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【書籍化&コミカライズ】女神から『孵化』のスキルを授かった俺が、なぜか幻獣や神獣を従える最強テイマーになるまで  作者: まるせい
二章

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第73話 テイマーギルドの応援

 テイマーギルドに庭の整備を依頼してから数日が経過した。


 今日はいよいよ庭の整備をするということで、俺とセリアはもてなす準備をして待っていたのだが……。


「今日は精一杯務めさせてもらうとしよう」


「手伝いにきた」


 訪ねてきたのはレブラントさんとキャロル、その他数名のテイマーだった。


「レブラントさんが参加するんですか?」


 係員さんの話では、相当忙しいらしく、書類仕事に忙殺されているのではなかったか?


「今回は庭の手入れという依頼だったからな、それなら俺の従魔が役に立つ」


 自信満々な態度のレブラントさんは連れてきた従魔に視線を向ける。


 二本のツノを持つ金色の毛並みをしたモンスター。


「Dランクモンスターの【ゴールデンゴート】。俺の従魔の一匹だよ」


 後ろに控えているテイマーも同じ従魔を連れている。


「こいつは結構大食らいでな、一度食べ始めたら根ごと食っちまうからこの庭の雑草を片付けるには都合が良い」


 確かに、まずは雑草を完全に除去しないことには庭の整備が進まなかったので理に適っている。


 ゴールデンゴートは今も視線を雑草林に向けており、物欲しそうな顔をしているので、解き放てば即座に雑草を食べ始めるだろう。


「普段は餌代が掛かるし、たまに平原に連れて行くと喜ぶんだが、近くにこんな餌場があるならちょうどいい」


「ええ、その上給金までもらえるんですから言うことなしですよ」


 テイマーは仕える従魔次第で餌代やら住居代が大変だと聞くのだが、彼らの表情からは苦労が窺える。


「食べ尽くしてもらえるとこっちも助かるのでよろしくお願いしますね」


 俺が頼むと、彼らは早速ゴールデンゴートを解き放ち雑草林の攻略を始めた。


「それで、キャロルはどうしてここに?」


 視線を戻すと、その場にポツンと立つ彼女に俺は声を掛ける。


「ん、マルグリッドに言われた」


今回の募集は係員さんを通じてテイマーギルドに呼びかけを行ったもの。


 外部の団体に依頼をしていないはずなのだが、彼はどこから情報を得たのだろうか?


「それで、マルグリッドさんは何て?」


 俺がキャロルに問いただすと、彼女ははっきりと言う。


「クラウスの屋敷の片付けを手伝えば、美味しい料理にありつけるって」


 キャロルは期待に満ちた瞳を輝かせ、耳をパタパタ動かし尻尾を振っている。


「セリア、今のうちに市場に行って食材の買い出しをしてきてくれ」


「わかりました、兄さん」


 元々軽い食事くらいなら用意するつもりだったのだが、それでキャロルが満足するとは思えない。


 俺は慌ててセリアに頼む。


「セリア、お肉は多めが嬉しい」


 ちゃっかりセリアに要求までするキャロル。一度セリアの料理を食べたことがあるので気に入っているようだ。


「さあ、クラウス。なんでも言って」


 彼女は俺に向き直ると仕事を振るように告げる。食事のためならどんな仕事もこなしてみせるという心意気は素晴らしいのだが……。


「えっと……じゃあ……」


 先輩の国家冒険者相手に指示を出すというのはやり辛かった。


 テイマーギルドを介していない以上、ボランティア扱いになり、料理くらいしか提供できないのでなおさらだ。


「キャロルは俺と一緒に畑にするスペースを耕すってことで」


 錬金術師ギルドで覚えたことを活かしたい。セリアと相談して植物を育てるつもりだ。


「わかった、まかせて」


 彼女は特に不満を言うこともなく返事をすると、俺たちは畑作りに勤しむのだった。

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