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48話 魔法が使えない俺と配下ガングニール

俺ら5人は、魔王の配下ガングニールと激しい攻防?を繰り広げてるところ。


ガングニールからは、口から火炎放射と尻尾にある鋭くて巨大な槍をこちらに突き付けてきたりと、まーまー凶悪って感じだね。


『アブソリュートメテオ!!』

「そんななまっちょろい氷なんぞ!!」

「魔法が効きません!!」

「私に任せろおお!!!」


ガングニールがアンジェの氷魔法を弾き砕き、それを見たサリスが聖剣を例の如く、刀身を巨大化させる。


俺はというと、ガングニールから放たれる無数の炎をひたすらお掃除している最中で、もうそろそろ斬りに行きたいなあってこっそり思ってる。


「うおおおお!!ガラティィィィィィ・・・」

「馬鹿が!!『エルドル・グングニール』!!!」

「あっつ!あっつ!!!」

「サリス!大丈夫か!?」


巨大な聖剣を振り下ろすも、ガングニールの尻尾に備わっている巨大な槍は業火を纏って、バカでかい音を出しながらぶつかりあってる。魔法ってすげー。


槍の威力が高いからかな?サリスの聖剣が徐々に押されてってるから、一撃はかなり重いのかも?ぜひサリスには頑張ってほしい。


「ぬおおおおおお!!!これしきの事でえええ!!!負けないぞ!!!!」

「それにしたっては、力が弱いのではないのか?・・・ぬ?虫けらが」


サリスとガングニールが力比べをしている間に、ニナとミュラはあいつに接近して、ドラゴンの頭目掛けて物理攻撃を行うところだね。


「パーンチ!!なのです!!」

「がら空きだよ!!そら!!!」

「がら空き?これはな?」


やべえ!あいつなんかするぞ!!『縮地』!!


「余裕っていうんだぜ?」


急にガングニール周囲の地面が赤く発光したと思った瞬間、無数の火柱がガングニールを覆い始めた。ちょっとした噴火だよねこれ。


急いで2人の元に駆け寄って、首根っこ捕まえて下がる俺。あぶねー!もう少しで二人ともバーベキューになるところだったわ!


「ご主人様感謝感謝なのです!!」

「ありがとー!助かったよー!」

「ギリチョンセーフだね」


助かったのはいいけどさ、割とピンチかな?いや、行こうと思えば行けるんドさ。馬鹿みたいに火の球飛ばしてくるもんだから、後ろの倒れてる奴らに当たったらまずいしねー。


「負けないぞおお!!私は負けな・・熱すぎ!!熱いって!!!」

「己が無力を思い知るがいいぞ人間ども!!」


サリスの魔力に覆われた聖剣も、徐々にひびが入ってきてるし、アンジェの魔法は炎の渦に止められるし、ニナとミュラは近づけないし、うーむ。どうすっかなー。


あ、サリアが飛ばされちゃった。剣は折れてないっぽいね。


「サリスさん!お怪我は!?」

「アンジェ、大丈夫だ!それより、この私が力負けしたことの方が、本気でマジで悔しいのだが!!!」

「大丈夫そうですね」


サリス自体に怪我はないみたいだから良かったけど、それに対して高笑いしてくるドラゴンが、まーうざいね。


「これじゃあ近づけないのです!!あちちなのですよ!」

「くっそー!火の中に引きこもってえ!!」

「フハハハハ!!可燃ごみなのが悪いだろうが!!!」

「うるせーよ燃えないゴミ」


稚拙に煽ってくるこの配下、マジで分からせてやりたいなあ。


あ、火の玉が尻尾に集まってきて、尻尾の槍が禍々しい炎に変化して、マジで山火事じゃすまないレベルの炎だぞあれ。それを見てアンジェとフィラの顔が青くなってってるよ。


「もういいぞ。貴様ら全員消し炭にしてくれるわ!!」

「うお!熱そうだなーあれ」

「あんな炎が放たれたら・・・里が!!!」

「ダメです!魔法が炎で弾かれて通用しません!」


んー、でもあれ、俺の魔殺で消せるんじゃないかな?結構大きいけどさ?どれくらいの効力か試してみようかな?


無数の炎もなくなったし、GOGOチャンスだよね?ニナとサリスはかなり焦ってるみたいだけど。


「や、やばいのです!!灰は灰になるのです!!!」

「この!!!もう一度私の聖剣で・・・!爪弾くは風の命・・・」


そして発射される、全てを消し飛ばす闇の獄炎。


『ブリーシ・フレイヤ・ガングニール』

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