25話 魔法が使えない俺と夜の訪問者
ブリューナク?を討伐して、クラーケンを救出した俺らはとりあえず、クラーケンの今後についておしゃべりしてた。
実はまだ夕方前だしね。
「んで、クラーケンはどーすんの?」
「おーん、あたしは暇なのが嫌なんだよなー」
「でも、身体大きいですし下手に地上にでて何かするのも・・・海の生物っぽいですし?」
「あ、身体?ちっさくすればいいの?」
クラーケンの体が光って、どんどん縮小・・・?して?
え、女の子になったんだけど!?
白ワンピースで髪の毛触手?のよくわからんロリっ子にぼーぜんだよ。
「これで文句ないでしょ!」
「うわークラーケンさんかわいいですね〜!」
「お友達になりたいのです!」
「な!どういう原理なんだ!小さくなるなんて!!羨ましいぞ!」
サリスは羨ましいらしい。なんで?
「なんでサリスは羨ましいの?」
「こんなでっかい女より小さい方が可愛いだろうが!!」
「そう?大きくても全然可愛いと思うけど?」
「やめろ!わたしを惑わすな!!」
なんで?褒めただけなのに・・・
「とりあえずクラーケンさんの今後についですけど・・・」
「海の家で働けばいいんじゃない?」
「それいいのです!働かざるものなのです!!」
「そうだ!キビキビ働くといいぞ!」
「はた、らく?って?」
ん、足音がするな?だれだ?
「お兄さんだれ??」
「俺?海の家のオーナーだけど?人少ないからさー、どーしよっかなーって」
「ねえ、ここに人語話せるクラーケンいるよ?」
「あたしのことか?」
「く、クラーケンだって!?この女の子が!?」
んで、また巨大化するクラーケン。それで、海の兄ちゃんは大喜びだ。
「はえー!これはすごい!!・・・これはアリだな。よし!客寄せで働いてくれないか!これは大盛況になるぞ!!」
「本当ですか!良かったですねクラーケンさん!」
「お、おお、なんかよくわからないけど、あたしが頑張ればいいってことね!」
「万事解決なのです!」
「そうだ、働け働け!人の喜びを知るんだぞ!」
「サリスは窓際族なのに、なんで偉そうに出来るの?」
なんかよく分からんけど、クラーケンの就職は成功したようだね。やー、解決して良かったね。
で、またロリっ子人間体に戻るクラーケンは俺に近づいてくると。
なんだろう、何か言いたいのか?
「人間?感謝するわ」
頬に柔らかい感触。これ接吻?キス?これが?
「は!は!は!キスですか!たくやさん!!キスなんですか!!!」
「クラーケンさんはなんでご主人様を舐めたのですか?」
「ハレンチだぞ!!こんな!人が見ているところで!!!」
「俺がやったわけじゃないでしょ」
「いやー青春だなぁ」と兄ちゃんが言ってる中で、閑散とした海に盛り上がりが戻ったとさ。
◇◆◇
という事でまた、城に泊まることになった。
あの後城に戻って依頼達成?報告と魔王の配下の話して終了って感じ!
まあ、クラーケンは別に殺さなくてよくて、配下の方を倒して欲しかったんだってさ。
先に言えって話だけど。
んで、国王の感情によって、城に泊まらせてもらうってわけ。やー待遇がよろしいこったね!
今日はアンジェ、ニナ、サリスは女子会をするらしいので、俺は今高級ルームで1人くつろいでるとこ。
いやー、サービスの菓子はうまいし、ベッド柔らかいし最高だね。
「もうここで暮らしたいよほんと」
「ここにずっといらしてもいいんですよ?」
「なんで入ってきたの?」
扉から現れたフィラとかいう騎士団長。マジで何しにきたんだろう。
「あなたの顔が見たかったのです。分かりきったこと言わないでください。ふふ」
「ふふ、じゃないし出てってよ」
「釣れないんですね」
なんて言いながら、俺のベッドに座るフィラ。え、俺の部屋なんだけど?
「わたくしは、あなたの事を注目してます」
「そーなんだ、うれしーなー」
「今回も大活躍みたいですね」
「そうかも」
「・・・」
この女なんか取っ付きにくいし、なーんか苦手だから嫌なんだよなー。早く出てってくれると有難いんだけど・・・
「わたくしはこんなにアプローチをかけているのに、なんで邪険に扱うんですか?」
「いや別にそんな・・・ぶっ!」
こいつ俺の事押し倒してきたぞ!?こわいこわいこわい!こいつやべーやつだ!!
突き飛ばしたいけど、師匠から女に暴力振るなって言われてるし、いやー苦しいな。
「ちょっ、どいてくれない?」
「なぜです?ちゃんとお話ししたいだけなのですが?」
「ちゃんと話する体勢じゃないでしょ!」
すげえいい匂いするし、顔もいいから普通だったらもう、このままって感じなんだろうけど、それを遥かに上回って恐怖心しかねえ。
うわ、顔近!しかも耳元に吐息かけてきて、ほんまなんなんこいつ!?
「あなたのこと、もっと教えてください」
「やめろ、服を脱がせようとするな」
「裸の付き合いって言葉があります」
「少なくとも今じゃないよ」
あー、なんなんだこの女、普通に鳥肌立つ。嫌な意味で。
・・・いや逆にだ。俺が力づくで強さを見せつけた方が怖がって逃げるか?
ということで押し倒そうか。




