23話 魔法が使えない俺と魔王の配下ブリューナク
クラーケンをダルマ状態にした俺は、あのおっさんと対峙する3人の姿を見ながら、ひたすら再生する触手をぶった斬り中だ。
俺がこの変態イカ止めてる間に、何とかやってほしいなあ。
「女どもが勝てると思ってんのか?俺様に?あ、俺の女になってほしいか?ははは!」
「こいつは何を言ってる?」
「んー夢を見てるんだと思いますよ?」
「貴様はここで切り伏せてやるから覚悟するんだな!!」
「はー馬鹿どもが、じゃあ見せてやる。俺は魔王様の手下ブリューナク。俺が手を下す必要はないと思っていたが、しょうがないな」
なんかあのおっさん魔王だの、ブリューナクだのやべえこと言ってんぞ?中二病か?
最初からクラーケンなんて呼ばないで、自分でやりゃいいんじゃないの?
「あのおじさんどんどん形変わって、ドラゴンみたいになってるのです!」
「大きいですね~、強そうです。気を抜かないようにしましょう!」
「ああ、このドラゴンを倒して、聖剣の錆びにしてやろう!」
「ハハハ!強気なのも今のうちだがな!!!」
うお!白長いドラゴンになったぞ!ちょいちょい青入ってて外皮が輝いてて、かっけえ・・・俺がその相手したいんだけど、クラーケンは魔法効かないっぽいし・・・いやー!いいなー!!!
「来ますよ!」
「口から雷がゴロゴロしてるのです!!」
「私が受け止めてやるぞ!!」
「死ねえ!!『ルーグブリュナク』!!!」
うげえ、口からでけえ雷の槍出てきて、アンジェ達に飛ばしたぞ?口から出るって、きめえ・・・って言ってる場合じゃねえな!
「槍は任せろ!!はああああ!!!!魔力放出!!」
「それは何なのですか?っとニナも戦うのです!ったあ!!」
『天災を止む夢幻の氷結、その身凍てつき生絶えよ!アブソリュートメテオ!!』
「ハハハ!もっと放ち続けてやるぞ!!」
サリスが槍を受け止め、ニナがドラゴンを殴り、アンジェが小屋くらいの氷を降らせてるけど、みんなすごいなあ。
でも、サリスが槍を弾いて2撃目喰らい、ニナのパンチはダメージが通ってる感じもなく、でかい氷の隕石モドキはドラゴンの槍でぶっ壊されてる。あれ、これ結構ピンチ?
サリスなんて槍を弾くたびに雷で痺れてるし、ニナは痛そうだし、アンジェの魔法は破壊されてるし、これやっべえぞ!
「槍を何本あばばばばば!来ようがあばばばば!!!私にはばばばば!効かぬぞ!!ばばばばばば!!!!」
「硬すぎて手が痛いのですー!」
「魔法が相殺されます!何か隙を作れればいいんですが!!」
「お前ら虫けらが勝てるわけないだろうが!!!オラもう一発!!!」
まーずいな、このままじゃジリ貧になってこっちがお陀仏になんよ!うーん、俺が動くことが出来れば・・・あ、そうか。
「断空衝破刃!」
「ってえなあ!!何すんだこのガキ!!」
うわー、流石に衝撃破じゃ切れないかー。でもチャンスだな。
「アンジェ!ニナ!サリス!指輪を狙え!!」
「ハイなのですよ!!」
「おっるるるるあああああ!貴様の槍返してやるぞ!!!」
『全てを滅する神の槍よ、今ここに邪悪なるものに迅雷を・・・』
『トール・ブレスター!!』
「この!小賢しいぞ貴様らぐぬおお!」
おし!サリスが槍を弾き返してドラゴンにぶつかったことで、アンジェの雷の槍が命中したな!
「この程度の雷槍!俺に効くわけ・・・ガキは何処だ!?」
「はーい!爪にハマってた指輪ゲットなのですー!!」
「ニナ!よくやったぞあばばばばば!!」
「ナイスです!ニナさん!!」
「このおおおお!!!!おのれおのれ!!!!!!」
ニナナイスだ!!これでクラーケンは・・・
「むむ?あたしは今まで何を・・・あれ!?!?脚がない!?!?」
それはごめん。




