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39話 魔法が使えない俺と研究部のロビ

今、この窓際女騎士に連れられて、ガラス玉を届けるために研究部に足を運んでるんだけど・・・ほんとうるさい。行く場所見える場所全部説明してるんだけど。


いやまあ分かるよ?自分に仕事が与えられて嬉しいんだろうね、舞い上がっちゃってるんだわ。


「お前ら分かったか!これが王都騎士本部だぞ!!目に焼き付けとけ!!!」

「うん、すっごい分かったから、研究室早くいかせてくれない?」

「たくやさん、サリスさんも嬉しいんですよ」

「窓際なのですー!!」

「お前らぁぁああああっぁぁあぁああ!!!!」


まあこんな感じのサリスだけど、結構人望が厚いっぽい。ラフな感じで通り過ぎる騎士やら何やらとコミュニケーション取りながら、よくやってる感じが伝わってくる。裏表なく真っすぐだから、慕われるのかなあ。


っと。扉で止まったけど、ここが入り口なのかな?まあ、割とでかい扉だし、看板に研究室って書いてるから、ここなんだろうね。


「ついたぞ!!ここが研究部の部長部屋だ!というか、お前らは何故ここに来たんだ?

「ありがとう。サリスはもういいよ、お邪魔しまーす」

「わ、私も行くのだが!?責任があるからな!?」

「失礼するのですー!」

「あ、失礼します」


入ってみたら・・・汚ねえ。なんか、紙が床中に散らばってるし、本とかビンとか、部屋中ぐっちゃぐちゃ。しかも薬品臭い。帰りてえよ。


ん?あそこに紙の山があるなあ。すっげえ違和感あるんだけど。これって人じゃね?


「サリス、あれ紙の中に人いない?」

「なんだ?あー、あれが部長だ」

「あの紙が部長なのですか?」

「埋もれているのでしょうか?」


とりあえず、俺らで紙の山をどかしてく。それにしたって、こうはならねえだろ。こっから人間出てきたら怖すぎ。


あ、怖っ!!出てきたわ。


茶髪短髪白で裾が長い白服の・・・子供?が這いつくばって寝てやがる。よく寝れてんなぁ。とりま起こしてみるか。


「おーい起きろー」

「んあ?・・・誰?」

「お、起きて下さーい」

「おーいなのですー」

「早く起きろ!ロビ!」


ロビって子供は目を擦りながらまじまじこっちみて、欠伸してる。こいつこのままだったら死んでたんじゃねえの?


マジで顔は子供だし、ちっさいし、本当に研究部長なの?


「ねえサリス、本当にこの子供が研究部長なの?」

「いや!ロビは・・・」

「聞き捨てならないね!!!!!」

「起きましたね」

「起きましたのです」


ロビってやつは子供つった途端、目をガン開きにしてバカでかい声出し始めたけど、なんで怒ってんの?


「ロビは子供じゃないの!!どう見ても大人だよね!?」

「大人には見えないけど」


本人曰く子供じゃなくて、大人らしいよ?全然見えないけど


「い、一応ロビは大人だぞ!私が言うんだから間違いない!」

「そうだよ!!ロビはレディなの!!!失礼なガキ共だね!!!目腐ってんじゃないの!?んま、ガキだからロビの魅力伝わらないかー」


え、このガキクソうざいじゃん。でも、このままだと話進まなさそうだし、謝っとくか。


「えーっと、見るからに美人で大人で包容力のある女性なのに子供って言ってすんません」

「ロビさんすいません」

「ごめんなのですー!」

「ふんだ!やっとわかった!?まあ、ロビは大人だから、許してあげなくもないから!!感謝しなさい!!」


あ、このガキ泣かせていい?普通に腹立ってきた。いや、我慢しよ。


「で!このロビになんの用なの?こう見えて忙しいの!」

「寝てたじゃん」

「おいたくや、あのガラス玉を見せてやれ」


「あーはいはい」って言ってガラス玉をこのガキに見せつけると、うわっ、ぶんどられたぞ!なんだこいつ!?


「これは!これは!!やっぱりロビの思った通りだな!ギルドに頼んでよかったー!」


頼んだのはやっぱこいつらしいね。人のもの勝手に取るのは納得いかないけど。まあ、任務完了だな。


「あのロビさん、このガラス玉ってなんなんでしょう?」

「そうなのです、気になるのです!」

「これ?これはねー、転移魔導型魔力圧縮結晶だね」


んん、なんて????








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