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84話 魔法が使えない俺と町でテロス

チンピラの1人がテロスになっちゃったから、駆けつけたボラと一緒に戦うところ。


チンピラ1人は、腹貫かれてお亡くなり。もう一方は座り込んじゃってるよ。


全く、自分の尻ぐらい自分で拭けっつーの。


っと、考えてる場合じゃないな!


テロスが腕をこちらに伸ばして攻撃してくるんだけど、その腕の先端が分裂を始めて、あらゆる方向から俺らを襲ってきたよ。


こんな攻撃は知らねーなぁ。


「任せろ!『ドラッヘネイル!』」


おおー、ボラの両手の爪が魔力を帯びた長い刃物みたいになって十字切りをかます。


そしたら伸びて来た腕が見事に、サイコロみたいなブロック状にバラバラになっちまったよ。


切れ味抜群じゃん?


まあでも、すぐ再生するから早めに終わらせないとね。


ほら、また伸ばして来た!


しかも魔力を乗せてるっぽいから、さっきより速度が上がって、破壊力も格段に上がってそうだなぁ。


んま、今度は俺がサイコロにするんだけどね。


うへぇ、液体出て来てきもぉ・・・


「たくや!助かった!!」

「俺がサポートするから、ボラは宝石壊して!」


ボラに宝石を破壊させる理由は一つ。


今後の同じ事が起こった時の為に、騎士団に攻略法を浸透させる為だね。


見るよりやる方が覚えるってこと。これ、巨乳師匠の口癖ね!


それにしても、流石龍人族って感じ?


さっきのB級チンピラより格段に強いし、なんせ技のキレが違うよ。関心関心。


俺はとりあえずボラを襲う腕伸ばし攻撃を防いで、撃ち放ってくるしょぼい魔法攻撃を叩っ斬るっと。


「おおおお!トドメだぁあぁ!!」

「よし!破壊したな!」


ボラがテロスの懐に入って、自慢の爪を使って宝石を破壊!うーん、終了!


「はぁはぁ、助かったよたくや。ありがとう」

「いいよいいよ、それよりも」


チラッと座するチンピラを見たら、未だに項垂れてたな。


自分らのせいなんだから、ちょっとは手伝ってもいいんじゃない?


「おいお前、あの石どこで手に入れたんだよ?」

「・・・俺は悪くねえ、俺は悪くねえん」

「なあたくや、この人は?」


ボラに、起こった出来事を伝えたら、ちょっと驚いてるみたいだね。


「とりあえず連行して、事情聴取するよ。分かったことあったらたくやに伝えるからさ」

「おう、頼んだよ」

「あとミュラなんだけど・・・」


ミュラがなんだろ?なんか用事でもあんのかな?


◇◆◇


「すいませんたくやさん、全然気づかなくて・・・」

「ニナも気づかなかったのですぅ」

「まさか外がそんな事になってたとはねぇ」


ボラがチンピラを連行して暫く、やっとこさアンジェ達が店から出て来て、さっきあった事を伝えたね。


んで、一応ギルドの医務室に顔出そうかってところ。


もうちょっとでギルドに着くかな?


しっかし、割とでかい音やら周りの人の声があったはずなのに、そんな気づかないもんなのかね?


防音がすごいって感じ?


「まあ解決したからいいよ、それよりもあいつら、魔力増強石持ってたのが謎だな」

「謎ですね。もしかしたら秘密裏に裏で流通しつつあるかもしれませんね。」

「もしくは、売人がどっかにいるとかだよね?怖いよねー」

「ニナはよく分からないのです」


んー、もし売人が存在してたり、既に普及しつつあるって考えたら危ないね。早めにその根幹を潰した方が得策かも。


「あ、そういえばミュラ、ボラが言ってたんだけど・・・」

「やめて!分かってるけど嫌だからぁ!!」

「どうしたんですか?ミュラさん?」

「拒絶がすごいのです」


聞いた限りだと、大した話じゃないんだけど、なんでそんなに嫌なんだろうなあ。不思議だね。


◇◆◇


医務室に着いた俺らを待ってたのは、やはりミシア。足音で気付いたのか、気配で気付いたのか分からないけど、彼女は扉の前にスタンバっててちょっとビビったよ。


「あなた様のミシアはずっと待ってました!」

「扉の前でずっと?休んでても良かったのに」

「そうはいきません!妻として夫を待つのは当然です!」

「誰が夫だ。あ、そういえばあの子は?」


視界に移る自称妻を避けて、ベッドに視線を向けると、女の子がこっちを見てるのを確認。どうやら意識を取り戻したみたいだね。


「先程目が覚めました。意識もハッキリしてますし、もう大丈夫だと思いますよ」

「ありがとう、助かったよ」

「はわぁ!あなた様のためなのだから、当然ですよぉ!」


ミシアが抱きついて来そうなのを察知して避ける俺。それでもアンジェ達の目線が痛い。


それより、助けた女の子の方が気になるし、近づいて話しをしてみるか。



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