118話 魔法が使えない俺と戦闘後の一悶着
悪魔とカテジナヤの魂を切り離して、悪魔を倒した俺ら。
これで解決?って思ったんだけど、カテジナヤの処遇はどうなるんだろ?
なんか戦闘中にベルフェクトが、『俺が殺した』とか言ってたよな?
つまるところ、カテジナヤの身体を操って人を殺した?
いやでも、悪魔との契約のために殺したって言ってたっけ?
うーん、わかんねーわ。
ん、精霊が近づいてきたね。後に続いて、アンジェ達も合流。
「皆様、ありがとうございました。悪魔の討伐、どう感謝すれば良いか・・・」
「いいよ。でも引っかかるのがあってさ?」
「はて?」って精霊が首を傾げて、アンジェ達も頭の上に「?」を浮かべてる。
「封印した時って、国王もいたわけでしょ?国王なら悪魔を払えたんじゃないの?英雄なんでしょ?」
そうなんだよな。今の国王であるカバネは仮にも英雄パーティで、めっちゃ強いじゃん?
なら、さっきやったみたいに国王が戦って、精霊に魂を分離させて、悪魔を払えば良かったんじゃないかってこと。
「カバネ様では出来ませんでした。一般的に悪魔を倒すには、光属性魔法の担い手でないといけません」
「光属性?かなんなのか知らないけど、俺でも倒せたじゃん」
「あなたの力なら、倒せると思いました。最初にカテジナヤの身体で戦った時に、感じたのです」
へー、都合のいい事で。
俺の魔殺の能力が、悪魔に対して特効だったって事だよな。
「と言うことは、たくやさんは選ばれしものなんですね!!」
「ご主人様最強なのです!」
「たくや君は一握りの逸材なんだね!」
うーん、あんま褒められて、嬉しいものでもないなぁ。
「汝から、英雄の面影を感じます」
「あー、ゆうただっけ?よく言われるんだよねー」
「はい。ゆうたとルルです」
「・・・ん?」
ルルってー、英雄パーティの白魔導士だっけ?
って事って、英雄同士のサラブレッドってこと??
「英雄の血を引いてるなんて!たくやさんはやっぱり最強じゃなですか!!」
「ハイブリッドなのですー!」
「え、でもさ?世界を救った英雄って、もう大分昔なんだよね?そうなると、たくや君って孫とかになるんじゃない?」
確かに。国王の見た目からして、大分おばあちゃんだったよな?
そうなると、年齢の都合的に俺が孫にならないと時系列が合わないと思うんだけど・・・
「実はそーでもないんよねー!」
「いやいや、じゃないと納得が・・・は!?」
めっちゃびびった!!!
だって、いきなり目の前に、ドラゴニス・マウンテンで会った神様、『バレスク』の姿があるんだからさ!
「え!?何処からこの人出てきたんですか!?」
「瞬間移動なのです!!」
「え!え!!誰!?!?」
アンジェ達は目を丸くして、いきなり現れた陽気な神様を覗き込む。
バレスクは、「草wwww」って言いながら腹抱えてるし。
「あーしはこの世界の神!まぢだかんね!?」
キョトンとするアンジェ達。もはや言葉は出てこないみたいだね。
でも、精霊は別に驚いてないっぽい。
「お久しぶりです、バレスク様」
「おっつー!おひさ!!元気してた?って、んな事ないぢゃんね!」
相変わらずうるさい神様だなぁ。いきなり出てきてこれだもん。
と言うか、普段コイツどこにいんだ?
「あ!んで!たくやの親なんだけどー、精霊が言った事はほんとーなんよ!ゆうたとルルの子供な!」
「いや、だからそれだと年齢が合わないじゃん」
めっちゃニヤニヤして俺のこと見てるけど、その顔はなんなんだ?
「ちょー簡単だって!この世界とあっちの世界で時間の流れが違うんよね!」
・・・んん?そうなの?




