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人国記を読む  作者: 三河
西海道11ヶ国
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筑後國

筑後国は今の福岡県南部地域です。

挿絵(By みてみん)

筑後(ちくご)

筑後国の風俗筑前に替り、実儀なる者十人に八人如斯。

(筑後国の風俗は筑前国に替わって、十人に八人は誠実である)


常に義理を談し、得失を沙汰し、費を慎て、言語に飾ること猶以て鮮し。

(いつも道理について話し合い、損得を判断し、費用を慎んで、言葉を盛ることはとても珍しい)


雖然下劣は一涯にして理非を弁る者少なく、無体の事のみ多し。

(そうではあるが下劣が精一杯で、世の道理を弁えている者は少なく、無理矢理な事ばかりが多い)


譬ば其の堅固なる事鉄石を以て是を云に、鉄に非ずして如石。

(其の固い事を例えば鉄石を使って言うならば、鉄ではなく石のようである)


其の練れる事無くして、分かれて二度遇うと云ことなきは石なり。

(練れる事は無く、分かれたら二度と合うという事は無く石である)


武士も大形此風儀に和あるものと可知。

(武士も大方この風儀に和があるものであると知られている)


・超意訳

筑後の人は筑前と違って十人に八人は誠実である

いつも真面目に話し合い、損得を考え浪費を慎んでおり、大袈裟な事はよほど言わない

そうなんだけど、精一杯やってる割に品が無く、道理が分かって無くて無理が多い

その固さを鉄と石に例えるなら石だね

鉄は練り上げてくっつけたりできるけど、石は割れたらくっつかない

武士も基本的にはそんな風で、それに和を加えた感じかな


・私評

前半はいつも通り、上げつつ落とすと

しかし…なぜ後半で突然固さの話をしだすんだ?

・一言要約

頑張ってるけど品が無い

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