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16話 魔法が使えない俺と哀れな化け物に魂の救済を

さて、この黒いモヤモヤだらけの巨体、すぐ再生する塊をみじん切りにして、再生も追いつかないくらい細切れにしないとね。


とりあえずその巨大な骸骨の周りを覆う、気持ち悪いくらいくっついてる、黒いモヤを片付けよっかな。


「再生できないくらいって!たくや君君は何を!!」

「たくやさん!どうするつもりですか!?」

「ご主人様が本気を出すのです!」

「いや、本気ってほどでもないけど・・・まあ見ててよ」


『縮地』で接近してまず一撃二殺。その後、周り込んで二撃四殺、倍でしょ?


黒いデカブツの周りを円で囲むように、高速で動きながら徐々に削り取ってく。


一回の斬撃が二回分の切り伏せになってるから、再生速度は遅くなってるはず・・・ほらね、思った通り。


一回斬ったらすぐに復活してくるけど、二回分の攻撃を喰らわせると、黒い物体の再生スピードが著しく遅くなってるね。簡単だなあ。


おっと、痛みを感じないっぽいから殴ってきたなぁ、でも俺にはそんなのあたらんよ?


「ど、どうなっているんだ・・・たくやくんの姿が全く見えなくなっているうえ、魔物の身体がどんどん削り取られて細くなってくぞ・・・!」

「たくやさんの動きが早すぎて、魔物がついてこれないんですね!当たらなければどうということはないですよ!」

「ご主人様が早すぎて、ニナ全然分からないのです!!」


知ってる?空気って蹴れるんだよ。なんだろ、イメージは空気中の埃を足場にして飛ぶ感じ?こうすると疑似的にだけど空が飛べるんだよね。


何でこうするかって?立体感的に攻撃するためさ。


俺はこれを『空蹴術』って呼んでて、まあ巨乳師匠の受け売りなんだけど、師匠は魔法を使ってもっと速くなるし。


あらら、綿あめみたいにどんどんしぼんでって、元気なくなってない?正直さっきの暗黒騎士モードの方が手ごたえがちょっとだけあったなあ。残念。


やっぱ、デカくなるやつはダメだね、大体スピードが遅くなるんだもん。


でかいのは、胸だけで十分よ。


「す、すごい・・・あれだけ大きかった黒いモヤがどんどんなくなっていくぞ・・・彼は一体どのような訓練を受けて・・・!!」

「あー俺の事?訓練って言ったら、崖から突き落とされたり、滝上りしたり、目隠しして森の中を全力ダッシュとかかな??」

「お前は本当に人間なのか!?!?」

「たくやさんに常識は通用しないんですよ!かっこいいです・・・!」

「ご主人様の真似したいのです!」

「今度教えてあげるよーーー!!」


っと、斬りながらお喋りに夢中になってた!


でかくなっただけで大したことないし、自己再生だってこんなの大したもんじゃないし、はー、興ざめだなあっと、


あ、これっが『コア』かな?オレンジ色で発光してるやつ。


ほい、破壊っと。


パリンと割れてどんどん黒いのが、水蒸気みたいに消えてくなぁ。


ん、誰かの声が聞こえる。


『ありがとう』


この声、もしかしたらこのコアに縛りつけられてた人の魂なのかもしれないね。


哀れな騎士に、魂の救済を、なんてね。


「コアを破壊したことで、どんどん消えていくぞ・・・ついに、ついにやったのだな・・・!!父の敵を!!!!」

「たくやさん!!すごいです!!!おめでとうございます!!!!!」

「ご主人様の敵じゃなかったのです!!!!!」

「あとは、残りの奴隷商人をとっちめて終わりだね、あ、サリスは連絡した方がいいんじゃないの?」

「そ、そうだな!泣いてる場合ではない!!すぐに連絡を!!」


あーあ、もっと楽しめると思ったのに、もっと強いやつと戦いたいなぁ、師匠くらいにさ?


この分だと、皆が慄いてる魔王ってやつも大したことないんじゃない?倒しに行こうかな?


「たくやさんかっこいいです!!!ぎゅーっっ!!」

「ニナもぎゅーーするのです!!!」

「ちょ、苦しいよー、全くよしよし、アンジェもニナも頑張ったね」


「・・・・・・・・こいつらは何をしているんだ?」








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