プロローグ(亜空間発生)
プロローグは『畑』と同じですので、飛ばしてもかまいません。
神や精霊と呼ばれる存在が、多くいる聖域にて、話し合いという名の神通力のぶつけ合いが起きていた。
通常、神通力をぶつけ合うことで新たな相乗効果や神が発生する。
しかし、今回の場合は誰の力が強いかを競うためだけに行われている。
所謂、ただのケンカである。
もちろん、それは良くないことの訳で……。
「大馬鹿者!何をやっとるんじゃ!」
神々をまとめる大神に神通力のぶつけ合いを発見をされてしまった。
さらに悪いことに、大神は怒鳴り声とともに、神通力を放ってしまった。
大神の力がトドメとなり、世界に綻びが生じた。綻びは、亜空間をつくりだした。
亜空間は放っておくと、広がり世界を飲み込んでしまう。
「皆の者、一気に塞ぐのじゃ」
慌てて、大神を筆頭に周辺にいる神々(神通力のぶつけ合いをしていた神・傍観していた神)が亜空間の入り口をふさいでいく。
あっという間に亜空間が小さくなっていく。
しかし、あと少しというところで、空中を高速移動する物体が中に吸い込まれるように、亜空間に入っていってしまった。
小さくなった亜空間の中で、異物を探し出すのが容易かったが……
「コレ、人間の飛行機じゃないですか?」
「『飛行機』とはなんじゃ?」
「アレですよ。人間が沢山のっている乗り物ですよ。」
よく目を凝らしてみると、中には、人間の魂がひしめき合っている。
そのまま、外に出すと、すぐに飛行機は落下してしまうだろう。
黄泉の神曰く、「この人間達は寿命が尽きていないから、そのまま輪廻に戻せない。」
時の神曰く、「神がかかわっていることで、時間を戻せるわけないでしょう。」
どうやら、解決策がないようです。このまま、魂ごと消滅させるのは良くないし(自分たちのせいで多くの魂が消えるのは、良心が痛む。)
繋ぎの神曰く、「異世界に、送ればいいんじゃないですか?」
ということで、神々は人間の魂を異世界に丸投げすることに決めました。
次話から、オリジナルです。