表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/143

46話 魔法が使えない俺と戦いの火蓋

ということで決戦当日。


昨夜はこの里の宿泊施設で泊まったんだけど、あんま寝れなかったなあ。


何故って?寝ようと思ったら、アンジェ、ニナ、サリス、ミュラの4人が永遠と俺の部屋で女子会をしてたからだよ。


もうねー、サリスとミュラがマジでうるさいんだって。なんでそんな喋れんの?ってくらい起きてたから、マジで寝れなかったんだわ。


次こんなことあったら、2人を気絶させないとダメだな。


なのに、なんでアンジェとニナは快眠なんだろうか。俺にくっついて途中から寝始めたし、俺は寝れないのに。


そんなわけで今は、戦える老若男女が集会所に集まって、龍人族の長であるミュラの兄の号令準備まで待機してるとこ。


「ご主人様眠たそうなのです」

「大丈夫ですか?たくやさん。私達邪魔でしたか?」

「いや大丈夫、そうじゃないよ。この女騎士とドラゴン娘が五月蠅かったからだよ。なんで元気なん?お前ら」


窓際女騎士とドラ娘は相変わらず元気そうな趣で、俺に呼ばれたことに気付いて笑いかける。


あー、その笑顔が欲しいよ。


「おお?私は慣れているからな!たくやお前、たるんでるんじゃないのか??」

「私も大丈夫かなー!」

「はあ、この戦いが終わったら、寝る時サリスを気絶させるからな」

「ふ、やれるもんならやってみ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


なんか鼻につくから、とりあえず両頬を引っ張る俺。うん、結構伸びるんだね。


そんなこんなしてる間に、兄が来たみたいだ。めちゃくちゃ大きい声で、選手宣誓みたいな掛け声を始めた。


「よく聞け!今日で戦いを終わらせる!これは、この里の命運を懸けた戦いである!現状、俺たちは今厳しい状態だ。しかし、俺たちには切り札がいる!」


集会所に集まった100人弱が、真面目に兄の言葉に耳を傾けてる。俺は眠いからあんま頭に入らんけど。


「それは、魔王の配下を倒したと言われる冒険者!たくやとその一向だ!彼らは必ず俺たちを勝利へと導く存在になる!」


100人弱一斉に振り向かれるけど、すっげえ恥ずかしい。悪い気はしないけどさ。


俺がただの人間だから、割りかし不信感持ってる眼差しを感じるね。


そら、特別人種じゃない俺に対して、疑念が生じるのはしょうがない事だけど。


アンジェは「どうもー」って言ってお辞儀。ニナは跳ねながら喜んでるし。


でも、サリスのその胸を張ってドヤ顔するポーズはどうかと思うよ?


「お前らの命を俺にくれ!敗北は存在しない!!里長フォーの名に置いて命ずる!勝利を!!!!」


うわっ、うるせ!!里中の奴らが雄叫びを上げ始めて、呼応してるよ!耳がおかしくなるって!!


俺以外の仲間も全員声上げてるし、俺も叫んだほうがいいのかなぁ?いや、サリスだけ笑ってない?なんで??


ともあれ、みんなが一致団結したところで、俺らは戦場に進んでいくのだった。


◇◆◇


「うおぁぁああああ」行かせないぞ!!」

「ここは守るんだからぁ!!」


ドラゴンの群れが里手前に押し寄せてて、今迎撃に入ってるとこ。


多数の龍人族が一体一体を確実に仕留めて、徐々に道を広げてってる。


まじで、ドラゴンだらけじゃん!気持ち悪いんだけど!


兄とミュラと俺ら、龍人族数人は今里にいて、戦線が上がってきたら、俺らが突入する感じになってる。


でも、物量が物量だし、もそろ出てもいいんじゃないかな?


何体かのドラゴンは、ちょいちょいこっちに流れてきてるし。


「ねえフォー。俺らそろそろ大将取りに行っていい?多分無限に湧いてくるよ?どんどんドラゴン迫ってくるし」

「・・・そうだな、君らの力発揮してきてくれ」

「私も行くよ!兄さんは里を守ってて!!」

「よし!私が先陣を切る!お前ら!!私について来い!!!」


なんでサリスが指揮を取ってんのか知らないけど、まあいいや。親玉である魔王の配下のご尊顔を見に行こうかな?


「んじゃー、目の前のやつらをボコしながら、最後尾まで進むぞー!」

「皆さん!命を大事に!」

「ドラゴンカーニバルなのです!!」

「さあ!怖くはない!!不安はない!!私の夢・・・」

「いっくよー!!」


サリスを無視して特攻するのだった。


「私の言葉を最後まで聞けよ!!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ