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13. レアポーク男爵

 リンチから救ったブルースライムと俺を両腕で抱き締めながらレアポーク男爵領に入るエマルス。

 小動物が二匹も腕の中にいるからかとても幸せそうな顔をしていた。



 小さな農村がいくつかある程度のウルティア男爵領と似たような村をいくつか通り過ぎ、やがて到着したのはウルティア男爵の屋敷より一回り大きい屋敷だった。


「こちらがレアポーク男爵様のお屋敷です。主がお待ちですので早速中へお入り下さい」


「あの、下ろしてくれないと入れないんですが」


 終始俺とスライムを抱いてるエマルス。

 入れと言われても、逃がさんと言わんばかりにぎゅうっと抱き締められてたら抜け出せない。


「ううむ……仕方ありませんね……」


 至極名残惜しそうに俺とスライムを下ろしたエマルス。


「もし嫌じゃなかったら帰りも送って下さると有り難いんですけど……」


「もちろん送りますとも!」


 なんだか可哀想に思えたので帰りも送ってくれと頼んでみたらすごく嬉しそうに飛び付かれた。

 我が儘を言ったと思ったのだが……まぁ、喜んでくれてるし、いいか。


 中に入ってみると貴族の屋敷というだけあってそこそこ値が張りそうな小綺麗な調度品が並んでいた。

 前世で城に呼ばれたりもしたが、なんで高貴な身分の家ってのはどこも無駄に高そうな調度品をわざわざ見える場所に配置するんだろうな。他の貴族に対する見栄か何かか?


 エマルスの先導でいくつかの部屋を通り過ぎ、ある扉の前で足を止めた。

 いかにも屋敷の主の執務室ですって感じの物々しい雰囲気。扉が暗い色合いだから更にそれが強調されている。


 エマルスが扉を開くと、厳格そうな面構えをした中年の男と、いつぞやの下手くそな魔法もどきを自慢していたイタイ子豚がいた。

 二人とも豚の耳とキューティクルな尻尾が特徴だ。

 ただ驚いたことに、子豚は豚らしく丸っこい体型だが中年の方はスリムボディだった。豚要素が耳と尻尾しかない。親子でえらく違いが出たな。




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