9話「神託殿(しんたくでん)」
カナカリス「着いた・・・」
カナカリス(ここが、神託殿を行う聖地。ナルキス像がある場所か)
白く巨大な建造物。
周りは、堀のように水が流れておりその全てが聖水だと言う。
カナカリス(綺麗・・・その一言に尽きるな。
水の都と呼ばれるだけはある。
鑑定で調べたが、建造物全てが一級品であり、圧倒的な存在感がある)
父「中に入ったら、静かにしろよ。その後は巫女様が案内してくれるはずだ」
カナカリス「はい」
カナカリス(巫女?が、何か分からなかったがうろ覚えの本では聖女の上の階級らしい。
後から、鑑定で調べてパクれるならパクろう)
そんな事を考えながら、人混みの中に入る。
カナカリス(人が邪魔だな・・・うん?)
巫女「これは、とても珍しい魔法適正と神託ですね」
その一言で、その場にいるほとんどの人が巫女を凝視した。
巫女「この者。アルマーニ=エリアは、
魔法適正 光
神託は、『バルドル』光の神からの神託です」
アルマーニ「えっ。私すごいの――」
アルマーニの声を遮るように一斉に歓声が沸いた。
観客「おおお。凄いな――」
男性1「ほほほ。まさか、光とは――」
観客「バルドルとは、何年ぶりだだろうか?」
などと、いった褒め称える声があがる。
カナカリス「光って、十万人に一人いるってやつか・・・どれどれ。鑑定」
個体名 アルマーニ=エリア
HP100/100
MP109/109
Lv 4
EXP 57
SP 15
SKP 20
限界値 4
種族 人間
称号 <転??>
神託 バルドル
詳細
スキル なし
魔法 なし
魔法適正 光属性魔法 詳細を表示
STR 5
ATK 6
MAG 67
VIT 3
DEF 4
AGI 5
カナカリス(おお。確かに凄いけど、これなら俺でも大丈夫そうだな。
てか、称号 <転??>って『??』あるんだけど、<鑑定スキルLv18>でも見れないなんてまじか。
パクれるのは・・・なしか)
父「カナカリス。行っておいで」」
カナカリス「はい、頑張ります父様」
巫女「あなたは?」
父に問いかけてきたのは、白髪で黄色の目をした美しい巫女。衣服は黒と白を基調とした和服のようなものを着ていた。
父「カンダリス=ソースです。こちらが私の――」
巫女「この子が、賢者様のお子さんですか」
父「ええ。カナカリスと――」
巫女「カナカリスね」
カナカリス「あ、あの」
カナカリス(どういう状況?親と巫女は顔見知りか?)
巫女「カナカリスくん。こちらへ」
カナカリス「は、はい」
巫女「この、水晶に手を触れて」
カナカリス(やはり、水晶で調べるのか)
台に置かれた水晶を触れ、ステータスをだす。
巫女「・・・・これは」
カナカリス「どうかしましたか?」
カナカリス(もしかして・・・)
不安になり冷や汗をかき『無能』と言われるか・・・と身構えていたら
巫女が『ごめんね』と言った気がした。
巫女「この者カナカリス=ソースは、
魔法適正 無属性
神託は、『タナトス』です」
観客「無能か――」
男性2「無能など要らないと言うのに――」
観客「タナトス?聞いたことがないな」
女性1「賢者様から、このような、子が生まれるなんて」
愚痴というか、罵倒が浴びせられる。
覚悟をしていたとしても、この人数から言われると・・・と疲れながらガックリする
カナカリス「ですよね」
巫女「次の者!」
カナカリスを庇うかのように、直ぐに次の者を呼んだ。
さっきまでの優しい、表情とは裏腹に真剣な表情にになっていた。
父「カナカリス。帰ろう」
カナカリス「で、でも」
父「安心しろ」
カナカリス「『安心しろ』ってどういう――」
父「点と点を繋ぎ
魂も、身体も
全ては
移動のために
転移!!」
光ったと思った瞬間。
既に見慣れた部屋にいた。
そして、父もいなくなっていた。
母は、転移で今日の朝にアダルス森に向かっており部屋には誰も居なかった。
アダルス森は、ナキルス王国と魔法国家と呼ばれるアスカ公国の間にある魔獣の森である。
カナカリス「父様、母様」
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