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厨二病勇者で何が悪い!  作者: 由貴ヒロ
第二章 狂い始めた歯車
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人魚と水

足が勝手に進んでいく。これもウンディーネの力なのだろうか。自分の体が自分のものでは無いようで、とても気持ちが悪い。


『ウンディーネ、足が勝手に動くんだけど……』


『ああ、乗っ取ってみたんだ』


なんか恐ろしい事をさらっと言いました…?

まぁ、この際どうでも良い。割り切ってスルーしなければこの世界を生き抜くことは出来ないだろう。


『ほんとに大丈夫なのか?』


連れてこられた(?)場所は初めに私が目覚めた時、横にあった湖とよく似たものだった。


『ここは?』


『ここは人魚の住む入江だよ』


『で?あれって』


『それは……』


ウンディーネが言いかけた時だった。


「あら?人間なんて久しぶりじゃないの!どうしてこの場所がわかったのかしら?」


「うふふふ、姉様ったら興奮し過ぎですわ。人間が驚いていますし」


「あらやだ、私ったらほんとに」


何やらガヤガヤと騒がしい声が聞こえる。


『来たね、人魚だよ』


「こんにちは、人間さん。私はこの人魚達の姉のような者よ。今日はどんなご要件かしら?」


青い目をした癖っ毛の人魚が声を掛けてくる。私が話すより前にウンディーネが話し始めた。


「相変わらずだね、ルーナ」


「その声……ウンディーネね!どうしたの?その姿」


「色々あってこの子に宿ってるよ」


「ふぅん……死んだのかと思っていたわ。人間の姿も維持出来ないなんて私達としては死んだも同然だけど」


「そういう所は昔から大嫌いだよ」


険悪なムードが流れ始める。身体の中でウンディーネがイラついているのが分かった。

今回は少し長めの投稿です。お正月も終わり、2017年が本格的に開始しましたね。

そして、受験シーズン到来です。

受験生の方、頑張って下さい!

私も頑張っていきます。では、2017年もよろしくお願い致します!!

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