね。

 鉱石を、色々覚えられて良いんですよ。

 ソコイラ辺もお願いしますよ。


   えーと、、ドワーフの?。


 はい!。

 俺は。あそこで色々と良くしてもらってるんですよ。

 良い所なんです。

 あ~、アルロもですけど。


それからヒビカさんに挨拶をしてギルドを出た。


翌日の午前中には。

ダンケロさんにもケリを引き合わせたよ。

1人でも良いって。いつでも鉱石運びに来いってさ。

俺が色々と鉱石の場所や運ぶ道具を教えた。

顔合わせは問題無く終了したよ。

別れる時にケリオサは。

僕は午後から芋堀だって笑ってた。


そして俺は。

午後の時間を移動の準備に当てたよ。

慶事?が多くてポーチの食料が減っちゃってるし。

あ~美味しいパンを買い込まないとイケないよね。

ふふ、バスケット5個分、25個補充出来た。

それに。

サイコロステーキも2人前を4個包んでもらった!。

うひひ!あ~8人分だよ。

あとは、串焼きも町ごとに味が違うからなぁ~。

あ~何本買っちゃおうかな~。


食料を中心に。 

そんな、こんな。で用を済ませてた。

雑貨屋で毛布みたいなのを探して2枚買った。

テントの寝床用だよ。


 あ~~!。

 今回は、お金を結構使っちゃったよ。

 また頑張って稼がないとなぁ~。


翌朝。

今日からロドラへ向かうよ。

ジャスリーさんに、また来ますと挨拶をして。


俺は。

ジャーレンタを朝一番に出発の馬車に乗り込んだ。

また馬車の乗客になって街道を進んでるよ。

今回の乗客は。俺と男3人組の冒険者グループ。

1組の中年夫婦の6人だ。

馬車の中の座席には余裕があるね、だから楽だよ。


ふ~初日の今日は快晴だ。

今は1月の末。馬車旅は寒いけど旅日和かな。

馬車は休憩を挟み、順調に進む。

昼食はパン2個と水で済ませたよ。


日の傾いた午後の遅く、乗合馬車の御者の声。


   はぁー!やっと見えたなぁ。

   ふぅー。無事に休憩場所の広場に着いたぜ!。

   あそこで今晩の野営をするからな。

   ん? 


その声で前の方を覗く。

俺にも街道の先。今夜の野営場所の広場が見るかな?。


   あっ!。

   うぇ、ウソだろ!

   馬車が。


俺は、御者の変な声が気になってると。

冒険者グループの1人が横から前を見てる。


   おい。あれは。


俺にも見えた。

えっ。

夕暮れのオレンジ色に染まる草原。

街道の先。前方に見える広場の端の方に、、乗合馬車が。

横倒しになってる様子が見えるよ。

これって。

う~~ヤバく無いか?。

聞かなきゃ。


 あのあの?、、何でアレって横倒しになってるの?。

 ねえ乗客は?。


すると御者が声を張り上げた。

  

   ちくしょーー油断するな。

   ヤバい魔物が近くにいるぞ!。

   みんな、警戒しろ。


すると、3人組の冒険者グループの1人が。


   おい!ここで馬車を止めろ。

   ここから。周りを確認するぞ。

   まったくよー!。

   馬車を転がすような魔物だ。こりゃ~大物だぞ!。

   

   おい小僧!。

   お前だ。お前は馬車の後ろ側だ。

   後方を見張れよ!いいな、しっかりやれ。

   魔物を見逃すなよ。


あ~!いきなり命令されたけど。

3人は馬車の横から飛び降りて、前へ行ったよ。

あの人が、あのグループのリーダーなのかな?。


一瞬しか見て無いけど。

横倒しの馬車が見えたよなぁ。

うぅ~~ヤバいのかな~。


言われた通りに。

俺は馬車の荷台の後ろに立って、街道を見たけど。

真後ろには何も居ないよ!。

近くに怪しい音も聞こえない。

右側の草原も。左側の草原も。何も動く物は居ない。

上は、、頭上の空にも何も居ない。

後は。広場の方の前側だけど、あ~心配だよ。


 今の所。

 後ろは何も居ないです。前の方はどうですか?。


俺は、振り向かないで御者に尋ねた。


   今、冒険者の3人が散開して広場に向かってるよ。

   ここからだと、広場には馬車しか見えん!。

   ありゃー昨日の午後便の馬車だろうな。

   くっーそー。御者はハギーの奴か!。

   頼むぜ!無事でいてくれよ。


ハギーって。御者仲間を心配してるのか~。

う~~乗客は無事だろうか。

あっ!小盾も装備しなくちゃ!。

危うく短剣だけで立っている所だったよ。


   あっ!。

   ブラックウルフが出やがったぞ。

   くそー。1,2,3,、7匹もかよ。

   あいつら3人でヤレルカ?。


えっ!魔物が出たの?ブラックウルフ?。


   後ろも気を付けてくれよ!。

   ウルフは狡賢くてよう、こっちにも来るかもしれんぞ。

   小僧!注意しろ。

   よーし、前は上手くヤレテルから安心だぜ。


   それと、なあ、あんたは戦えんのか?。


中年夫婦の旦那に声を掛けてるなかな?。


   すまんが私は戦った事が無いんだ。

   料理人なんだよ、魔物なんて見た事無いよ。


あ~町中の料理人じゃ~無理か~。

でも渡しておこう。


 おじさん。

 コレを貸しますから持っててください。

 護身用ね。

 気休めのナイフですけど、無いより良いですよ。

 チャンスが有ったら、魔物にブスッと刺してください。

 料理人でも今は、ヤラレルよりヤレです!。

 それにコレ、、料理も出来るヤツだから。

 はいコレをもってて。


   う~~私が魔物と。


この前買ったナイフを手渡した。

後ろに気配はないけど。厳重注意だ。


、カサ、カサ。


えっ!あっちの草原から音がした?。


カサカサ。


 草の擦れる音がしてます。

 右後ろ側に何かいるみたいですよ。

 アノ辺か?。

 これでも喰らえ!。

「氷」「氷」「氷」「氷」「氷」。


カサ、カサ、ギャン!、カサ、カサ。


 居たな!。それに当たったよ、もう一回だ。

「氷」「氷」「氷」「氷」「氷」。


カサ、カサ、ギャン!、ギャン!、キャン!。


 また当たった!。

 あの魔物はウルフだっけ?出て来るかな。


カサ、カサ。


 見えた、後ろに2匹来てますよ。

 ほら喰らえ!。

「氷」「氷」。


1匹には避けられたけど、別のには当たったよ。

キャン!。


氷の当たった魔物が走って逃げて行った。

あと1匹だ。

草むらの中で動きが遅くなってるんだけど。

俺達の事を諦めづに近寄ってくる。


   ソレは氷の魔法か?。


御者の声が聞こえた。


 そうですよ。


   無理に倒さなくても良いぞ。

   前の方は片付きそうだ。

   そいつで、氷を当てて痛めつけてりゃいい。

   魔物を上手く追っ払ってくれ。


 はい!頑張ります。

 喰らえ!。

「氷」、「氷」、「氷」。

カサ、カサ、カサ。

 あっ~外れた、く~難しい。

「氷」、「氷」、「氷」。

カサ、カサ、ギャン!キャンキャン。


 おっ!やった~逃げて行った。

 2匹撃退完了。

 あとは~。


魔物はもう居なさそうだけど。

まだ、前に行った冒険者が馬車に戻ってこない。


   よし!前から合図が出た。

   馬車を進めるからな。

   ハギーの野郎。無事でいろよな。


馬車が街道横の広場に入っていく。

横倒しの馬車の横に3人の冒険者が立ってるよ。

馬車に寄り掛かって座る2人の人影。

人が居たんだ。


馬車を止め。御者が人影に走り寄る。


   おーー。ハギー!生きてたかぁー。

   おい何にやられた?。

   客は?。

   あっ、これ。お前!その足!折れてるのか?。     

   ポージョンは?。


矢継ぎ早に質問をしてるけど。

相手はケガ人じゃん、優しくしてあげないと。


あ~残りのもう1人も怪我をしてるよね。

あ~冒険者の人から。

ポージョンを買って治療してるの?。

でも足を真っすぐに、あ~、痛そう。

運よく?乗客が冒険者だったけど。

1人だけで、ポ-ジョンはその人が使ったって。

手持ちのは魔物相手に使いきっつただって。

それから。

2人の治療をポージョンで、ある程度まで済ませ。

この状況の説明をしてもらったよ。


   今回の乗客は、この人1人だった。

   だから馬車が軽くてな。

   午後便なのにここまで来れたんだよ。

   ここで野営をして。

   朝。出発の準備をしてる所に。

   空から2匹のワイバーンが襲って来たんだ。

   2匹だぜ!うーー最悪だ。

   ううー。くそー思い出したくもねー。

   

   なにも気づかない内に近寄られて。

   音も無く低空で飛んで来て馬を狙いやがった!。

   俺が1頭目を馬車に繋ぐとこだったんだが。

   そいつをガバッと足で掴みやがって。


   このありさまだ!馬車ごと引き倒された。

   

   残りの1頭も。

   あそこで草を食ってる時に持って行かれた。

   一瞬の出来事だった。

   はぁー。

   その後は。

   この人とここで馬車が来るのを待ってたんだが。

   ウルフが来やがって、、。

   馬車を盾にして今まで凌いでたんだ。

   俺が足をやっちまってロクに戦えなかった。

   ほぼ、この人だけで戦った。

   けがを治すポージョンも切れて。

   ヤバかった、もうだめかと思ってたんだよ。

   はぁ~来てくれてホント助かったぜ!。


は~?相手はワイバーン?。

ウルフ相手でも強そうで嫌なのに。無理。


 あっ。

 俺も初心者用のポージョンですけど持ってます。

 良ければコレも使ってください。


   ああ、有難く使わせてもらうよ。

   ホントにキツカッタよ。

   あー1匹は倒せてると思うんだけどなぁ。


この倒したウルフたち、如何するんだろう?。


   あーこいつらは持って行けねーな。

   皮や骨が金になるけど惜しいぜ。


ん?。


 俺の魔法袋に入れて見ましょうか?。

 入るかもです。


   マジかー。

   かー!兄ちゃん羨ましいぜ!。

   その若さで魔法袋持ちかよ。

   えーと倒したウルフが8匹だぞ。入るかい?。


やってみよう。

ウルフの体に近づいて手を伸ばす。

入れ!。

1体が消えた。


 あと7匹、、入るかな、、。


広場を歩いて全部のウルフを魔法袋へ入れた。


 入りましたね。

 ウルフはロドラまで預かります。


   おーーーー!兄ちゃん。いいぞー。

   最高だ!金になる!。


日が落ちてしまう前に。

倒れてる馬車から荷物をこっちの馬車へ移した。

俺はまた「灯り」を灯しに草原い踏み込んでいく。


 今日は3か所だけで良いかな。

 こっちの広場側に2か所で街道の縁に1か所。

 今日は楽をしよう。

 御者も2人いるし、、冒険者も、、。

 早くやっちゃお~。


 お~~~今夜も十分明るい。

 安全安全。


そして俺は、馬車の近くにテントを立てたよ。


 今夜の晩御飯は、、。

 ジャジャ~ン。

 お好み焼き風と串焼きを1本食べちゃお~。

 あとはコップに水ね。


美味しいのと美味しいの。

あ~さらに幸せ~。


 うまぁ~い。

 最高。




いつも読んでいただき有難うございます。


野芋堀を止めてラビリンスを目指す。

さて今度は、何が出ますか。

魔物。御宝。なに?。


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