32話 魔法が使えないい俺とギルドの依頼
セブンズサイドから出て、現在またもや王都の城。
いやー、酷い目に遭ったね。飯はうまかったからいいんだけど、酒飲まされるし胴上げはくらうし。
郷の女は群がってくるし、俺と勝負しろ!とかわけわからん男連中とか、あとフィラがやたらくっついてくるしさ、なーんかもう疲れたね。
しかも、ニナが二日酔いで歩けないとか言うから、俺1日おぶって帰ってきたのもあって、疲労がえげつねえよ。
アンジェはあんな馬鹿みたいにちゃんぽんしてたのに、なんで酔っぱらわないんだろう、不思議だね。
ってことで、城に戻ってサリスと合流したところ。
「だ、団長!!!仕事が!!仕事がぁ!!こんなに溜まってすいません!!私は無能でした!!!うわぁあぁあ!!!!」
「え、サリスって副団長なんだよね?これでなんで副団長になれたの?」
「一応、サリスはわたくしに次いで、腕っぷしがありますからね。お頭は弱いですけど・・・」
「助けてください!!眠れていないんです!!!仕事が追い付かなくて寝てないんです!!!団長助けてください!!!!」
サリスはフィラの服にしがみついて号泣してる。なんか、すげえ痛々しいんだけど、でも悪いのってこの女騎士なんだよなあ・・・
見ろよ、うちのアンジェとニナを。笑顔がないだろ、ドン引きしてんだぜ?
「あの、サリスさん・・・良ければ私手伝いましょうか・・・?」
「に、ニナもお手伝いしますですか・・・?」
「え・・・?いいのか?お前たち手伝ってくれるのか・・!!やはり持つべきものは仲間だな!!!!」
サリスに見かねてアンジェとニナが、苦笑いで手伝おうとか言い出してるよ。騎士の仕事を俺達がやっていいものなの?っていうか、副団長なのに騎士の仕事を無関係者にしてもらうって、プライドないの・・・?
「お二人ともお手伝いは不要ですよ。お説教したとで2人でやりますから」
「そ、そんな団長!!人では多い方が・・・!!!」
「それじゃ皆さま、今回はありがとうございました。あと、たくや様はまた会いに行きますので・・・」
「た、たくや!!!お前!!!団長に何を!!あ!団長!引っ張らないで!!!引きずらないで!!!!!!!」
俺達はただただ、フィラに引きずられていくサリスを、遠い目見守るのでありましたと。
◇◆◇
ギルド来るの久々だなあ。思ったけど、海行った時以来ずっとここ来てない気がするんだけど気のせい?俺達って、本当に冒険者してるの?わっかんね!
あ、嬢だ。
「あ、たくや様方!お久しぶりです!最近活躍なさってるみたいですね!」
「久しぶりだね。活躍なのかは知らないけど、人助けはしてるなあ。冒険者って感じしないけど」
「たくやさんはすごいです!無敵です!」
「ご主人様は最強なのです!」
「2人とも、強さの話してないよ今・・・」
俺らのやったことが、どうやらギルドに知れ渡ってるみたいで、なーんかさっきから背中叩かれたり、勝負しろとか言われたり、俺にかまってくるのってそういう事?
「あ、冒険者っぽい依頼受けたいですか??」
「冒険者だからね・・・」
「ではですね、今初心者パーティがダンジョンに行ってるんです。その付き添いをして欲しくてですね、危なくなった時の手助けをしてもらいたいんです」
ダンジョン?とかパーティ?とかよく分からないけど、初心者を見守ればいいってことかな?
「分かった。で、どこ行けばいいの?」
「ソモロンダンジョンってところで、東にあります。ゴブリンが多数生息している場所です。集団で襲ってくるので気を付けてくださいね」
「ゴブリン?どんな奴か分からないけど、まあ頑張るよ」
ってことで、俺ら3人で初心者パーティがいる、ソモロンダンジョンに行くこととなったとさ。
だからダンジョンってなんだよ。




