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なろう小説と史実のヨーロッパ ~活動報告の再録集~  作者: くまだ乙夜
バームベルク編

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6/8

リアル中世で公爵令嬢は何をしていたか?


番外編「ショコラと貴婦人」終了してしばらく経ちました

ご覧いただきましてありがとうございました



Q:ガチな中世だと貴族令嬢は一体何をしていたの?

A:そもそも中世の宮廷に未婚女性は出入りしてません



Q:じゃあ比較的年齢が若い既婚の貴婦人は何をしていたの?

A:恋愛です(※夫以外の人と)



(※夫以外の人と)



中世風の考え方でいくと恋愛とは

「夫以外の人と抱き合いたいと思う気持ち」

なので、プラトニックなラブというか、まぁ、不倫…?

みたいな感じになりますね…。


最初から『恋愛』の定義が全然違うんです


中世の貴族女性が恋愛したい、というとき、それは

誰かと純情な交際を経て恋愛結婚したい、という現代一般の意味ではなく


「結婚して落ち着いたら誰か素敵な人と不倫がしたい」


ぐらいの意味合いになってくるんですよ


夫に恋心を持って、恋人のような振る舞いをしたりされたりするのは

よくないことだとまで言われていたのですな



実在の人物を扱った歴史漫画や小説なんかだとたまに出てくる概念ですので

もしも皆さんがヨーロッパの歴史ものを読んでいて不倫の描写に当たったら

あぁ、これかぁと、私の話を思い出していただけましたら

今後の読書がちょっと楽しくなると思います



また、宮廷には未婚の子女が出入りしていないとはいえ

王様の宮廷であれば王族の女性はもちろん普通にそこで生活していますし

式典などで若い乙女がアントルメ(演劇)の端役に出演する姿が

ブルゴーニュ宮廷の「雉の誓い」などで描かれたりしております


雉の誓いの引用については割愛します

すごく有名な宴会なのでちょっと探せば何冊も見つかると思います


…。


一般則を話そうとするとすぐにこういう例外がボロボロ出てくるので

ややこしいですね…。



***



リアル中世風の恋愛観って

ちょっと工夫しないと書けない部分ではあるんですよね



実は他の話でも何度か書こうとはしていたのですが…。


今回のショコラ編のようにメインテーマとしてきっちり説明を入れられるのならともかく

進行に無関係な局面なら下手に言及しないほうがマシかもしれないな、

という漠然とした危機感により

なんとなく匂わせつつも寸前で回避してまいりました



なろう風の異世界ファンタジーテンプレとは

下手に言及しないほうがマシな部分、

なんとなく日本人が好ましいと思う価値観の集積でできているわけですね


テンプレもしたいが時にはこうしたマニアなネタもしたい…。

といったような感じのいいとこ取りを目指しております



元記事

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/249964/blogkey/2016172/

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― 新着の感想 ―
[一言] なろうテンプレ、或いは、乙女ゲーテンプレとでも言えば良いんでしょうか。色々と突っ込み所も多い、というか、突っ込み所しかない!ような話も多いんですよねぇ。 そもそも、学園ものは成り立たなくなっ…
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