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Clase Reed Online  作者:
7/9

決闘~終焉~



「はぁ?お前と俺が決闘?」

不快な笑い声が大きくこだます。

「武器も持ってねぇやつが戦闘プレイヤー語るなって言ったよな?日本語通じてるか?」

「ああ通じてる。俺も自分の武器くらい持ってるからな。装備はしてないが」

「人前に武器すら持ち歩けないとはとんだチキン野郎だな。お望みとあらば叩きのめしてやるよ」


その言葉とほぼ同時に、『ディガーナ様から決闘を申し込まれています。応戦しますか』との文字と、YES、NOの選択肢が現れる。

YESを押す前に、アイテムイベントリを操作して、剣豪シリーズとエクセリアを装備する。

一瞬で変わった装備に、野次馬から動揺のざわめきが聞こえ始める。

そりゃそうだ。まだ誰も持ってないであろう装備なのだから。

相手も少し顔色が変わって目を丸くしている。

その様子に少し笑いながらYESボタンを押した。



ブン……という音とともに青い戦闘フィールドが出現する。

街では敵のモンスターはでなくとも、決闘はできる仕組みになっているのだ。

もちろん決闘で敗北しても死ぬことはない。だが精神的ダメージは大きなものだし(LMOで体験済み)、痛めつけるには丁度いいと考えたのだ。

他の見物人はフィールド外で心配そうにこちらを覗き込んでいた。

職人プレイヤーの女の子なんてもう泣きそうな勢いだ。


「……その武器、どこで手に入れた」

戦闘プレイヤーのリーダー、ディガーナはそう俺に問いかけた。

「さあ。こいつに興味あるの?」

「……それにその装備…お前、何者だ!」

『それでは決闘を開始します。5 4 3 2 1 GO!』


GO、と聞こえた瞬間俺とディガーナは飛び出し、お互いの武器をふるう。

敵さんの武器は大きな斧で、リーチ的には向こうのほうが上だった。

それでも長剣を日本刀のかわりに使っている俺は、どう考えても負ける気がしない。そう思って軽く斧の勢いを削る目的で斧に刀をぶつけたのだ。

するとぶつけた瞬間、ディガーナの身体は斧ごと大きく吹っ飛び、フィールドにぶつかってHPが全て消滅したのだ。



「…………は?」

ただ軽く刀を振るっただけなのに、それで人1人をいとも簡単に倒してしまったのだ。


俺も野次馬もディガーナの仲間も、みんな何が起こったかわからずただ茫然としていた。

が、次の瞬間、街は大きな歓声で包まれたのであった。







決闘終わるの早すぎで、自分でも呆れました…まぁこれでいいんだ…(遠い目

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