ポンコツの日常
更新遅れてすいません。待たせてしまってすいませ…
待っている人いましたか?
いやいるはずだ!
「あの・・・会長、この資料の確認いいですか?」
「うん?ああ今確認するよ。」
相変わらず、みなたんは可愛いなー。この殺伐とした生徒会での唯一の救いだよ。いや、皆見た目はすごく良いから、殺伐とは見えないのだけどね。
敢えて例えるとしたならば、遠くからライオンの群れを見ていたら突然群れの中に投げ込まれた感じだな。楽しみが一気に恐怖へ変わった瞬間だな、
意味わからん
「か、会長?」
おっと考えすぎていたようだ。資料をササーと確認してと。
「これで大丈夫だよ。」
見た?この仕事出来る感じ。決してメンドサ臭いと言うわけではない。
ただ部下を信頼していのだ。大体この子の提出した資料が間違っているわけがない。
「す、すごいです!私が20分も掛けた資料を1分足らずで確認するなんて!」
まるで皮肉を言われているようだが、全くそんな感じはしない。本心で俺に感心しているようだ。
「へぇーすごいわねぇ。まさか水無月さんよりか早いなんて」
まるで皮肉を言われているようだが。これも違うはずだ。そうだと信じたい。
「まさか中学高校統一模試でトップの成績を収めて、学力で生徒会の会計に選ばれた水無月さんより早いだなんてー」
「ああ、ありがとう」
「皮肉で言ってんのよ!」
世の中の大半のできごとは勘違いで始まる。恋愛や趣味なども結局は勘違いから始まる。他人がかっこいいと言ったら、自分もまずかっこいいから始まる。
本当は自分の好みではなく、そこまでかっこいいと思っていないかもしれない、のに他人の意見でコロっと変わってしまう。
趣味なんかもそうだ。本当に最初から自分で見つける趣味なんてものはない。
CMでやっていた、友達がやっていた、などから興味を持ち、趣味となる。
恋愛なんかは言うまでもない。
しかし、最後まで自分の趣味だと、恋だと思い込んだら、それは勘違いではなくなる。
結局どういうことかと言うと、自分が最後まで思い込んだらそれは現実ということだ。だからこれは皮肉ではない。ツンデレなのだ。
「大丈夫。分かっているから」
「え、いや絶対分かっていないでしょ、勘違いしているよ?」
勘違いではないこれは現実だ。
「どうでもいいけど、もう一回確認したら?」
「いや、水無月が間違えるはずないだろう。」
「それは、そうだけど。」
「そ、そんな事ないですよ」
あわあわしながら小声でそんなことを言う。ああもーかわいいなー
「模試の成績なんて誰でも取れますし。」
これも馬鹿にしているわけではないはずだ。そう思い込むのだ!
「それはそうと、他の二人はどしたんだ?」
「引き継ぎに関する資料を取りに行ってもらったわ。本当は会長であるアナタが指示するところなのよ。」
「いつも西条さんには助かっていますよ。」
「やっぱり彩音先輩はすごいです!副会長なのに会長仕事までやっているなんて!」
ねぇホントに貶してないよね?ここまで言ったらドジじゃ済まないと思うよ?
「ふふん♪そう言う事だから今日は三人で仕事しましょ。」
誰かが上機嫌になる時って誰かしら絶対不機嫌だよね。改めて世界の理を身を持って感じてしまった。
不機嫌になりながらも与えられた仕事(二人の三分の一くらい)に取り掛かる
何で俺なんかが会長なんだろう。
初投稿なのでご指摘等お待ちしています!
なんでもかまいません!