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本土





異西巨森林に町が出来てすぐに向かわせた全権大使の吉田からの報告書を読んだ佐藤は思わず大きなため息を吐いた。



「何でよりにもよって突然変異種なのさぁ~」


「まあ、気持ちは分かりますが食人種じゃないだけマシじゃないですか」


「いっそのこと食人種の方が何も考えずに殺せる」


「そんなこと言わないで下さい。食人種が居るなんて知ったら日本中パニックに陥りますよ」


「まぁね」



そう答えつつも佐藤は、深い深いため息を吐く。



「知的生物が居たのは幸いですが、今のところ魔族がいるとしか分からないのもキツいですね」


「まあ、まだ1ヶ月だから仕方がないさ」


「そうですね。外にばかり目も向けていられないですし」


「国内の問題解決が最優先だな」



とはいえ、数十年前に地方自治が強くなり、国政は地方自治のバランサーや外交、自衛など仕事は格段と減っており、海外と取引をしていた企業は大打撃を受けたものの、金融などの非生産業はAIに多くがなっていたため、「数十年前に起きるよりマシ」を合言葉に、国家公務員、地方公務員は働いていた。






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