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92話 魔法が使えない俺と塔の中

さて、物置に入ってきた兵士かな?こいつに質問してみようか。


「首席は何処?」

「・・・答えぐぬうぁぁあ」

「首席は何処?」

「・・・最上階だ」

「連れ去られた民間人は?」

「・・・地下の牢獄だ」


ふむ、どうやら読みは大体あってたみたいだね。後はーそうだなあ。


「数と配置は?」

「そこまで言うわけ・・・ぐぬぅううう」

「数と配置は?」

「・・・上10、下10だ。他全員は街の巡回と低魔力者のあぶり出しに行っている」


へー、塔の中は少ないみたいだね。頭が弱いのか、単純に圧倒的な自身があるかのどっちかだな。


「その低魔力者を連れ去って、お前らは何やってんの?」

「知らない。何も聞かされてない」

「あ、そう。んじゃさようなら」

「本当だ!本当に知らないんだ!!信じてくれ!!!」


声色と心拍数的に、嘘はついていないみたいだね。まあ、この辺で終わらせて、とっとと救助に行かないとね。


「了解。サンキュー」

「ぅっ・・・」


首絞めて失神させたから、しばらく起きてこれないでしょ。


「みんな聞いた?」


暗闇から各々出てきたね。というか、ミシアの光の球が便利すぎなんですけど?


「地下に皆さん居るんですね、分かりました」

「みんなを助けるですよー!!」

「あなた様、頑張て下さい」

「みんな、任せたよ」


皆が目を合わせて頷く。覚悟を決めたって感じ?


「皆さん、ありがとう」


リーナの一言に、全員が笑顔で答えて、扉を開いた。


◇◆◇


アンジェ、ニナ、ミシアと別れて、俺らはひたすらリーナと螺旋っぽくなって階段を駆け上がってる途中。


なっげーし、マジで誰も居ないじゃん。


んまーそうだよな、前首席を殺した時、普通だったら護衛達に取り押さえられるところを、寧ろ制圧したってことだもんな。


じゃないと、クーデター?なんて起こせないっしょ。


よほど強いんだね、上の奴は。


んーと?階段近くに2、1、3、2かな?人の気配がするな。よし、先手必勝!!


『縮地』で気配のある方に接近して、敵の後ろに回り込んでっと。


「よっす」

「・・・!?!?おまえ!!だれぐぬぅおあああ!!」

「ぐぅえあぇああああ」


まず二人。気付かれないもんだなあ、もう少し周り気にした方がいいんじゃない?


おーよしよし、今の声で上から続々降りてきたぞ!!まとめてやっちゃうチャンスだね!


「なにやつだ!」「敵襲だぁ!!」「ひっ捕らえろ!!」って叫んでるけど、意味ないんだよなー。


よし、8人いるな?んじゃー倒しますよー!攻撃の隙なんて与えないからな!


素早く懐に入って一発、んで潜り抜けて2発。


「は、早すぎる!!」「なんだこのガキは!!」「魔法の発動タイミングが・・・」なんて感想述べてる暇あったら、ちゃんと構えろよな。ほい、8人終わり!


リーナが階段登ってきて、俺の近くに駆け寄ってきたね。


「死んでる?」

「いや?みねうち」

「強い、かっこいい」

「上の奴倒してからもう一回言ってね、よいしょっと」


リーナに合わせて階段登るのもおっくうになったし、彼女をお姫様抱っこして、ちゃちゃっと登っちゃいますか。


「ひゃ、何?」

「時間短縮だよ。しっかりつかまってて」


リーナを抱きかかえながら、ぶっ飛ばす俺。彼女は「ひゃ~~~~~」って言いながらがっしり捕まってるね。そんな声だすんだ。


しっかし無駄になげえなあ。生活に不便過ぎない?グルグルして目が回りそうだわー。


お、最上階かな?突き当りっぽい?ちょっと広いところに出て、大きい二枚扉が出てきたぞ。


「リーナ大丈夫?」

「目が回った、うっぷ」

「うん、元気そうだね。入るよ、後ろに下がって」


リーナをゆっくり降ろしたら、身体ふらふらさせてるよ。あー、ちょっと申し訳ないことしたかも。


元気になるのをちょっと待ってから、扉に手を掛けた。


さて、どんな奴がふんぞり返ってるかな?


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