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背景・登場人物について:「ドラゴン・クラン」シリーズの中で 本作から読み始める方へ

○ドラゴン・クラン

 生まれたてのドラゴン・ゴンの養育のために集まったメンバーにより設立されたクラン


 本拠地は「龍の庭」

 

 ゴンは この世界で生存する唯一のドラゴン

 幼いため 自衛能力が身につくまでは その存在を秘匿し

 クランメンバーで ゴンを育てつつ守っている。


 龍は長命であるため、育つのもゆっくりである。

 誕生直後から様々な力を持っているが、

 その使い方をマスターするまでには 千年単位の時間が必要らしい。



○龍の庭

  大火山「龍の山」の噴火口の中にある平地

  クランメンバーは ここを開拓して、ゴンの遊び場&食料補給基地としている。


  龍の庭の周りを内輪山・熱川・外輪山・ジャングル・地溝帯が取り囲み、

  王国の人々でジャングルより内側へ入ったことがある者は、ドラゴン・クランのメンバーのみ


  王国は、竜の山を囲むドーナツ状に広がっている。


○キャラハンと清明の婚約期間中、新生活に向かう二人につきもののアレコレに関する

 清明の愚痴の聞き役やら お悩み相談に付き合った主なクランメンバー


・ドワーフのボロン

  ドラゴンクランと外の世界との折衝係でもあるクラン長

  ドワーフギルドの元支部長。

  現在は、ドワーフギルドを無期限休職している(=籍だけギルドに残している)

  

  「龍の山にドラゴンが住む」という伝説を信じ、ドワーフギルドを1年間休職して

  竜の山を取り囲む人外魔境の密林を通り抜け、

  絶壁を抜けて龍の庭に入り込もうと地底探検を続けるうちに

  ドラゴンの卵を発見し、ゴンの誕生に立ち会い、養育を始めた。


  その後 ベビードラゴンの食糧確保を頑張る中で、スカイと出会う。


  当時スカイは 王宮魔法使いを隠退し、引きこもり生活をしていたが

  養父のコンラッドの願いにより

  やがて生まれてくるかもしれないドラゴンの誕生に備えて、

  龍の山近辺に結界を張って 魔力変動をモニターしていた。  


・フェンリルのコンラッド

  大古よりこの世界に住む。

  かつて 龍の庭に住んでいたドラゴンとの約束により、残された卵が孵るのを待っていた。

  その期間は千年とも万年ともいう。


  たまたま 王国の前王妃と知り合い、双子の王子たちの命を守るために、

  赤ん坊だったスカイ皇太子を預かって養育し、大魔法使いに育て上げた。


  その後 休息のために眠りについていたが、

  スカイよりドラゴン誕生の知らせを受けて、ゴンとボロンのもとに駆け付けた。

  神獣として ドラゴンの教育係&養育アドバイザーを務めている。


・スカイ国王

  数奇な運命を背負う 元宮廷魔法使いにして 現国王

  国王になってからは 側面からドラゴンクランを支援している


・エルフのミューズ

 「時渡ときわたり」と呼ばれる次元移動能力を持つ


  あるエルフ族の最後の子供として育ったが、

  やがて「千年間 外の世界で修行するように」と長老から命じられて時渡りの旅に出た。

  千年たって、もとの仲間のところに戻ろうとしても戻れず、弱り切っていた時に

  コンラッドの気配を感じてこの世界を訪れ、ドラゴン・クランの一員となった。


  魔力はスカイよりも強い

  竪琴を使った性別変更魔法が使え、自分の性別も随時変更できる。



○清明:(人間) 居合抜き・剣術に優れ「心眼使い」と呼ばれる


  初仕事が ドワーフギルドで請け負った用心棒(遠距離配達業務の護衛)であった。

  この時、清明が育った公爵家の別邸があった地域で伝染病が流行り、

  仕事から戻ったときには、別邸が無人となっていた。

  そのため それ以後は 清明は ドワーフギルドの用心棒として各地を旅してまわる生活に。


  幼い頃より目が悪く、成人後失明して人生に希望を持てなくなった時に、

  ただ流浪するよりは、「ドラゴン探しの旅に出たボロンに会う」という目的のある旅だと思った方が

  生きていくことに希望が持てると考えて

  ボロンの足跡を追いかけて、

  結果的にボロンと出会い、クランメンバーとなり、スカイに眼を直してもらい、

  自分の実家であるコンコーネ公爵家の後を継ぎ、

  現在 公爵として領地経営を行なっている。


  物心がついたときから男集団の中で暮らしてきたので、女性との付き合い方がわからない。

  気合を入れてコンコン会での婚活に臨み、キャラハンと出会い婚約・結婚した。


●チッチとムービー

  清明がコンコン会で出会い、「婚約を前提としたお付き合いを始める前に、コンコーネ領のことを知ってほしい」と 自領にご招待した3人の女性のうちの二人。

  この時 キャラハンも一緒だった。


  チッチ:王族女性 

   かわいい系20歳の彼女に一目ぼれした清明。

   チッチも 清明にエスコートされての王都デートを存分に楽しむ。

   しかし、コンコーネ領主としてしての清明の姿を見たチッチは「なんか違う」と王都に戻る。


  陽気なムービー25歳

   コンコン会でプレゼンをしている清明に一目ぼれしたムービー

   王都デートでは、ムービーが持つ包容力に居心地の良さを感じた清明。

   しかし ムービーは一般女性だったので、

   コンコーネ領主の妻として期待される清明の理想像についていけないものを感じ、

   さらに、チッチに夢中な清明の姿や、

   理知的なキャラハンが、仕事の上でもマナーの点でも自分よりも格上の存在であると感じて

   引け目を感じて チッチと共に招待旅行の序盤で王都に帰った。



○キャラハン(人間)

  父はその才能により起業するとともに、テクノクラート子爵を叙爵後、早世。

  母は、テクノクラート伯爵の娘。

  父の死亡後、テクノクラート子爵家の財産を 祖父や叔父など伯爵一家にかすめ取られる。

  生家に裏切られて搾取された結果の生活苦により母の心は少しづつ壊れていき、

  その母を背負って キャラハンは幼い頃より苦労して育つ。

  

  王国の制度により、キャラハンは「テクノクラート子爵位継承者」ではあるが、

  まだ 子爵には任命されていない。

   (王国では 継承者でもあっても 実績を上げなければ叙爵されない仕組みになっている)


  母を養うため、初級官吏から勤め始め、その実績により上級官吏に登用される。

  同時に生活のために、タウンハウスの住み込み管理人となり、

  その後、タウンハウスの管理会社を興し、社長となる。

   (王宮からは 正式に兼業許可を得ている)


  この「キャラハン・タウンハウス管理会社」は、

  人間とドワーフの間に生まれたハーフドワーフを積極的に採用する王国初の企業であると同時に

  ドワーフギルドと協力関係にある「社長が人間の会社」という点でユニークな存在である。  


  独身だと いろいろ煩わしいこともあるので、コンコン会に参加することにした。

  コンコーネ公爵の領地経営の斬新さに興味を抱き、清明にアプローチした。 


 ・清明にとっては、コンコン会で出会った女性達から渡されたアプローチカードの中で

  一番付き合いたかった女性がキャラハンである。

   ただ 清明の不手際により 王都デートができず、いきなりコンコーネ領ご招待という形で

   二人の交際は始まっている。


○王国で暮らす人族は、

  人間とドワーフ 


  エルフは伝説の存在であったため、ミューズが現れた時、当時の国王(スカイの父)は驚愕した。

  さらに、ミューズの個性があまりにも強すぎて対応に困ったので、

  息子であり王宮魔法使いとしての誉れも高かったスカイにその扱いを一任し、

  結果として ミューズは ドラゴン・クランメンバーとして登録されることになった。


○ドワーフギルド

  もともとは 採掘や、道づくり・街づくりなどのインフラ整備を生業(なりわい)とするドワーフ達の相互扶助組織として発達。


  時代の変化とともに、ドワーフの暮らしも多様化し、人族と一緒に暮らす者も増えてきた。


  現在は、信頼のおける人間とも契約して、郵便配達・物流関係の仕事のとり扱いが増えた。


  雇用においては、人物の能力と人柄を見定めて 適材適所で仕事を与えることにしているので

  目が悪くて人族の中では仕事をみつけられない少年清明を、「剣の腕が立つから」という名目で  

  長距離配達のさいの護衛として雇い、自活を助けた。

   

  町暮らしのドワーフの多くは、モノづくり・生産職に従事している。

  そして定住先で知り合った人間と結婚し、ハーフドワーフとして生まれる者も増えた。

  

  ドワーフと人間とでは 体格も寿命も大きく異なるので、ハーフドワーフとして生まれた者の特徴も

  人間より・ドワーフよりの特徴が様々な形で現れている。

※本編は、明日27日朝8時より開始です。


 土日祝日は 朝8時

 平日は   朝7時


公開予定です。

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