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私を忘れたあなたへ  作者: じゅな
第一章
3/6

3.現在の私

過去は魔王だが、今は人間である私。

前世の夫は、この国の第3王子として転生している。

再会は7年前。健やかに成長するのを見守っている。

満足してもいいはずなのに、憂鬱である。


「ローズマリー様出来ました。今日は王家でお茶会がある日ですので、気合いを入れてみました。」


うん。かなりアンナの気合いを感じる。

ハーフアップにされており、三つ編みまでされており、

纏められた部分には可愛らしいくルビーが入ったお花型の髪飾りが光っている。


「アンナ、ありがとう。綺麗に仕上がって嬉しいわ。」


アンナに笑顔で伝えるとアンナも満足そうにしている。

それにしても最近、王家でのお茶会が多い気がする。

理由はあるけど。


王家のお茶会に到着すると、第2王子、第4王子が歓迎してくれた。

兄のロイドと第2王子は同じ年で学園も同じクラスで仲がいい。

私と第4王子は親の決めた婚約者で同じ年である。友達のように仲良くしてもらっている。


王家には4人の王子がおり、前世の夫である第3王子のだけが側室の子である。その為、彼の立場は凄く弱く、彼だけは婚約者もいない。


彼と仲の悪い第4王子の婚約者である私は、会話することすら出来ない。かなり不満であるが仕方ない。


今日は剣術の稽古をしているのね。

第3王子を見つける。太刀筋は昔と変わらないようで、騎士に混じり稽古をしているが、負けていない。


「ローズマリー、庭の花を見に行こうよ。」


第4王子であり、婚約者のアルフィードが笑顔で誘ってくれた。

「喜んで」と私も伝えた。

今日の観察はこごでかな。





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