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作家の条件  作者: oga
8/15

烏野サイド 4

 今日も日課の小説の更新状況をチェックする。

18話目の投稿を確認。

順調だ。

僕は、狐火に連絡を取って、ナツメ君の様子を聞くことにした。

携帯で電話をかける。

しばらくコールした後、狐火が出た。


「様子はどうだ?」


「……少し気になることがあった。 もしかしたら、俺は刺されるかも知れねぇ」


 何……?


「刺される?」


「あの部屋には監視カメラが仕掛けてあんだろ? それを見てたら、ナツメが隣の住人に助けを求めてたんだ。 そんで、しばらくしてあいつが郵便受けから何を持ち出したと思う? 包丁だ」


 包丁だって!?


「まさか、ナツメ君がお前を刺すなんてことは……」


「どうだろうな。 追い詰められたら何をするかなんて分からねぇぜ。 お前が続行というなら俺は付き合うが、どうする?」


 ……大丈夫だ。

小説の主人公は作者の分身だ。

ナツメ君の書く主人公は、どんなに非力でも苦難を乗り越える。

絶対に、大丈夫だ。

 その時、テーブルに置かれいたコップが、ピシリ、と音を立てた。


「何だ……」


 パアン! とコップが縦に割れた。


「……!?」


 これは、何かの予兆か?

嫌な予感がした。

だが、今日はラジオの公開日だ。

今更辞めるなんて選択肢は、ない。




交互にしたらめちゃくちゃ面倒くさい笑

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