続、秋の事
前作、秋の事の続編です。
今までと書き方を変えて、なるべく文字数を揃えた定型詩のようなテイストで。
紅葉の紅緋も
黄葉の黄金も
燃える山々
野辺の彩り
竜胆揺れる
山野に尾花
流に浮かぶ
紅葉が一葉
頭をたれる
黄金の稲穂
稲田の上に
群飛ぶ秋津
山野に実る
山女の果実
色付き開く
山女と栗よ
栗の実拾い
山から下る
下る家路に
咲く彼岸花
赤いその花
野辺送の火
彼岸の墓に
供える煙り
天へと昇る
線香の煙り
横目に眺め
家路を急ぐ
西日が照す
家路を急ぐ
山女、なぜ山の女でアケビと読むのか気になった方は、調べてみて下さい。
ここで、詳しく説明することは憚られるような内容です。ヒントとしてはアケビの実が開いた様子が由来しています。
ここまで読んでくださいました方々
また次作にてお会い出来たら幸いです。
読んでくださいまして、ありがとうございました。