表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
厨二病勇者で何が悪い!  作者: 由貴ヒロ
第1章 始まりの街
2/26

厨二病ですか?──YES。

 目を開けるとそこは大きな木の下だった。横には湖があり、水面がキラキラと輝いている。


 立ち上がろうとしても上手く身体が上がらない。思いっきり足に力を入れる。すると、少しずつ上に上がり始め、ついにはがシャンという鉄が当たる音と同時に立ち上がった。


 ここは何処だろう。確か私は同級生に屋上から落とされ、死んだ筈だ。なのに今私は地面を踏みしめている。しかも見た事の無い土地だ。近くに人がいそうもない。


 仕方なく、横の湖で自分の姿を確認する事にした。先ず目に飛び込んで来たのは目の色だった。右は青、左は赤といった具合だ。髪の色は真っ黒で、死ぬ前より少し伸びている。目の色が変わったくらいで顔が特に変わった訳でも無い。軽く大人びた印象になっているくらいだろう。


 服は黒を基調としたハイネックのロングコートを羽織り、太股くらいまでの黒のプリーツスカートを履いている。少し地味な気もしたが、かっこいいのでOKだろう。そして、一番気になっているのが先からする右手の痛みである。1度死んだというのに痛みはあるのか。何はともあれ腕の鈍い痛みの原因を知る必要がある。恐る恐るコートの袖をめくるとそこには見た事の無い様な紋章があった。それ以外に目立った物が無いのできっとこれのせいだろう。


──これがアニメでよくある「右手が疼く(うずく)」という奴か!後で包帯でも巻いておこう。そう思いコートの袖を下ろした。

ちょっと短めです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ