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23話「隠し芸大会」

 先生ルーペルト「皆さんの、歓声が聞こえたので今回はチームで隠し芸披露してもらおうと思います」

 

 内容は、まさかの隠し芸。

 隠し芸?なにも、隠すようなものは・・・

 そう、誰もが思った。

 

 先生ルーペルト「隠し芸!だけじゃ分からないと思うので――」

 

 先生バトラー「私が説明します」

 

 先生ルーペルト「あ、あの?バトラー先生?」 

 

 先生バトラー「なにか?あなたより私の方が上手く教えられますよね?」

 

 あれだ、怖い顔だよ。うん女性のね。

 

 先生ルーペルト「わ、分かりました」

 

 先生バトラー「はい。それでは、隠し芸大会の説明をしますね

 隠し芸と言っても、なにも本当に隠し芸を披露するわけじゃないわ。

 まず、ないでしょうしね。

 でも、皆、なにか忘れてない?

 自分が、持っている不思議な力を――」

 

 セシール「魔法ですか?」

 大きな声で、質問する。

 

 先生バトラー「魔法ではなくて、『スキル』です!」

 

 一同「スキル?」

 ほとんどの人が、疑問を口にした。

 

 先生バトラー「(神託殿しんたくでんの時に、なにか書いてなかったですか?」

 

 一同「ああ。あれか」

 

 カナカリス(あれ、俺だけか?神殿しんたくでんでは、スキルの項目なんて無かった気が・・・。まあ、自分で見れるからいいけど)

 

 先生バトラー「で、流石に今日いま直ぐ。とは出来ないと思うので――」

 

 執事ローラ「カナカリス様。皆さんにお手本を見せてみては?」

 

 カナカリス「え?いや、いいよ。別に。『鑑定』使うとSKPの減りが早いんだ」

 

 執事ローラ「『鑑定』ですか?それは、そのスキルでしょうか?」

 

 カナカリス「ああ。そうだよ」

 カナカリス(そうだよね。他人のスキルなんて知らないの当たり前だよね)

 

 先生ルーペルト「おい。そこ、ちゃんと話聞いとけよ」

 

 カナカリス「はーい」

 カナカリス(女性の笑顔に負けたお前に言われたくないね)

 

 先生バトラー「ということで、カナカリスくん。お手本を」

 

 カナカリス「はい。・・・・・・え?」

 元気よく挨拶をしたのはいいものの・・・

 

 先生バトラー「早く。こちらへ」

 

 カナカリス「あ。はい」

 カナカリス(くそ。ちゃんと話聞いとけば良かった)

 

 広場の、前に向かい先生バトラーに聞く。

 

 カナカリス「なんのスキルを使えばいいですか?」

 カナカリス(あっ。このまま、『僕スキルなんて使えない』とか言っとけば・・)

 

 先生バトラー「あなたが何のスキルを使うか分からないから隠し芸なんですが・・・。魔法が使えるなら魔法でも、いいですよ。

質問は、解決していないのですが」

 

 カナカリス「じゃあ。好きなスキルか、魔法を使うでってことでいいですか?」

 

 先生バトラー「はい。それで大丈夫です」

 

 カナカリス(なにを使おうか・・・)

 カナカリス「鑑定 指定:スキル 魔法」

 とても小さな声で言った。

 

 スキル <鑑定スキルLv18> 詳細を表示

     <転移ポイントLv1> 詳細を表示

     <隠密Lv1> 詳細を表示

 魔法 土魔法初級 地生成 詳細を表示

    水魔法初級 水生成 詳細を表示

 

 カナカリス(これだけか。使えそうなのは<隠密>スキルだが、地味だしな。

 魔法にするか)

 カナカリス「土は大地の元であり

       人を支える存在

       地生成!」

  

 ちょっとだけ、土が「ポコッ」となるはずだが、MAGが高かったため10㎝も盛り上がった。

 

 カナカリス「あれ?こんなに――」

 

 先生バトラー「流石ね。初級魔法でここまでの効果が出るとは」

 

 一同「す、すげえ。すごいな」

 

 という感じで、歓声?には程遠いが、褒められるというのはいいものだ。

 

 執事ローラ「流石です」

 

 そんなこんなで、魔法交流会(?)が終わった。

 家に帰ったあとは、直ぐに寝た。

 起きると、執事ローラから

 今日から、三日、スキルか魔法の練習期間で学園に来るか来ないかは、自由とのことだった。

 勿論俺は、休日を過ごすぜ!

 




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