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31話「何が・・・」

 執事ローラ「カナカリス様。カナカリス様」

 

 カナカリス「え?」

 

 執事ローラの声で、我に返った。


 執事ローラ「大丈夫ですか?」

 

 カナカリス「だ、大丈夫だよ」

 

 執事ローラ「それなら、いいのですが・・」

 

 カナカリス「何かあったのか?」

 

 執事ローラ「ナルキス王国兵が、死んでしまい、住人は助かりました、ただ・・」

 

 カナカリス「まだ、なにか問題があるのか?」

 

 執事ローラ「ええ。王国兵が攻めて来たということは、全面戦争を仕掛けるつもりだと思います」

 

 カナカリス「な。宣戦布告もなにも、していないのに・・・」

 

 執事ローラ「簡単な話ですよ。反乱を止めるのに宣戦布告するんですか?」

 

 カナカリス「え?・・・まさか、反乱軍だと言って攻めて来たのか・・・」

 

 執事ローラ「予想ですが・・・そうかと」

 

 カナカリス「じゃあ。また、攻めて来るということか」


 執事ローラ「はい。ですので、皆で逃げなくてはなりません」

 

 カナカリス「そうだな。逃げるにしても、逃げ先がないんじゃ・・・」

 

 執事ローラ「一つだけあります。私の故郷です」

 

 カナカリス「ローラは、ここで産まれたわけじゃないのか?」

 

 執事ローラ「はい。そして、逃げるにしても、この村の住人の人数は、113名。

 簡単に行けるとは、思えません。荷物は、持ち運び出来ますが人は出来ません。

 そして、今私の故郷、元聖地のグレンフェニスはアスカ公国と戦争中であります」

  

 カナカリス「アスカ公国か。北の方に領土があるんだろ?」

 

 執事ローラ「はい。そして、グレンフェニスがある場所は、最北端の島です」

 

 カナカリス「島か。ん?・・・ローラ、グレンフェニスって国じゃないのか?」

 

 執事ローラ「そうですね、この村に似ていますね。

 アスカ公国に、見捨てられ独立をしたのです。

 アスカ公国も、最近になってグレンフェニスの存在に気付いたようでして

 なんせ、独立を起こしたのが150・・・

 やはり、いいです。それで、どうしますか?行きますか行きませんか?」

 

 カナカリス「行くしか、道はないからな。

 逃げるにしても、目標がいる。隠れるのも難しいだろうしな・・・」

  

 執事ローラ「かしこまりました。ただ、道のりはとても長いですので準備をしてからに・・・」

  

 執事ローラ「誰だ?」

 

 カナカリス(転移か?何処から、誰だ?」

 

 クリファナ「私よ。クリファナ=クリエよ」

 

 執事ローラ「クリファナ殿でしたか・・・要件は?」

 

 クリファナ「要件なんて、一つだけよ。死になさい」

 

 カナカリス「え?な、なに言って・・・ローラ?」

 

 クリファナの言葉を聞いた瞬間に執事ローラが、俺の前に立つ。

 

 執事ローラ「クリファナ殿。それは、どういう事でしょうか?」

 

 クリファナ「そうね。貴方達二人が、死んでくれるなら村の住人を逃がしてあげるわ」

 

 執事ローラ「・・・。噓だな」

 

 クリファナ「あら、面倒くさいわね。スキルかしら?まあいいわ。私は、命令に従うだけ」

 

 カナカリス「ローラ気を付けろ。クリファナは強い」

 

 執事ローラ「存じております。カナカリス様。私から離れないで下さい」

 

 カナカリス「ああ。当たり前だ。お前を信じるよ」

 カナカリス(俺も限界値が少ない。逃げれるとは、到底思えない。

 クリファナは、俺を助けてくれた。なのに、殺すとは思えない。

 何かが、あるはずだ。・・・・・まさか、洗脳?)

 

 こうなったら、SKPをケチっている暇じゃないと、

 あと、一回しか使えない<鑑定>を使った。

 

 SKP「5」から「0」に

 

 カナカリス「鑑定」

 

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