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45話 魔法が使えない俺と龍人族の里

今、俺らの前に現れたドラゴンを一撃で倒した、龍人族のミュラから、この山は魔王に脅かされてる的な話をされたところなんだけど、どういう事だろうね?


「それってどう言う事?」

「最近になって、ドラゴンが大量に現れたんだ。この山には、龍人族しか住んでいなくて、さっきみたいなドラゴンはいないんだよ」

「そうなんですか?てっきり、ああいうドラゴンが沢山いるばかりだと」

「ドラゲナイなのです!!」


へー、ドラゴニス・マウンテンは龍人族の山って事なんだ。んで、モノホンのドラゴンはいないと。


で、詳細を聞くと、そのドラゴンは魔王の配下が操っていて、配下とドラゴンが山に攻め込んできて、てんやわんや。んで、しかも配下がマジで強いらしい。


配下の強さとドラゴンの物量で龍人族は結構苦戦を強いられていて、


今は少し落ち着いてるけど、また襲ってくるらしい?なーんでだろうね。まさか、龍眼玉狙いとか?まさかね。


「とりあえず近くに里があるから、ここにいるのもなんだし、案内するよ!」


とありがたい言葉をミュラから頂いたので、黙って俺達は背中をついていきますと。


◇◆◇


おお、岩山の中にちゃんと村があるんだなあ。岩蔵とかじゃなくて、ちゃんと家があることが、人工って感じ?でも、所々やっぱ被害の跡があるなあ、少し痛ましいかも。


ん?あのでかい筋肉質の男は誰だ?


「ミュラ、この人間たちは?」

「あ、兄さん!彼ら王都騎士の命令で、竜眼玉が欲しいらしいんだよ」

「・・・時期が悪かったなお前ら。こんな時でなければ良かったのだが・・・」


この筋肉は、ミュラの兄らしい。すっげえ振れ幅!全然似てねえや。


やっぱ、魔王の配下の話は本当らしい。人間に友好的ではある感じはするんだけど、やっぱ状況的に多少ピリついてるよ。


「いや、逆に忙しい時にごめん。配下の軍勢は今どんな状況なの?」

「今か?昨日襲撃があって、500くらいか?ギリギリ何とか追い払たんだが、明日は倍の軍勢を引き連れてくるとのことだ」

「倍ということは1000ですか!?」

「この里はどれくらいの人数なのですか?」

「里で戦えるのは、合計100人いないくらいだ。一体一体のドラゴンは大したことないが、流石に1000は、俺達でもきつい」


1000体のドラゴンがこちらに押し寄せてくるって?やばすぎだろ。500ですら多すぎんのに、それを100弱でって・・・どんだけだよ。


・・・でも、そんなポンポンドラゴンを量産できるっておかしくないか?何かカラクリがあんだろ。・・・ワンちゃんにかけるか。


「たくや、私達も戦おう!!私はこの里を守りたいんだ!!」

「そうですね!この里を崩すわけにはいきません!!」

「ニナも戦うのです!」


アンジェ、ニナ、サリスはこういってるし、俺もここは一皮剥こうかな。


見た感じ、ミュラと兄は俺らを巻き込みたくないっぽい雰囲気だね。まあ俺らってよそ者だし、怪我させたくないんだろうね。周りにいる他の龍人族も同じ目線を感じるよ。


「悪いよ。よそから態々来てくれた人たちを、この戦いに巻き込みたくないよ」

「そうだな。俺達は俺達の手で勝ち取らなけれないけない。勿論、その気持ちは嬉しいがな」

「・・・いや、俺らも戦うよ。俺が配下の相手するから」

「!?何言ってるの!君にそんな・・・!!」


ミュゼはかなりこちらを気にかけてるみたいで、兄は「うーん」と目を瞑って唸ってる様子。まあ、分かるけどね。


「大丈夫だよ、俺達何体か魔王の配下倒してるから」

「そうです!たくやさんは強いんですよ!」

「そうなのです!ちょちょいのちょいなのです!!」

「んま、私がいないとダメだがな!!!」

「おい」


アンジェとニナが俺の腕に抱き着いて、サリスは俺の目の前を遮って胸を突き出してる。2人はともかく、サリスは何故こうも虚勢を張るのだろう。永遠の謎だな。


「配下を倒してるだって!?・・・ミュラ、彼らも戦力として頼んだ方がいいんじゃないか?」

「・・・うん、すごく申し訳ないけど、力を借りたいかも」

「任せてよ、こう見えて俺結構使えると思うから」

「じゃあ、君の力を是非使わせてくれ!里長としてよろしく頼む!!」

「了解!!頑張るよ!!・・・里長??」


ってことで、俺らは龍人族たちと、配下殲滅作戦を開始するのであったとさ。





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