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86話 魔法が使えない俺といざ出発!

大変申し訳ございません。二重投稿を2回していたことを深くお詫び申し上げます。

リーナの為に、キルスティンに行く事を決めた俺ら。


そんな時に医務室に入って来たのは、チンピラを連行したボラだね。


「ボラ!どうしたのー?」

「ミュラか!いや、それよりもたくや、あの冒険者から聞いたぞ!」


お、早いな。もうちょっと取り調べって時間かかると思ってたけど、結構すぐ口割ったんだなぁ。


「それで、魔導石はどこで?」

「あいつ曰く、依頼の帰りにキルスティン付近を歩いてたら、行商人?が渡してきたらしい」

「へぇー、普通そんなん貰うかね」

「なんでも、あいつらはB級冒険者から上に上がらない事が不満で、そんな時に強くなれるだのなんだのって誘惑に負けて、出来心で貰ったみたいだな」


要は力に渇望した結果の産物って事だね。強くなるのに近道ってないんだけどなぁ。


・・・キルスティン付近って言ってたから、もしかしたらリーナの件と魔導石の件に因果関係があるかも知れないね。


「俺ら、これからキルスティンに行ってくるから、調べてくるよ」

「本当か!・・・その子は?」


一応ボラにも、リーナの経緯と俺の考えを話す事にした。


◇◆◇


て事で次の日。


ボラに一通り話したら、騎士団はキルスティンに介入出来ないからとの事で、俺らで調査?を頼まれちゃったよ。


まあ俺らはその首席をぶっ倒しに行くんだけどね。


一応後から何かあったら困るから、ボラからフィラに説明しといてって事で終話。


で、これから向かうところなんだけど・・・


「いやぁあ!!!帰りたくないぃい!!!たくや君といるのぉ!!!!!」

「フィラ!我儘辞めろ!俺だって行きたくないんだから!!!」


って俺らの目の前で繰り広げられるミュラの駄々っ子とそれを止めるボラの図。


なんでも、龍人族の伝統行事があって帰らないといけないんだってさ。大変だね。


なお、くっそつまらない上に長いんだって。


「まあまあ、そんな何日とかの話なんだから、フォーを安心させてあげなよ」

「むー!たくや君!!終わったらすぐ行くかラァ!!!抱きに行くかラァ!!!」


「おら行くぞ」って行って、ボラとミュラは悲しい顔して行っちゃった。


ボラってあんな辛そうな顔するんだ・・・どんな行事なん?


ほいで、その様子を眺める俺とアンジェ、ニナ、リーナなんだけど、不自然な白い露出多めドレスの人物がそこにいるのよ。


「なんでついて来てるの?ギルドの仕事は?」

「あなた様といたいからです。待った分一緒にいたいのです。ギルドは大丈夫です」

「さっきギルドの受付嬢さん、頭抱えてましたよ?」

「可哀想なのです」


どうも、ギルドに迷惑かけて無理やり来たみたいだなコイツ。何考えてんのかほんと分かんねえ。


戻ったら説教だな。


なんだリーナ、こっち見つめてるけど。


「あなた達は仲良い」

「そうかな?リーナにはそういう奴いないの?友達とか?」

「友達はいない。お手伝いさんだけ」

「そっか、じゃあ俺たちが初の友達になってやるか」

「え?」


今までの話聞くと可哀想だし、友達くらいにはなってもいいよな?


「そうですね!私たちが初めての友達です!」

「ニナもお友達になるですー!」

「何?友達って、よく分からないわ」

「おいミシア」

「はい!はぁい!!なりますぅ!!友達でもなんでもなりますぅ!!!!」


1人を除いてリーナの友達宣言する俺らに、リーナは真顔だったけど、ちょっとだけ綻んだ気がするよ?


んん?リーナ?なんだ、俺に黙って近づいて?


なんで俺はリーナに抱きしめられてんだ?


「え、リーナ?どうした?」

「友達はこうするって聞いた」


そんなの聞いた事ないんだけど?・・・まあ、リーナが良いならそれで・・・


「リーナさん!何やってるんですか!私の居場所なんですけど!!」

「やめなさい子供!!その場所は誰のものでもない私の聖域なのよ!?」

「わーい!ニナも抱っこですー!」

「ちょ、お前ら!抱きつくな!!」


やめろ!全員で群がってくるな!!きつい!!苦しいから!!!


そんなこんなで、俺たちはキルスティンに向かう事になったよと。


道中何も起こらなきゃいいなぁ。



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