悪夢の始まり
一話の長さってこのくらいがいいのかな?もう少し長いほうがいいのかな?
教えてくださると、助かります。
この学園において生徒会役員というのは相当の権力を有している。教師に逆らうことだって可能である。しかし、そう簡単にはなる事は出来ない。
この全校生徒2万人中から5人しか選ばれないのだ。本当に政治家レベル。まず一般の生徒からしたら、
「へぇ○○が生徒会長になったのかーこれで少し運動部の待遇がよくなってくれるといいんだけど」
て、感じの距離感である。
まぁ生徒会役員になったらなったで学園の中でもかなり重要な仕事をさせられるらしい
[大いなる力には、大いなる責任が伴う]
ってやつだ。いい加減、金曜ロードショウで1だけやりすぎだよ。たいして好きでもないけど、セリフ覚えたよ。3が見たいんだよ。
あの黒いスーツってかっこ良いよね。
「かったりー」
「だよなー」
「いちいち集まんなくても放送でいいのにね。」
「学園集会だから2万人も来るんだぜ」
「ちょっとしたライブだよねー」
皆それぞれ不満を口にする。
不満ていうのは、口に出すと不幸になるんだぜ。だから不満を話す相手がいない俺はかなり幸せなはずだ。
「来栖、なーに辛気臭い顔してんだよ。昨日のアニメの出来でも悪かったのか、それとも好きな声優が結婚でもしたか。」
「・・・・・」
「く、来栖?」
「あぁ悪い、ちょっと考え事してたよ」
急に話しかけないでもらいたい、慣れていないので反応しづらいのだ。
「まぁ、いつものことだな。それよりも何でわざわざ生徒会役員の発表に
こんな大規模なことするんだろうな?あんまり俺たちには関係のないことなのにな。」
「そうだな、権力を見せびらかしたいんじゃないかな。それと今年はこんな天才たちが生徒会役員になりましたーって自慢したいんだろう。瀬原田だって結構楽しみにしてたじゃないか。」
「まぁーな。」
そう生徒会役員と一般生徒はあまりにも離れている。俺たちが努力したところで届く存在ではないのだ。
某生徒会役員のイケメン君だって、あんなにも努力をして美少女たちの中に入っていったのだ。中太ヲタク(平打ほどではない)の俺には確かに関係のない話だ。
「でも今回は結構気になっているんだがな。」
「ほぉ珍しいな、なんか理由でもあんのか?」
「ん?知らなかったのか実はな」
「おーいそろそろ式が始まるぞ急げー」
「やべっ」
「急ぐぞ」
でも一限目がなくなるのなら[生徒会の引き継ぎ式]くらいは快く参加してやるか。
雑音が響き渡る体育館。2万人もの人数が入る時点で体育館と言っていいのだろうかと思うほどの規模である。むしろ東京ドームと言っても過言ではない。
てかいつも思うけど何かの例えに東京ドーム何個分とかって例え分かりづらくないか?誰も正確な東京ドームの大きさは分かってないだろ。
ちなみにこの私立桜海学園の敷地面積は東京ドーム20個分位らしい。分かりづらい例えでごめんね。
「しかし、この学校の規模はやばいよなー。入学してからもう十ヶ月ほどたつのに未だにまだ学校内でまようぜ。」
「まぁ、生徒数が多いから敷地もそれ相応に必要なんだろ」
最低でも2万人入るだけの教室の数が無ければいけない。
「生徒数って言うと、このこの学校の入試制度は少し特殊だよな。筆記なしの面接だけだろ。だから俺なんかが入れたんだけどな。」
「あぁ」
「そこはそんなことないよっていう所じゃないの?ねぇ否定するところでしょここは!」
この学校は設備が充実しているので倍率はかなり高い。なぜか就職率も高い。しかし、入試には筆記がなく、面接もこれといった基準がない本当に
不思議な学校だ。
「お、初等部も来てるぜ。やっぱり小さい子は可愛いーな」
「うわ、ロリコンか」
「ちげーよ!親が子どもを見る目線で可愛いなと思ったんだよ!すぐロリコンだと思うやつほど本当はロリコンなんじゃないのか?」
うむ。確かに俺はロリコンかもしれないがそれは二次元に限るのだ。三次元に持ち込んだら犯罪である。
「だいたいなお前はいつも‥」
「おい、始まるみたいだぞ。黙れ」
「ひでぇ!」
こうして、俺のトラウマとなった式が始まったのだ。
昼休みに投稿。
こそこそやってたら不審がられた。(;´Д`)ハァハァ