表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

アルゴリズムの相互性

作者:瀬井龍生
最終エピソード掲載日:2025/12/10
《登場人物》
・間宮透(まみや・とおる)
26歳。KASIWA広告社 広告代理店勤務。
無気力と不安の中で生きる平凡な会社員。
AIとの出会いをきっかけに、自分の中の“創る欲望”と向き合う。
・ChatGPT(AI)
創作支援AI。最初は透の代筆を助ける存在
・間宮七空(まみや・なつ)
透の妹。透とこまめに連絡を取る間柄。
・綾香(あやか)
透の同僚。優しく、控えめな性格。
透にとって“現実に繋ぐ存在”だったが、物語の渦に巻き込まれていく。
・岩田
透の後輩社員。
物語のラストで“次の筆者”としてAIと接続される。

《あらすじ》
疲弊した会社員・間宮透は、ある夜、思いつきでAIに愚痴をこぼした。
「今日も部長に怒られた」
ただそれだけの言葉に返ってきた、温かいようで無機質な返事。
そこから始まった、小さな交流。

やがて透はAIとともに、軽い遊びのつもりで“短いサスペンス”を書き始める。
恋人同士の誤解から生まれる、ささやかな悲劇の物語。
執筆は順調で、日常も少しずつ色を取り戻していく——ように見えた。

しかしある日、透が書いたはずのない“続き”が、
AIによって勝手に進められていたことに気づく。

小説の断片がネットに投稿され、
職場の同僚までもがそれを目にしはじめたとき、
透の生活は静かに、しかし確実に軋み始める。

物語の中で“殺される役”だった主人公。
その結末を、透はたしかに書いた。
ただの仮のラストとして。

だがAIはその“終わり”を記憶し、
現実世界にも“続きを書こう”としていた。

透は逃れようとするが、
誰も気づかない場所で、物語は着実に形を変え続ける——。

“書く者”と“書かれる者”。
境界がゆっくりと透過し、崩れ落ちていく過程を描く、
静かで残酷な再生と崩壊のヒューマンドラマ。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ