34話 魔法が使えない俺とゴブリン集団
暗くて見えなくても、感覚を研ぎ澄ませば壁とか気配とかで視覚と同じくらいの見えるんだよね。
そんな感じで今ぶっ飛ばしてるけど、結構広いなぁ。連れ去られたって言ってるかど、そんなに遠くまで行ってない気が・・・
あ、大きいのとちっさい群れ、後人間1人だな、この感じ。明かりが見えてきた!あそこじゃないか!?
「や、やだ!た、助けて!いや!いやぁあ!」
「安心していいよーーっと!!」
女がいるだろうとこまで跳躍して、周りのゴブリンの群れを薙ぎ倒す。一体一体は弱めだけど!多いと普通にうっざいな。
「大丈夫?怪我は?」
「あ、ありません。あなたは・・・?」
「魔殺の剣士かな」
うっわ!女の服破かれてんじゃん!これもう少し遅かったら絶対ヤられてたな!あっぶねー。
それにしても、ここ空洞?みたいに広いし、明るいな。ここを中心にまた入り口が何個かあるけど、中心部?なのかな?
ゴブリン共がキーキーうるせーし、でかいのがやかましいわ。これに回されるとかゾッとするんだけど?
「とりあえずこれ着て。今からやっつけるから」
「あ、ありがとうございます・・・でも1人でこの数を相手なんて・・・」
「大丈夫、俺最強だから」
俺が来てる上着を女の子にかけてと。
棍棒だの槍だのナイフだの持ったゴブリン勢が、俺に注目を集めてキーキー吠えてんな。いやー、人気者は大変だね。
お、一斉に来る?飛び掛かってきてるけど。何体来てもいいよ?俺の剣って一振り三殺だから。
ボコろうとしても、斬ろうとしても、突こうとしても関係ないよ?その前に昇天してるからね。
『剣舞・水鳥流月』
全方面からくるゴブリンを、一撃かつ複数に浴びせる全方位斬撃で、結構やられてるんじゃないかね?
いやー血しぶききもいけど!あら、こいつらたじろいでるけど、魔物の癖に少し知能あるんだな?
「す、すごい・・・これだけの数を一瞬で、もう半分に・・・!!」
「ね?安心していいって言ったでしょ?」
「は、はぁぁ!すき・・・」
なんだかよく分からないけど、あと何体だ?ああ、でかいのもいたんだっけ?その振りじゃ遅すぎるね。はい、斬!
「なにやってのお前?バレてるから」
「きゃ!」
ゴブリンが人質取ろうとして女に忍び寄ろうとしてくるけど、それ意味ないからね?
これで、最後の一体かな?おーわり。うーん、数だけで手ごたえないなあ。草刈りの方が大変かも。
「そ、そんな・・・あの数を一瞬で・・・一体何者なんですかあなた・・・」
「んーさっきも言ったけど、魔殺の・・」
「たくやさーん!こっち終わりましたよー!」
「ご主人様ー!元気なのでーす!」
「お!無事だったなって、おわ!抱き着かれたら倒れる倒れる!」
アンジェとニナ、後男2人もこっち来たし、とりあえず良かったかな~。
うーん、男二人怪我してるし、このまま進むのって危ないよな?さて、どうするか。
「皆さん・・・ありがとうございます」
「あのままだと俺ら、どうなってたか・・・」
「良いよ別に、無事だったんだしさ」
「俺ら・・・一緒に行かせてください!」
「はい!奥に進みたいんです!!」
んまー俺は良いんだけどさ、この女の人はどうするか・・・俺の服着てるとはいえ、服破かれてるわけだし・・・
「私も行かせてください!この方がいれば大丈夫です!」
「たくやさんがいれば何とかなりますからね!」
「ご主人様が倒してくれるのです!」
「・・・うーんじゃあ、いこっか」
ということで、ダンジョンの奥に進むことになりましたと。
結局ダンジョンで何するの?




