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38話 魔法が使えない俺とガラス玉一つ落とされた

無事、俺らはペガレオスを倒して、女性達は俺の指を飴玉舐めてるかのように、ずっとしゃぶりついてる。


ふやけてきたからやめて欲しいんだけど・・・


とりあえずボスっていうの?そいつ倒したからさ、その隠し財宝とやらを拝見したいんだけど、どこだろうなぁ。


・・・いや、まって!空、というか魔物の体内からなんか出てきたぞ?


ガラス玉一つ落とされた?


「・・・なにこれ?」

「なんでしょう、黒い玉でしょうか?」

「これが財宝なのですか?」


まじで、手のひらサイズの黒い玉。中に紋章?みたいなの入ってるけど、ただの黒いガラス玉って感じ?


とりま初心者に聞いてみっか。


「ねえねえ、これが財宝?」

「いえ、私たちは何も聞かされてなくて」

「ただ、隠された財宝があるとだけ」

「俺らも詳しくはわからないんすよ」


うーん参ったなぁ。ここ以外に部屋があるわけでもないし、これ以上何かあるわけでもないしな。


「んじゃ、とりあえずこれ持ってもどろっか」

「そうですね!帰りましょう!」

「帰るのですー!!」

「たくやちゃまとぅき・・・」


ん?


◇◆◇


で、現在ギルドに戻ってきましたよっと。


とりま嬢に話を聞きに行くっか。


「あー、良かったです無事で・・・って、ミーユさんはなんでたくや様の服を着てられてるんですか?」

「あ・・・これは秘密です・・・」


普通に言ってくれたっていいんじゃないの?濁さなくても。とりま、このガラス玉渡しとくか。割らないようにね。


「これ、最深部のペガレオスから出てきたんだけど、これ何?」

「ぺ、ペガレオスですか!?そんなモンスターが・・・」

「うん、え、隠し部屋知ってるんじゃないの?」

「ギルドも、実は王都騎士からの依頼なんですよね。だから、詳細は分からなくてですね」


へーそうなんだ。じゃあ、隠し部屋の事も分からなかったわけか。んじゃーこの財宝?なのかよく分からないガラス玉も分からないってわけね。さてさて、どうしたものか。


「じゃあこれが財宝かも分からないってこと?」

「うーん、そうですね。とりあえずこの玉を王都騎士の魔法研究部に持ってってくれるとありがたいです」

「え、俺らが?」


王都騎士にそんなとこあるの初めて知ったし、なんで俺らが?って思う部分もあるけど、まあいいか。


てか、このガラス玉に何か価値があるとか思えないけどね。一応だね一応。


「んまあいっか。俺らが言った方が早いってことだろうしね」

「たくやさん!お優しいですね!」

「サリスさんに会いたいのですー!」

「皆さま、ありがとうございます!よろしくお願いします!!」


◇◆◇


「お前ら!!!!!来てくれたのか!!!!仕事が!!まだ終わらなくて!!!!!応援に来てくれたんだな!!!!!!」

「サリス?あなたは仕事をあまりしていないでしょう?寧ろ仕事増やしているじゃないですか」

「団長ぉぉぉぉぉぉ!!!」


やかましく王都騎士本部でお出迎えしてくれたのは、フィラとサリス。相変わらず忙しそうだなあ。


てかサリスがマジでうるさいんだけど!


「たくや様方、本日はいかがなさいました?」

「ああフィラ、今日は研究部に届け物があるんだけど、どこにあるの?」

「届け物だと!?これはなんだ!!おもちゃか!?」

「サリスさん、触らない方が・・・」

「サリスさん割るかもしれないのですー!!」


「お前ら―!!!」ってサリスが湧いてるのはほっといて、とりまギルドからのお使いを遂行しないとね。


にしたって、騎士本部に初めて来たけどでかいなあ。城程じゃあないにしても、結構敷地面積あるんじゃない?中からすげえ打ち合いの音とか、大声とかが敷地内からめっちゃ聞こえてくるね。活気があるなあ。


そこらへんに騎士がうろうろしてるし、厳重だね。


「そうですね、わたくしは忙しいので、サリス。あなたが案内してあげなさい?」

「団長!!い、いいのですか!!!私が、こいつらを、研究部まで連れていきますよ!!感謝しろよお前ら!!」

「おい窓際、調子乗んなよ。あ、フィラありがとね」

「いえいえ、これくらい。たくや様には恩義が沢山ありますので。また一緒に寝ましょうね。フフフ」


なーんか意味わからないこと言ってるけど、言わせとけばいいや。んじゃ、その研究部とやらに行きますかね。


「お前ら、私の背中についてこい!!!隅から隅まで頭に叩き込んでやるからな!!!」

「もうやること忘れてるじゃん」

「サリスさん仕事で疲れてるんでしょうか・・・」

「頭ぱっぱらぱーなのです!!!」

「お前ぁああっぁっぁぁぁあああああ!!!!!」












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