第12話:ネクストフォレストのカナタ1
完全にアレクが酔いつぶれてしまった為、次の日の昼まで起きてこなかった。
今日は私の勝ちね!
「あら、こんな時間までお寝坊さんだなんて、依頼達成して気が緩んでるんじゃない?」
「すまん!」
いつもと完全に立場が逆になった私が、左手の甲を口のそばに当ててオホホホと笑いながら軽く睨み付けるとアレクが素直に頭を下げる。
「自分だって、僕とカナタが起きてから2時間後に来たくせに」
うるさいですわよ、カバチさん!
それまでに何人が遅くなろうとも、最後に来た方が一番の悪です事よ!
オホホホ!
心の中で貴族令嬢になりきって、アレクを責めていたらカナタが大きく溜息を吐く。
「大丈夫かアレク? 酒は抜けてるのか?」
「いや、まだ頭が痛い……というか、俺昨日どうやって戻ったんだっけ?」
その言葉に私とカバチが途端に無言になる。
言えない……カナタがまた何も無いところから出した靴を履かせたら、白目を剥いたアレクがかなり気持ち悪い歩き方で宿に戻ったなんて言えない。
その後ろ姿を見ながら、やっぱり意識が無い方が動きがスムーズだなってカナタが呟いてたけど、あれのどこをどうみたらスムーズに見えるのだろうか?
時折膝がカクッと折れて、後頭部から地面に落ちたかと思うとそのまま頭と背中をガリガリ言わせながら歩いていた。
カナタとカバチが慌てて起こして、背中を支えていたけど頭が痛いのはきっとお酒のせいだけじゃないわよ?
そしてカナタが介助は必要だが、これは医療施設ではかなり有効だな。
それに重症の仲間を連れて帰る時にも使えそうだ。
などと言っていたけど、重症の仲間を歩かせるなよ!
「ほれっ! 二日酔いに効く薬だぞ」
そう言って、カナタが緑色の液体を差し出す。
それって、昨日アレクとジェネラルを治してた薬だよね?
万能薬?
っていうか、そんな効果の高い薬をたかが二日酔いに使うなんて、こいつやっぱりF級じゃないんじゃないかな?
帰ったら何がなんでもギルドカードを見せて貰わないと。
――――――
「お主らには、世話になった。まさか、敗れた我らにとってここまで状況が好転するとはな」
「いえいえジェネラルさん。わしらにとっても渡りに船でしたよ。このところの獣の活発な動きには少なからず警戒しておりましたから」
「ああ、いざとなったら店を休んで防衛に参加しようと思っておったからな」
「皆さんにとって、良い話になったみたいですね」
村を出ようと思って村長の家に行ったら、親父さんとジェネラルさんも居た。
どうやら、契約の細かい内容や情報交換をしていたらしい。
村長さんの話では、ジェネラルさんの知性は本当に高いらしく、あとは教養さえ積めば人間の貴族会に出しても恥ずかしくないレベルらしい。
足りないのは知識だけで礼節も弁えているらしく、下手な貴族よりよほど領主としての才があると褒めていた。
ジェネラルさんもまんざらでは無いといった表情を浮かべており、キングになることが出来た暁にはこの村を拠点とし、村長さんを大臣に任命すると新たな血判書まで交わしていたみたい。
気を付けてジェネラルさん! その村長さん意外と腹黒そうだから。
流石にゴブリンキングともなると、国も領地とそれなりの立場を与えて引き込むだろうという読みらしい。
まだ、キングにもなっていないのに、夢が大きくていいわね。
ゴブリンがホブゴブリンに種族進化を遂げれば、若い男女が少ないこの村でも嫁ぎ先の選択肢が増えるしね。
と思ったら、何故か一晩で約半数のゴブリンがホブゴブリンに進化していた。
人間に感謝の気持ちを抱いて歩み寄ったら、自分に付き従って村まで来た者達が人間に近しい種族になったとジェネラルさんは笑っていたが、そんな彼自身もホブゴブリンジェネラルになってるし。
割と爽やかな、笑顔の似合う初老の紳士っぽいゴブリンだった。
ただ、体つきは普通の人より一回り大きくて、引き締まった体をしていたけど。
筋肉ダルマから、スリムなマッチョにボリュームダウンしたっぽいけど、凄く好印象だよ!
周囲のマダムが熱い視線を送ってるし。
そして、そのホブゴブリンが担ぐ籠と、ジェネラルの引く人力車で私達はネクストフォレストの町まで帰って来た。
ちょっとカナタ代わりなさいよ!
昨日のカナタの説明が良く分かった
キラキラとした汗を流しながら、時折後ろが大丈夫かなと気遣って振り返る40代のイケメン紳士。
振り返った時に、パッと散る汗が光を反射してキラキラと輝いている。
そして、何事も無いと分かると優しそうな笑みで目を細めて前を向く。
前を向いたら、キュッと口を結んで引き締まった真面目な顔で人力車を引き始める。
なんて素晴らしい乗り物なんだ人力車!
そんな真面目系気遣い紳士の逞しい背中を眺めて森を移動出来るなんて、羨ましい!
なんてことを思っていたら、日が暮れる前に町まで着いた。
かなり、身体能力が上がっているらしい。
ちょっと離れたところで、ゴブリンさん達に別れを告げると町に向かって歩き始める。
枷が無くなった彼らの移動速度は目を見張るものがあり、一瞬で背中が小さくなる。
これ、裏切られたら一晩で村が滅びるわ。
「大丈夫だよ。種族としての格が上がれば上がる程、契約書の効果は絶対だからね」
信じてるよ、カナタさん。
――――――
街に着いた私達は早速ギルドに依頼達成の報告に向かう。
取りあえず、今はお依頼達成のお祝いをするためのお金が欲しい。
冒険者ギルドに入ると、いつもはわいわいがやがやと騒がしいギルドが微妙に静かだ。
完全にシーンとしているという訳じゃない。
一部盛り上がっている人たちも居る。
そっちに目をやる……
うわぁ……
ふと、前を歩いていたアレクも足を止めたから、彼等の存在に気付いたのだろう。
「どうする? 報告は明日にする?」
「そうね……」
集団に目を向けて溜息を吐く。
そこに居たのは、このギルド最大の勢力を持つクラン『ノブレス・オブリージュ』だった。
もっとも自由気ままな冒険者たちにクランなんてものは殆ど成立せず、そんなに多くないうえに臨時の際の共同体といった体だが彼等は別だ。
ノブレス・オブリージュのリーダーは、A級冒険者パーティの牙龍のジョシュア様。
彼は実は、この国の4大公爵の1人サミュエル・エリクソン様の次男坊らしく金と立場に物を言わせた装備とパワーレベリングでA級まで上り詰めた。
実力をお金で買ったと言われているが、それでもレベルと装備で本当にA級としての腕があるから性質が悪い。
そしてその取り巻きのパーティも貴族由来のものや、商人由来の者達ばかりだ。
たしかに、冒険者には無い華やかさと、礼儀正しさを持ってはいるが……人としては凄く面倒くさい人達だ。
いや、確かにリーダーのジョシュア様はノブレス・オブリージュに相応しい振る舞いを行っているが、彼の高尚なクランの意義は末端の者までには行き届いていない。
事実、牙龍は貴族や、商人の依頼を率先として受けている。
貴族やいわゆる大店や、豪商と呼ばれる人間は冒険者を見下しており、便利な道具としか見ていない。
それ故に度々、依頼達成後にもめ事が起こる。
もちろん、そんなのは木っ端貴族にありがちなもので、権力が大きくなれば大きくなるほど依頼人と受注者としての立場は守ってくれる。
まあ、大きすぎるとたまに黒い依頼をやらされた後、闇に……この話はやめておこう。
そして、一番の問題なのは彼らの取り巻きの多くがその木っ端貴族や、半端な商人の子息令嬢ばかりなのだ。
彼らの受ける依頼はクランとして受注したものを振り分けているため、ある程度華があるものが多い。
そして、熟練のパーティと初心者パーティで共闘してパワーレベリングもしているから、進級も成長も早い。
たしかにギルドとしては良い事なのだが、問題は彼らの心構えなんだよねえ……
ほら……普通の冒険者たちがお通夜みたいになってる。
存在感消しまくりで、小さくなってクエストボードを遠巻きに見ている。
とはいえ常に依頼を受け、それ以外はやれパーティや、何々会だと忙しい彼等だ。
普段ならクランに所属しているパーティのうち、1組でも見られたら良い方なのに何故か今日に限って勢揃い。
これはさっさと退散せねば。
「どうしたの? 報告に行かないのか?」
ですよねー……
余所者のカナタが知る由もなく、アレクに問いかけている。
「いや、今日は日が悪いみたいだ……」
そんなカナタの言葉に対して、アレクが青い顔で応える。
ジョシュアさんが居るから、他のパーティも大人しくしているけど……
いま丁度ジョシュアさんが、ギルドの受付と話をしている。
その横で受付に行くとか、絶対何か言われる……取り巻きに。
「ああ、あの集団か? なんなのあいつら?」
ちょっ! 声が大きい!
「いや、彼等はこのギルドで最も勢力をほこるクランで、その貢献度も他の冒険者と比べるべくもない素晴らしい人達だよ。そんな彼等が集まってるんだ。何か重要な事でもあるんじゃないかな?」
「ふうん。まあ、俺らには関係無いしとっとと報告を済ませないと。今回はイレギュラーもあったし」
「え? いや、彼等の邪魔になったら……」
「ただの報告が邪魔になんてなるわけないじゃん」
あっ! カナタ!
カナタがアレクの手を引っ張って受付に向かって歩き始めるのを、他の冒険者たちもギョッとした様子で見る。
しかしカナタは気付かないのか、そのまま嫌がるアレクを強引に……あれ、気付いてるよね?
なんか、いつもの爽やかな笑顔なのにどこか黒い。
「貴方達?」
その時、カナタとアレクの前に一人の真っ白なローブに身を包んだ少女が立ちはだかる。
ああ、確かまだクランに入って日が浅いパーティだ。
なんて名前だったっけ?
「ん? 何?」
「もしかしてと思うけど、受付に向かってたりなんてしないですよね?」
「そうだけど、何か?」
「まっ!」
カナタの答えに、少女が目を見開く。
「貴方みたいな粗野な冒険者……粗野? あら、意外と良いお召し物を着てらっしゃいますわね」
キッと睨み付けるようにアレクを見て、カナタを見た少女が止まる。
ですよね……
どう見ても冒険者とは縁遠い貴族っぽい恰好ですもんね。
でも、そのカナタさんは昨日森で、ゴブリンの巣に殴り込みに行った生粋の冒険者ですよ。
「それは有難うございます」
「いえ、それよりもジョシュア様の横に並ぼうなんて思ってませんよね?
そうなのだ……
こいつらの中で、ジョシュア様の横に並んで立てるのは同じパーティの牙龍のメンバー、もしくはクラン所属のパーティのリーダーのみというルールがあるらしく、それをこのギルド内の暗黙のルールとしてしまっているのだ。
他にも、ノブレス・オブリージュに対してはいくつかの守らなければならないルールがある。
このルールを除外されるのはジョシュアと同じA級冒険者以上のみだ。
いっその事ギルドも黙認しているのなら、ジョシュア専用受付を少し奥に引っ込めてくれたら、他の受付が使えるのに。
「横に並ぶ? いや、普通に受付に依頼達成の報告に行くだけだけど? なあ?」
「いや、別に報告は明日でも「良くないだろう……今回はイレギュラーが発生してるわけだし、内容的にもすぐに伝えないと」
アレクがまたにしようと提案しかけるが、怪訝そうな顔をしたカナタにすぐに遮られる。
「それは、このギルドのルールを破ってでもですか?」
「ルール?」
少女の言葉にカナタが首を傾げる。
「このギルド内に置いて、最高の冒険者ジョシュア様の横と前に立ってはいけない。例えそれが受付であろうとも横に並び立つのはルール違反だということですわよ!」
「なんだそれ? アホらし」
ちょっ! カナタ!
カナタは怪訝そうな顔をしたあと、少女を無視するようにアレクを引っ張って行こうとする。
流石に騒ぎに気付いて様子を見ていた他のクランのメンバーも立ちはだかってくる。
「なんだよ、お前ら? 邪魔だから、どいてくれない?」
正直、目の前の少女以外はD級以上の冒険者ばかりだというのに、全く物怖じした様子も無く言い放つカナタにアレクが真っ青を通り越して白くなっている。
やめて! 貴方だけならともかく、私たちまでここに居られなくなるじゃん!
それに、他の冒険者たちももはや信じられないと言った様子で注目してるし。
目立ち過ぎだから!
「おい! お前、冒険者カード見せてみろ! もしやと思うがA級以上では無いか?」
「あっ? F級だよ! ほらっ!」
カナタが声を掛けてきた青い甲冑に身を包んだファイター風の青年に、自分のカードを投げて渡す。
「なっ! 野蛮な奴め! ……なんだこれは?」
カナタのカードを受け取った青年が中身を見て首を傾げている。
「F級なのは分かったが、ステータスとスキルがおかしくないかお前? いや、補正値か……だとしたら大した数字じゃ……でも、レベルまで変動するステータスとか聞いた事が……」
「もう良いだろ? じゃあな」
「えっ? カード……あれっ? 無い」
どうやったのか知らないが、カードはいつの間にかカナタの手元にあり、カナタは青年を押しのけてアレクを連れて受付の方に向かって行く。
「おいっ! いま俺を押したな?」
「ああもう面倒くさい! なんなんだお前ら!」
肩を小突かれた青年がカナタを睨み付けている。
もうこうなっては仕方ない。
アレク、貴方はとっても良い人だったよ……
でも、これからはカバチと二人で頑張るから。
私は他人のフリを決め込む事にした。
カバチにも、耳打ちして二人に話しかけないようしっかりと注意する。
「ノブレス・オブリージュを知らないのか?」
「ああ? 貴族の義務だろ? んなもん誰でも知ってるだろ。いきなりカードを見せろとかって言う礼儀知らずからそんな言葉が出て来た事の方が驚きだわ」
「なっ!」
カナタの言葉に青年が顔を真っ赤にして、腰の剣に手をかける。
あっ! それはマズい!
そう思って思わず止めに入るか迷っているうちに、周囲からどよめきが起こる。
カナタが右手で青年の剣の柄を押さえて、左手で抜き手を喉元に突きつけていた。
「いま、抜こうとしただろ? ギルドでの抜刀はご法度じゃないのか?」
「くっ! 放せ!」
ていうか、カナタって戦えないんじゃ……今の動き全然見えなかったんだけど?
青年は手に掛けた剣が全然抜けないのか、さらに顔を赤くしている。
「F級冒険者の分際で! その手を放しなさい下郎が!」
直後少女が掌からファイアーボールを放つ。
完全にアウトだろ!
周囲からとうとう、おいっ! とか、マジか! って声が漏れる。
ノブレス・オブリージュのメンバーだけは全員が冷めた目で成り行きを見守っていたが、彼等の目も驚愕に大きく開かれる事になる。
カナタに向かって放たれた火球が、カナタにぶつかる寸前で消失したからだ。
「おいっ! いまのは完全にアウトだろっ! なんでギルド内で抜刀する奴や魔法を放つやつを放置してんだここのギルドは!」
そして、やけに通る大声でカナタが叫ぶ。
そこに慌てて駆け付けてくるギルド職員。
「貴方は何をしてるのですか?」
「はっ? 注意する相手が違うんじゃないか?」
そして第一声でカナタを非難したギルド職員に対して睨み付けるカナタ。
こいつってこんな表情も出来たんだ。
あっ……とうとう、アレクが白目を剥いた。
あまりのストレスとプレッシャーに意識が飛んだか?
「彼等はこのギルドで最も実績のあるクランですよ?」
「でっ?」
ギルド職員の言葉に対して他のメンバーはニヤニヤとしていたが、カナタが冷たい声色で返す。
「彼らに因縁を付けるようなら、うちのギルドには「エストの村のゴブリン退治の依頼を受けたのだが、標的はジェネラルに進化していた」
「はっ?」
ギルド職員の言葉に、被せるようにカナタが報告する。
その内容に周囲の冒険者と、ノブレス・オブリージュのメンバーに動揺が走る。
「早急に報告が必要な事案じゃないのか?」
「えっと……その……」
「嘘よ! そんな出鱈目で、誤魔化そうとしたって「お前はいい加減黙れ!」
なおも噛み付こうとした少女に指を突きつけると、少女が口を押えてモゴモゴとさせている。
「魔力を感知しました、ギルド内での魔法の使用を「ああ、さっきそいつがファイアー・ボールを放ったからな?」
「いえ、貴方からしか「お前ら、本当にいい加減にしとけよ?」
ギルド職員の言葉を遮って、カナタが底冷えのするような声で威圧する。
思わずギルド職員の表情も青くなっている。
こいつこえーよ!
「なんの騒ぎだ!」
「うるさいぞお前ら!」
その時別々の方向から、怒号が響き渡る。
一方は受付に居たジョシュア様、もう一方はギルドの奥から出て来た壮年の男性からだ。
ああ、ギルドマスターか……久しぶりに見たけど相変わらず剥げてますね。
「この者が、ギルド内で魔法を使いそこにいらっしゃるノブレス・オブリージュのメンバーに攻撃を加えました!」
カナタの目が二人に向いた瞬間に、職員が大声で叫ぶ。
その声に対して、カナタが本気で睨みつけた瞬間に職員も白目を剥いて泡を吹いて倒れた。
「本当ですか?」
「なんだとっ?」
ジョシュア様が慌てて少女に駆け寄る。
ギルドマスターは目を吊り上げカナタに駆け寄る。
「お前がこの群れの頭か? もう少ししっかりと教育しとけよ、それとあんたが責任者か? ここは一部の冒険者とギルド職員の癒着を看過してるみたいだけど、その辺の説明を求める」
なんでこの二人に睨まれて平気なのあんたは……
ジョシュア様とマスターを交互に睨み付けて言い放つカナタに、私まで白目を剥きたい気分だわ。
「取りあえず事の経緯を聞きたい、申し訳ないが話を聞かせてくれないか? ええっと……」
「カナタだ」
「カナタ殿、それからマスターとミザリーも一緒に来てもらえるよね?」
「……」
「ああ、すまん。あまりに五月蠅かったから【沈黙】をかけた。場所を変えたら解除する」
「えっ?」
カナタの言葉にジョシュア様が驚いた表情を浮かべる。
「あれー? 一応魔法職には沈黙耐性の指輪を与えてたはずなんですけど……」
ジョシュア様が首を捻って呟くように漏らした言葉は聞かなかった事にしよう。
それとマスターが何か言うより先に、ジョシュア様がまとめてしまったので口をモゴモゴさせながら恭順の意を表していた。
大丈夫かな?
そのハゲってストレスじゃないよね?
そして別室にカナタが連れていかれた、アレクと一緒に。
うんうん、骨は拾ってあげるよアレク。
カナタ? ああ、あいつはもうどうでも良いや。
「あっ、あとそこにいるアリスと、カバチもメンバーだから連れて行って良い?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「げっ!」
カナタが笑顔でジョシュアさんに問いかけると、ジョシュアさんも誰かと違う本物の爽やかな笑顔で応えてた。
くそー! カナタの奴、絶対にわざと絡みに行ったよね?
だって、今のあんたの笑顔めっちゃ黒いよ?
うぎゃー! カナタのギルド職員説も完全に消えたいま北風絶対絶命です……
メインの方もネタは出来てるのですが、こっちの方が先にネタが上がったのでこちらを先に更新します。
メインは明日か明後日には更新致しますm(__)m
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