クリスマスの闘い。
4年前のクリスマスの事である。その日はリア充が街中にうろつき、一人で街の中を歩いているのは俺だけだった。街で自分用のケーキを持って歩いていた。
その時、俺は少し敗北感を覚えた。
それは、街にいる他の男共が握っているのは彼女の手だが、自分が握っているのはケーキの箱と言う事である。しかし、そんな不平等にはもう慣れた。
今の俺に出来る最善は、早く家に帰ってケーキを食って寝る。ただそれだけである。
家に着くと先ずケーキを食べた。すぐさま布団を引き寝ようとする、、、、、、、、が、部屋の片隅で蠢く「なにか」を視界に捉えた。
すぐさま俺はその「なにか」から距離をとる。最初に俺はその黒い物を埃か何かだと思っていた。
しかし、最悪のパターンだ。
部屋の片隅で動いていた者、、、、それはゴキブリだった。
「、、、、マジかよ、、」
思わず声が漏れる。しかし、災難だ。敗北感を味わった後にGに遭遇するとは、、、、。
だがこのまま放置すると安心して熟睡出来ないので、殺す事にした。
(此処で一つ豆知識。日本のGは海外のGに比べて素早い。日本のGは対人戦特化している。らしいです。)
11時40分。戦闘が始まった。
スプレーを片手にGを圧倒していく。しかし、Gはしぶとく、死ぬ気配は無い。
無我夢中でスプレーを噴射していると、スプレーが空になってしまった。すぐさまそのスプレーを床に捨て、逃げようとしているGを部屋の中央へ弾き飛ばす。
すると、Gは完全に動かなくなった。
それに安堵した俺はスプレーの換えと袋を取りに、隣の部屋に行った。そして戻って来ると、奴の姿は無かった。
12時58分。今年のクリスマスも終わる。
だが4年経った現在まで、奴との闘いは続いている。




