影で動く者 02
『凪、もういい?』
そろそろ魔力の限界だったのだろう。私の身体にも疲れがどっと流れ込んでくる
『ああ』
そう言うと目がこの前より透き通って良く見える。眼帯を着けているというのに布を通り越して周りが見えるのだ。
『布付いてる?』
『ふふ、馬鹿だな凪は。付いてなかったら眼帯じゃないだろう?』
『まぁ、そうだけど。』
『みえるんでしょ?当たり前だよ。それは僕の目だからね。』
『えっ、どういうことだ?』
『龍の目は初めから殆ど見えて無いんだよ。だから知らず知らずのうちに僕の目を使ってたってことさ。』
知らなかった。つまり、片目が無くともウンディーネがいれば見えるということか。これは結構便利だな。そんな事を考えている時だった。腕に鈍い痛みが走る。まるで焼ける様に熱い。
『ウンディーネ!ウンディーネ!』
気づいた時にはもう遅く、ウンディーネの反応がなかった。その上、頭がクラクラして世界が歪んでいく。
──私の青の目が自分の意思とは別に光る。
観察眼のおかげではっきりと分かった。全身が黒い男が近づいて来る。怖いのに言葉が出ない。また死ぬのかな。そこで私の意識も途絶えてしまった。
もうそろそろ凪の戦闘シーンも書いてみたいです。なんやかんやでいつも書けていません(⌒-⌒; )これからもよろしくお願いしますm(__)m




