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37.5話「クリファナとローラ=バントの出会い」

 涙を流し、泣き崩れるクリファナ。

 

 強き彼女に、この様な一面があったと誰が想像できるだろうか。

 

 それには、きっと過去があったからこその涙であろう。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・

 

 なんの、変哲もない毎日だった。

 

 人があまり来ない秘境。

 ダゼリア森に、住んでいた。

 ダゼリア森は、近くに大きなダゼリア山がありそこには、ダンジョンがあった。

 

 昔。そこには、神殿があったそうだ。

 ダンジョンから来る、魔物の襲撃をたった二人の人が食い止めていたそうだ。

 

 そんな、所に住んでいた住人は忘れていた。

 ダンジョンが、活性化することを・・・。

 

 それは、満月の日だ。

 月が、雷が鳴ったように光ったとき、それが活性化の証だった。

 

 ローラ「あれは・・・。活性化ですかな」

 

 ?「そうだな。ローラ助けに行くか?」

 

 ローラと、話していたのは黒髪でフードを被っている男性だ。


 ローラ「いえ。その必要は――!?」

 

 ?「行った方がいいんじゃないか?」

 

 そう、本来。ダンジョンの活性化は、外に被害が出るほどのものではない。

 だが、ダゼリア山はダンジョンが何十個もある。

 そして、それが一斉に活性化すれば近くにあるダゼリア森は、直ぐに壊滅する。

  

 もちろんそこに、住んでいる人も・・・。

 

 ローラ「そうですね。行って参ります」

 

 ?「ああ。頼むよ。私は、ダンジョンに行ってくる」

 

 --------------------------

 

 住人「きゃあああああ」

 

 住人「ま、魔物だ!に、逃げろ!!!」


 住人「た、助けて」

 

 魔物が、森に住んでいる人を襲っているなか・・。

 

 クリファナ「母さん。母さん!」

 

 クリファナ母「逃げるんだよ。クリファナ」

 

 クリファナ「な、何言ってるの?」

 

 クリファナ母「私が時間を稼ぐから、クリスと一緒に・・・」

 

 クリス「え?母さん?」

 

 そう言って、クリファナの母は、魔物に向かって走って行った。


 クリファナは、走った。

 クリスを連れて、必死に必死に。

 

 どれだけの時間走っただろうか。

 十分以上、全力で。

 

 森は、集落はどうなったのだろうか・・・

 そういう考えが、頭をよぎる。

 

 

 もう、既に集落は消えているのに・・・。

 

 

 「ガウ!!」

 

 突如、熊型の魔獣が現れる。

 だが、襲いに来た、というよりは逃げてきたという感じだった。

 

 ローラ「逃げないで下さいよ。貴方で最後なんですよ」


 そういいながら、近づく。

 クリファナには、誰かは分からない。

 

 突如、炎の球体が茂みから魔獣目掛けて飛んで行く。

 

 「ガウゥゥゥ」

 

 魔獣は、燃えながら焼け死んだ。

 

 クリファナ「え?誰?」

 

 クリファナとクリスは、そこでローラに会った。

 それから、約一ヶ月一緒に暮らしていたのだ。

 

 色々な、話を聞いて親が死んだ。

 集落が、壊滅した。

 魔獣は、全て殺したなど。。

 

 そうして、暮らした思い出が蘇ったのだ・・・・。

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