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20話 魔法が使えない俺とクラーケン

サリスの巨乳レシーブによって、顔面にダイレクトアタックを食らったおれが目を覚まして、気がつけば・・・アンジェ??


なにか、頭の下に柔らかいものがある・・・あ、これ膝枕だ。


膝枕ってこんなに心地いいもんなんだなぁ、そりゃみんな膝枕されたがる訳だね、納得。


「あ、目が覚めましたか?たくやさん大丈夫ですか?」

「な、なんとか・・・あれ、俺どれくらい寝て・・・」


んー、まだ昼間くらい?かな?そんなに立ってなさそう。


「ご主人様!!生きててよかったです!!」

「たく!!軟弱な奴だな!体を鍛えろ身体を!!!」

「は?次言ったらその無駄に栄養素溜まった胸揉みしだくからな?」

「たくやさん、海の方荒れてきてます。多分あれは・・・」

「クラーケンか!!」


沖の方から徐々に姿を表すシルエット、気を読み取ると・・・え、デカくね?


昔戦った頭5個あるドラゴンと同じくらいでかいんだけど?


吸盤ついてて、長い脚が11本に、白い身体に、丸い頭にヒレついててー、タコ?イカ?どっち??


「なんて巨大なんだ・・・!あんな化け物が海に生息しているなんて・・・!」

「あれがクラーケンですか!早く倒さないと被害が大きくなります!!」

「焼いたら美味しそうなのです!!!」

「ニナー?」


うお!もう陸まで上がってきやがった!


コイツしかも海から出てきた癖に火吹いてんじゃん!どういう構造してんだよ!


「みんな!こいつをここで倒すぞ!油断すんなよ!」

「はい!これ以上は進ませません!!」

「ああ!!同感だ!!ここならば、海を焼き払う憂いもない!!!」

「みんなでお刺身パーティなのです!!」

「ニナー?あとサリスは盗用セリフやめようね?」


よし、なんかみんな気づいたら普段の服装に戻ってるし、準備バッチリだな!・・・サリスを除いて


『天地揺るがす天災の雷、無意味を抱いて原罪と散れ!セイクリッドボルテックス!!」


わー、空からめちゃくちゃでかい雷が何発も軟体動物に落ちてるよ、これ感電して死ぬんじゃ・・・


「わわ!全然バリバリしてないのです!」

「ま、魔法が全部海に受け流されてます!」

「あいつ!身体に特殊なバリアを張っていなしているんだ!私が出よう!!うおおおおぁぁあぁあ!!!」

「剣が眩しいくて大きいのです!!!に、ニナも前に出て切り刻むのです!!やぁぁあぁあぁ!!!」

「ちょ!みんな落ち着い・・・」


待ってみんな、なんで作戦決めないで突っ込むの?


・・・はぁしょうがない、おれも行くかぁ。『縮地』!


「たくやさん!さすがです!もう触手を一本・・・あれ?」


なるほどね?確かにバリアが張ってる感じするけど、魔法でコーティングされてるから俺には効かないね!


結構柔らかいから刃の通りいいし、脚が再生してくるけど、そんなに早いわけでもない、でもでかいからこれ骨が折れるなー


「らぁあぁああ!!!はははは!!!どうだ!!この凛と煌めく聖剣!!私にキレぬものなどあんまり・・・あれ?」


海の上を足場にして、後ろに回り込んで、沈まないように加速、こうすれば泳ぐ必要なんてないよね?


向かってくる2本も切り刻みながら、とりま、生えてる根本までおろしてやるか!


「ニナも負けられないのです!!やあぁああ!!そんな攻撃、当たらないのですよ!!・・・あれ?」  


みんなも、なんとかなってるみたいだな、このまま畳み掛けて、輪切りにしてやろうか!・・・あれ?みんな?


「お、おろしてください!きゃ!どこ触って!!」

「た、高いところは嫌なのですー!!」

「こ、この触手!わ!胸を触るな!は、離せ!!!」


え・・・みんな触手に捕まってるんだけど・・・


しかもめっちゃ際どいとこ触ってない?18禁でしょこんなん、アンジェは顔赤らめてるし。


ニナはブンブン振り回されて顔青くなって、サリスに至っては・・・あれ喜んでるでしょ、すげえ笑顔じゃん。


あ、わかった。なんで英雄パーティが苦戦したのか。多分これだろ。


最強のユウタってやつ、この光景眺めてたんじゃないの?


「あ、やめて!そんなとこ巻き付かないでください!」

「目が回ってきたのです・・・吐きそうなのです・・・」

「や、やめろー!こ、これ以上はー!お、女騎士にこんな恥辱をー!ほ、誇りをー!・・・ああー!」

「サリスー?なんで喜んでんのー?」


あー、まあ確かに悪くない光景かも、世が世ならこれで物語り作って本作られてもおかしくない状況だね。


クラーケンの顔らしきところが海から出てきて、俺らに悍ましい顔を・・・してねぇな。コイツ興奮してんじゃん。


湯気出して、白い体が顔の部分だけ赤くなってるよ。


「た、たくやさん!助けてくださぃいい!あ、だ、だめぇ!」

「ニナの頭ぐるぐるしてるのですー、あ、吐くロロロロロロロロ」

「ゆ、許さんぞ魔物めー!私にこんな辱めを受けさせてー!絶対にー!後悔させてやるぞー!」

「サリスさー?助けた方がいい?」

「え?」

「え?」


どうしよう、すぐ倒してもいいんだけど、俺に害が全くないし、むしろ俺の事歓迎して、一緒に見ようぜって感じで見てくるし。


んま、ちょっと様子みるか。







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