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気持ち

作者: 藍図乃々

物語ではなく詩というか一人の女の子の気持ちをかいたものです。

あなたに出会わなければよかった・・・・。

いや、出会えてよかったのかな・・。


あなたに出会ってお互いを知るようになって

びっくりした。

あなたは私が思い描いていた理想像と一致したから。


でもね、あなたは振り向いてくれるはずないって

わかってたよ。

あなたには長年連れ添った人がいたから。

ただあなたに会える日々が楽しくてとても幸せだった。


・・人の欲って恐いね。私が欲張りなだけ?

あなたをもっと知りたくなって私をもっと知ってほしくて、

“もっともっと”って絶える事無く溢れてくる感情。


あなたは優しいから・・私を暖かく見つめてくれた。

わかってた・・その目が私だけを見てたんじゃないって事。

その時だけは私を見てくれてるって思いたかった。


ある日、あなたは私を包み込んでくれた。

あなたはとても温かかくて私の不安はどこかへ消えてしまいそうだった。

それと同時に私の頭の中は次々と湧いてくる疑問で破裂してしまいそうだった。

“なんで?”“あなたの中にいるあの人は?”“なんで私にかまってくれるの?”

聞きたいのに言葉に出ない・・。

ただ感情だけに乗り切れずに客観的に見てしまう自分が

そこにいた・・・。


この時間が続けばいいと思ってしまう自分がいて・・・。

でも、やっぱり理解できなくて頭の中がぐちゃぐちゃすぎて、

やっと聞けた言葉が「あの人の事好きなんでしょ?」

今思えば直球すぎたかもしれない。

もっとほかの聞き方があったんだとおもう。

けどそれがやっと発する事が出来た言葉だったの。


あなたは困った顔してた・・・。

そして遠目がちに何かを考え、出した答えが

「好きだよ。」

その声は弱々しかった・・けどそれがほんとの気持ちなんだと思ってた。



私が今まで生きてきていろんな考えを知ってきた。

でも相手がいる人に恋をするなんて考えはわからなかったし理解できなかった。

不倫や浮気なんて軽蔑気味だったしする人の気持ちがわからないって思ってたからね。


今なら気持ちが分かる…

なんてそんなにいろんな考え方できるほど器用じゃない。

だから自分のしてる事が理解できず自己嫌悪の日々…          



わたしの中に突然、貴方という存在が現われて

今ではわたしの頭の中は貴方でいっぱい…。            

そんな人に恋するなんて早くやめなきゃいけないって言い聞かせる自分と

会いたい…そばに居てほしいって思う自分。       

正反対の気持ちが同時に頭の中にいる・・・・。




私が寂しいとき電話してくれる。

会いたいと思った時、“会おう”といってくれる。

やっぱりあなたは優しいから・・・。


でもね、あなたのその優しさに喜びきれない自分もいるの。

だって常に《あの人》の存在が浮かんでくるから。


あなたのやさしさに触れるたびに、あの人の存在が私を苦しめる。

そんな繰り返しが辛くて・・・・。


もっと自分が強くなればいいのに、

その辛さに耐えられない弱い自分がいて、

ほかの人に頼っちゃったんだ。

その人の事好きになればあなたの事忘れられると思ったから。

そんな弱い考えしか出来なかった・・・。


でも間違ってた・・・。

忘れられない。それどころか以前より

あなたを強く思ってしまう。



振り向いてくれないとわかってていても諦められない。

辛いだけなのに・・・。

でも貴方の事しか考えられない・・・。

本当に好きだからかな。


だから決めたの。

もう逃げない。もっと強くなる。

傷つくのを恐れずあなたを想い続けます。

でもあなたに迷惑はかけないよ。

あなたの幸せ祈ってる、好きだから・・。

そんなのただのきれいごとかもしれない・・

自分の感情抑えきれなくなってあなたに迷惑かけちゃうかもしれない。

でもその時は、自分の気持ちに決心がついたときだと思う。


あなたを忘れるためだから・・・。







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