1/1
はじめて目にした世界
爆音と共に壊れた輝きの少ない星空は、瓦礫となって私たちの頭上から落ちてきた。
響き渡る悲鳴と、それを飲み込んでいく轟音が鼓膜を叩きつける。
しかし、そんなモノは私の意識の中へとは踏み込んでこない。
なおも続く爆撃に、人々は私を置いてその隣を走り抜けていく。
自分も避難しなければと頭では理解していたけれど、体は言うことを聞かなかった。
肩に掛けていた学生カバンが、するりと腕を伝い地面へと落ちていく。
目を見開いて、天を仰いだ。
(嗚呼、なんて、)
なんて綺麗な、青なんだろう。
星空にぽっかりと空いた穴の向こう側に広がっていたのは
吸い込まれそうなほどの青空だった




