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地政学者の異世界生活  作者: 川崎太郎
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死亡理由と転生の仕組み?

はじめまして!

まだまだ未熟ですがよろしくお願いいたします(^ー^)ノ

地政学…戦後マッカーサーが日本人が戦略的発想が出来ないように禁じた学問…。


何を隠そう、日本人の頭が平和でお気楽なのはひとえにこの学問かが学べなくなってからだ! …と、勝手に決めつけた僕は大学でひたすら履修項目にない学問に傾注していた。


留年しちったけどね…てへ


ま、幸い国立大なので学費は自腹で出せていたし、地政学の勉強の一環で経済もやってて株と外貨取引でマンション二棟分儲けてたので親には迷惑かけてないよ…たぶん。


そんなこんなで知識を溜め込むだけ溜め込んだら使いたくなるのが人のつねで〜…。


…金があっても大学も卒業出来ない人に社会は厳しいわけで〜…ごほん。


結論から言ってこの日本で地政学者の知識は必要とされていない…てか、邪魔みたいだった。

皆、今平和で満たされているから現実何て見たくも聞きたくもないもんね〜。

王様は裸だ! っていう人間が日本のような集団社会(村社会の現代番)でどんな扱いを受けるか…なまじ、資金力もあって、大学時代に築いた人脈があるもんだから…。


結論、暗殺されました…てへぺろ☆



いや…だってさ〜まさか本当に殺られるとは思わないじゃん?

生まれ育った日本もそれなりに愛着があったし、何とかしたいと思うじゃん?


学生の特権で色んな政治家や実業家のお勉強会やセミナーに出て、媚売りつつ近づいてさ〜。 や〜と、政界再編に成功して自民党をハト派の保守、無数の保守新党と民主党から引き抜いた保守派をタカ派の保守党にして連立政権‼

さあ、憲法改正だぜ‼



…て、矢先だったよ。


卒業もようやく決まり、お世話になった政治家先生の補佐官に内定してたのに(>_<)


多分、外国人? に、大学のキャンパス内でいきなり撃たれた。 多分、口径の大きい拳銃で…。


まあ、この国で二十五まで生きたけれど…やれることは…や…ったか…な…。


段々と途切れてゆく意識…周囲の喧騒…そんなBGMを最期に、僕、片瀬慎一郎の人生は幕を閉じた…。


あ…最期まで女の子とよろしく出来なかったな〜トホホ…。 などと、迷惑かけた親への悔恨でも、成し遂げた仕事への達成感でもない事を意識した瞬間…身体がふっと軽くなり、何もかもがどうでも良くなって…それから…それか…ら…。


*********


…ん?

…ここは何所だ?


なんだか…凄く安心する…水のなか?


まだ、目が開けられないのかなにも見えないけど、不思議と苦しくなかった…。


ん? 僕は死んだのでは? と、いう事はここは所謂あの世と呼ばれる場所なのか?


唯一使える五感の一つ、皮膚の感覚で身体を弄って見るとお臍の辺りに何か管のようなモノを発見し、全てを察する事が出来た…。


どうやら僕は転生? とやらをしている最中らしい。何所かのオカルト本に拠れば、お腹の中にいる赤ん坊は前世を覚えているらしい…。 どうやら僕もそんな1人のようだ。…しかし、折角産まれ変わるのに以前の濃密な経験を腹から出る際に忘れてしまうのは勿体無い気がした。


どうせなら…小説のような異世界転生もの見たいなのがいいな〜うん。


そうはいっても、現状何もできる事はないし、精々この「意識」が亡くならないよう思考し続けますかね…。


うん、得意なんだ、一人で静かに、自由に妄想し続けるのって…。


そうして何ヶ月か過ごした頃、何かに押し出される様な感覚と共に身体が移動してゆくのが感じられた…。 如何やら、ようやく誕生かな? 長い日々だった。多分、何所かで諦めて思考(妄想)を止めていたら意識が段々緩慢になって行き、記憶を無くすのだろう、上手い仕組みだ。


さて、何とか記憶は残せた見たいだし、産まれますかね〜。


などと、若干軽い気持ちで僕は流れに身体を任せたのであった。



ご覧下さりありがとうございました♪( ´▽`)

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