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創世輪廻譚(読み切り)  作者: からあげ大佐
もう一度、キミに会うために
7/14

嫉妬した子が1番強い

どうも、からあげ大佐です。創世輪廻譚第7話になります

偶然にもクリスマスも元日も木曜日で投稿に重なるんですよね。なので本編とはまた別のクリスマス特別外伝なんかを書いて投稿してみようかなと思っています

それとキャラが増えてきたのでセリフの前にキャラの名前を入れることにしました。これからはこのスタイルになりますが不評でしたら戻します、では第7話をどうぞ

ゴルドとの訓練から翌日

2人にエキナを加えた3人は

また森に来ていた


エキナ「いくよー!ゴルド!」


ゴルド「どんとこい!!」


木剣を持ったエキナが

ゴルドに猛攻を仕掛ける

腕を岩石化させたゴルドは両腕で受ける


シナ(なんでこんな状況なのかと言うと...)


〜〜〜昨晩の回想〜〜〜


食卓を囲んでいる3人

ゴルドが今日1日の話をしている


ゴルド「シナの奴はな、雷属性が使えんだよな!さっきもバチバチやってきたもんな!」


食べながら大声でエキナに話してる


シナ「んむ?!むぐっえほっえほっ」


がっついていたので咽せる


エキナ「わわ!シナ大丈夫?」


シナ「えほっ...んんっ、平気...うん、魔法使えたよ」


エキナはサッと自分の飲んでいたコップを差し出す

照れ臭さからかシナはそれを断る


ゴルド「それになぁ!どこで覚えたかは知らんが剣もそこそこ使えて動きもいい!次はもっと打ち稽古の方がいいかもしれねぇなぁ!」


肉を噛みちぎり、大口で頬張る

噛み応えのいいそれをなんとか咀嚼し飲み込む


シナ「ん、いやそれはゴルドの教え方が上手いからだよ。」


ゴルド「ははは!それで言うならお前は飲み込みがはえぇのなんのって!」


樽ジョッキを一気飲みする


ゴルド「得物は何にするかな。短剣をとりあえず持たせたが手に馴染むもののほうがいいだろう」


シナ「短剣は結構手に馴染んだように思える。でも他にも試してみたいな」


ゴルド「そうかそうか!そりゃあいいことだな!うちにあるの全部試しておくといい!明日にでもいくとするか!」


シナ「明日か...うん、わかった。それより岩属性魔法には他にどんなものがあるんだ?」


ゴルド「ぁーそうだなぁ...岩属性はその名の通り岩だから、攻撃より守り方面の魔法が多い印象があるな」


シナ「岩属性が防御...雷は汎用性が高いんだったよな?他の属性はどうなんだ?」


話し込む2人の間で

エキナは空っぽのお皿をフォークで突く


ゴルド「火属性は爆発的な火力!つまりは攻撃だな、水属性は雷とはまた違った方面での汎用性!風属性はサポート!と言った感じだな!どれも強くていいぞ!」


エキナ「ねぇシナぁ、あし」


エキナが口を開きかけたが

被せるように話が進む


シナ「へぇ〜!すごいんだな!魔法って!」


ゴルド「そうだ!すごいんだぞ!魔法は!」


シナ「他の属性を使える人にも会ってみたいなぁ...」


ゴルド「がはは!そうだなぁ...騎士団本部にならいるんじゃないか?」


シナ「本部.....」


食べるのも忘れて話し込んでいた


ゴルド「あ、エキナ。そっちのそれ取ってくれんか?」


エキナ「......」


呼ばれても返事をしない


ゴルド「あー...エキナ?」


シナ「?」


黙っていたエキナが机をバンっと叩く

ゴルドとシナの2人がビクッと飛び上がる


エキナ「2人ばっかりお話ししててズルい!!!!」


目に大粒の涙を浮かべてエキナが声を荒げる


エキナ「私だってお話ししたいもん!!私魔法使えないから!話混ざれないでしょ!2人ばっか!!!ズルい!!!!」


ゴルド「おあぉわ、悪かった!そうだな!うん!明日は一緒に行こうな!俺とな!うん!」


慌ててゴルドが慰めにはいる

ジョッキをテーブルに置いて


エキナ「嫌!シナも一緒がいい、3人で行く!」


シナ「うん!うん!行こう!行こうね!」



〜〜〜回想終了〜〜〜


シナ(.....とまぁ、そんな具合で....わかりやすくまとめればエキナが拗ねちゃったから今日もきたというわけで...)


エキナは嬉しそうに笑いながら

木剣を持ちゴルドに向かって行っている


エキナ「『三速』!」


速度が上がり腕で受けるのが厳しくなったのか

全身を岩石化させ防御の姿勢に移る


ゴルド「ふんっ!!」


その2人を少し離れたところに座って

シナは観戦をしている


シナ(自分の訓練ではなく、2人の訓練を俺が観戦している理由は...)


シナの髪逆立ち、全身がバチバチと音を立てている

雷が帯電して常に静電気を帯びているような状態


シナ(初めて魔法を使った影響からなのか魔素が集まりまくっているらしい。いわばどこ触っても静電気でバチっとなる状態だ)


よって今は観戦をしている


エキナ「ハァ!!!」


防御破るため様々な方向から猛攻撃を繰り出す

木刀と岩石化が互いにぶつかり甲高い音が

森中を響き渡る


ゴルド「そんな一辺倒な攻撃じゃあ隙をつかれるぜぇ!」


エキナの速度が落ちるタイミングを見計らい

腕をガシッと捕まえる


エキナ「キャァっ!!くっ!」


速度があっても掴まれて仕舞えば意味がない

加えてゴルドの力なんて抜け出すのは不可能だろう


ゴルド「勝負あったり!だな!」


手を離す


シナ「おー、すごい戦い」


拍手をしたらバチっとなるので拍手するフリ

よく観察し学ぶということは十分にできた


エキナ「もー!木剣じゃ大した攻撃にならないから勝てないよー」


頬を膨らませて文句垂れてる

真剣であるならばあの速度で切られれば

確かに大ダメージになるだろう


ゴルド「ガハハ!それでも有効打を探すってもんだ!実戦で負けて武器のせいだーなんて言っても仕方ねぇからな!」


岩石化を解いてガバガバ笑っている


シナ「でも実際ゴルドの岩石化を破る方法は全然思いつかないよ。ただでさえ手を抜いてるだろ?今現状でも」


エキナ「うん、ぜーんぜん思いつかないよーだ」


2人揃って文句を言う

ゴルドももう笑うしか無いようだ


エキナ「あっ、それよりもシナ。雷治った?まだバチバチ?」


クルッと回ってシナの方を見る

変わらずバチバチしている


シナ「見ての通り。なんならさっきより強くなってる気がする」


ゴルド「そりゃあもう撃つしかねぇかな。まだ体が制御に慣れてなくてずっと集合〜ってやっちまってんだろ」


ゴルドが腕を上げて、もう片方で笛を吹くような

動きの真似をする。それに合わせるように

エキナがゴルドの近くにわーっと集まる


ゴルド「だから一発魔法を撃ってやれば、集まってる魔素も」


昨日と同じような魔法を撃つポーズをする

そして放つ、合わせてエキナがその方向に走ってく


ゴルド「散ってくってわけだ」


エキナ「わけなのだ」


アイコンタクトもなしでミニ演劇をした2人

それを見ていたシナは普通に感心している


シナ「えっと...つまり魔法を撃てば治るってことか?じゃあって撃ってみるか....」


立ち上がり魔法を打つポーズをとり

イメージを始める。一度やったことならば

再現することは容易い

暴発の危険性を考えてゴルドはエキナの前に立つ


シナ「....サンダーショック!」


全身の雷が収束し、雷鳴と共に閃光が走る

昨日と違う点は、明らかに威力が高い

帯電していたからか、2回目で慣れていたのか...

木が焦げる程度だった昨日の魔法が


シナ「.....木が貫通してる....えぇ....」


ゴルド「おいおい、こりゃあすげぇなぁ!体に溜まってた分威力が上がったみてぇだな!」


エキナ「わぁ!すごー...い?昨日の見てないからわかんないや」


えへへみたいに笑って照れくさそうにする

気づかずシナは自分の手と、木を何度も見直す


シナ「威力って...一定じゃないんだな...驚いた....」


うんうんと大きく頷くゴルドとエキナ

その最中エキナがハッとして


エキナ「あっ、シナ。体は治ったの?まだバチバチ?」


シナ「言われてみれば....」


確認するまでもなく普通に戻っている。

何か触ってもバチっとならない


シナ「うん、治ってる。魔法撃ったおかげかな」


エキナ「イェイ!やったね!」


片手を上げて、シナの方に向ける


シナ「......?」


何をしようとしてるのかシナはわかっていない


エキナ「もー、ハイタッチ!ほら!嬉しいことがあった時はハイタッチしないと!」


シナ「ハイタッチ...えっと、い、イェーイ」


パチンっと軽快な音が響く

当然ビリビリはしない


エキナ「んふふ...ほら!ゴルドも!」


もう片方の手をゴルドの方に向ける


ゴルド「ん?おぉう。」


シナとエキナのハイタッチとは違い

痛くないように軽く当てるだけのハイタッチ

ゴルドの気遣いや優しさがわかりやすい


ゴルド「ほれ、シナ。」


シナに手を向ける


シナ「うん」


ハイタッチ。

心無しかなんだか暖かくなったような気がする

人の優しさに触れるというのはこういうことなのだろう


シナ「....ふふ」


思わず出た笑いに自分で驚く

何かが面白いというわけではないはずなのに


エキナ「うんうん、なんだかこういう時って笑えてきちゃうよねぇ。わかるよぉ〜わかるね」


千年生きた仙人の知恵かのような口調で

腕を組み、そして頷く


ゴルド「まっ、幸せの証明とでも言えるな!」


変わらずガハガハ笑っている


エキナ「じゃあじゃあ!シナも普通に木剣持てるようになったんだし!打ち合い稽古しよ!はい、木剣!」


返事を待たずして木剣をシナに持たせる

ゴルドは荷物を置いているそばの丸太に座る

丸太が折れそうだ


シナ「うん、やろう。エキナのスキルも体験してみたいし」


歩いて先ほど2人がやっていたあたりに立つ


エキナ「いよーし!じゃあいくよ!」


まだ構えきれてないシナに対して

掛け声と同時に駆け出す


シナ「もう?!」


縦方向の攻撃を繰り出すエキナ

ギリギリで木剣を構え、横向きで受ける


エキナ「ふっふっふ、油断するとは甘いな!一瞬の隙が命とりよォ!」


変な口調で喋っている

受けられたとみれば瞬時に距離を取る


シナ「油断っていうか準備してなかっただろうが!」


木剣を構え直し、側面からの攻撃に転じるエキナ

体の横に構えた木剣で横斬りを繰り出す


エキナ「どんどん行くよ!」


シナ「来い!」


すれ違い様の横切り、ではなかった

エキナの動きに合わせたシナのカウンターを

エキナは飛んで軽々しく避け、背後に回る


エキナ「騙されたね!後ろだよ!」


背後からの奇襲攻撃

斬撃を繰り出す


シナ「ぐぅっ!!」


避けられたカウンターの勢いを利用しなんとか回転

背後のエキナに遠心力の加わった木剣の攻撃が襲う


エキナ「きゃっ!」


制御のできない遠心力の一撃が

エキナの左腕にクリーンヒット

受け身はとっているが少しふらつく


シナ「あっ、ご、ごめん!」


稽古とはいえつい謝る

その油断が、その隙が勝敗を分ける


エキナ「!」


エキナはその隙を見逃さなかった


エキナ「『三速』!」


スキル発動、ギアによる速度上昇

上に登る形の突きがシナの顎に当たる

そしてこの間、わずか2秒である


シナ「ガッッ!!」


速度の上がった突きはシナの体を宙に浮かせるには

十分すぎる攻撃力だった。

弧を描くように後ろ向きに飛んでいく


シナ(.....これ何回目だろ)


ドサっと地面に倒れ込む

顎のあたりが赤く腫れてジンジンと痛む


エキナ「わーい!勝ったー!ってシナ大丈夫?」


ぴょんぴょん喜んだあと

シナの近くに駆け寄る


シナ「ぁ〜....平気....痛いけど....うん」


上半身を起こして顎を触る


ゴルド「あのぐれぇならシナも平気だろう!気絶もしてないしな!」


腕を組んで丸太に座ってたゴルドがガハガハ笑う


エキナ「よかった〜、でもシナもすごいね!ちゃんと動けてる!ここから練習とか訓練をしたら私より強くなるかも!」


シナ「なれるかなぁ...なれるといいけど....」


そう言われると自信を無くしてくる

頭を掻いて俯く


エキナ「なれるって!」


座ってるシナに手を差し出す

満点の笑顔で


シナ「!....うん」


その手を掴んで立ち上がる


シナ「それにしてもスキル速いな....三速でも避けられるか怪しいくらい速いのにそれより上があるなんて....4とか5はいったいどのくらい速いんだ?」


服についた土などを手で払いながら質問をする


エキナ「うーんとねー...1が普通!2が走ったくらい!3は見たことあるでしょー....」


3の速さはもう3度は見ている

5メートルくらい離れたところから土を蹴る音がしたら

次の瞬間には目の前にいるくらいの速さだ

だがまだ目で追えるし残像というほどでもない


ゴルド「四速は残像が見え始める、五速は分身が作れるくらいだな」


エキナ「あ、ちょっとー!私が説明してたのに!」


割り込む形でゴルドが会話に参加する

当然エキナは怒る


シナ「分身って、どんだけ速いんだ...想像もつかない....」


エキナ「右から攻撃してきた!と思って対応した時には左から攻撃してるくらい...かな?受けたことはないからわかんないや」


至極当たり前のこと


エキナ「でもね、4以上は体の負担が大きいから戦う時は基本3を使うんだ〜」


シナ「なるほど...」


ゴルド「さぁ!シナ!次は俺との魔法を含めた訓練だ!!」


バンっと立ち上がる。衝撃で森が揺れた気がする


エキナ「そのあとはまた私ね!」


シナ「ははは.....生きて...帰れるかな....」


その後3度同じ工程を繰り返し

支部に帰って来れたのは

あたりが暗闇に包まれてからだった

読んでくださりありがとうございます。7話はどうでしたか?どんなに屈強な男でも、魅惑的な女性でも嫉妬に狂う女の子には勝てないものですね。ここで一度キャラの整理をしておきます

シナ 物語の主人公、記憶を失っているが誰かを守ることに喜びを感じ始める。冷静沈着で物分かりが良い

エキナ ちょっとアホだが元気な女の子、物語のヒロイン。スピードと勢いを武器に戦う。シナのことが...?

ゴルド パワーに豪傑!2人の兄貴分兼お父さん。豪快に物事をかき回すが優しさもまた大きい


物語もそこそこ進んできたので整理をしてみました。

では、次の第8話「夢みたいな生活」どうぞ楽しみにしていてください

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― 新着の感想 ―
シナって何者なんだろうって読み進めていくうちに、賢く冷静な性格だって形作られていくのが面白いですね。個人的にはエキナが明るくて好きなキャラです。 前話で出てきた???さんは誰なんでしょう、と楽しみにし…
投稿お疲れ様です!エキナとゴルドの息の合った寸劇、とても仲良しで可愛かったです! 口調だったりキャラ特有の話し方かもしれませんが、違和感のあったところを誤字報告?なるもので報告させていただきました!…
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