36話 魔法が使えない俺とペガレオス
さて、この・・・なんだっけ?ペガレオス?だっけ?こいつを倒せばいいってことだよな?
「あ、君らは下がってて、怪我してるし」
「そうですね、私の近くにいてください」
「ニナが守るのですよー!!」
「ありがとうございます」と「たくやさましゅき」の言葉を言って、彼らは後ろに下がってくれたね。・・・ん?
よしと、じゃああっちも火花散らしてやる気満々みたいだから、お相手でもしますかね。
いや!うるさ!!「グオオオオ!!」じゃねえよ!反響してやかましいわ!
『全てを滅する神の槍よ、今ここに邪悪なるものに迅雷を・・・』
『トール・ブレスター!!』
「ニナも行くですよ・・・っと!あぶな!なのです!!」
「なんだあの光弾!」
「魔法がかわされました!!」
うへぇ、アンジェの魔法をかわすくらい速いし、ペガレオスの周りから光弾が出てきて射出してくるし、槍持って突っ込んでくるし。
遠近万能とは中々やるんじゃない?
まあ、俺が光弾斬って、ニナが近づきつつ、アンジェが援護する感じでいいかな?
「アンジェ、気にしないでどんどん打って!俺が光弾消すから、ニナは気にしないで前に!」
「分かりました!たくやさん!」
「ニナは止まらないのですよ!!!」
よしよし、ニナに向かってくる光弾は消し飛ばして、ニナの拳と槍が鍔迫り合いしてんね!その間に、アンジェが魔法で攻撃して、隙を見て俺が攻撃するっと。
ニナの拳硬くね?
うお、バックステップでかわしたぞこいつ!はっや!てか、魔法を飛んでかわすんじゃあない!
「はわわ!あれ速いのですよ!!」
「魔法が当たりませんよ!」
「速いし魔法飛ばしてくるし、終わってんだけど!」
「ご主人様!また突っ込んで・・・ほわわ!!!」
「ニナさん大丈夫ですか!?」
バカみたいにはええスピードで空中から槍突きしてきたんだけど!こっわ!
ニナも良く耐えた偉い!
「おおおお!ニナは負けないのですよー!」
「『アブソリュートメテオ!』ニナさんありがとうございます・・・ニナさん!相手の魔法が!!」
「させねー!」
でかい光の球体を出してたから、俺が叩っ切る!んで、アンジェの魔法がペガレオスに当たったな!大ダメージじゃない??
翼片方もげて、所々凍結してるっぽい!んじゃ、こっから・・・やば!
「ニナ!下がって!!」
「!?ハイなのです!?」
「たくやさん!?」
危なかったー。あいつ馬鹿でかい魔導砲発射しやがったぞ!俺が前に出て剣で防がなかったらニナ死んでたわ。
もう、ずっと照射されてるから魔法が全然消えないけど、まあいずれ魔力切れて終わるっしょ!
「ご主人様!このままじゃ、ご主人様の身体がバラバラになって、死んでしまうのです!」
「いやー、多分大丈夫だと思うよ?こんな魔導砲一つ、魔殺で押し出してやる」
「たくやさん!もう危ないです!たくやさんに直撃してしまいます!」
「本当に大丈夫だから。魔殺の剣士は伊達じゃない」
「たくやさま頑張ってください!」
うーん、心配してくれるのは嬉しいし、応援されるのも悪くないんだけど、大丈夫なんだけどなぁ。
な、なに??ムロとドッジが俺の背中押してるんだけど!?どういうこと!
「たくやさんだけに良い思いはさせませんよ!」
「たくやさんがダメになるかならないかなんだ!試してみる価値はありますぜ!」
なーんか聞いたことある気がするけど、まあ俺のことを助けてくれるみたいだし、無下にもできないよなー。
しょうがない、このまま魔法消しながら、ペガレオスに進んでくかぁ。
あいつも残念だったね。普通のやつならここでみんな消し飛んでたと思うけど、俺には通用しないしね。




