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プロローグ 魔法が使えない俺と魔法使いの女の子

この世界『バレスク』では、魔法を使えないやつはゴミらしい。


俺を小さい頃から育ててくれ、剣を教えてくれた巨乳師匠からの言葉だ。


巨乳師匠は世界で最強の魔剣士らしいのだが、あることを期に身を潜めて、誰も師匠がどこにいるのか知らないから、最強剣術の継承が後世に続かないんだってさ。


結婚したくないらしいし、俺にくっついてくるし、俺に剣術が継承されてればいいらしいよ。


そんな時に、偶々ちっちゃい俺が森の中にいたので、「可愛いから」って理由で俺を拾ったんだってさ。


俺にはどうやら剣の才能があったらしいので、1から100まで師匠から基礎から色々叩きこまれて、自分を守れるくらいにはなったけど、師匠には敵わなかったなあ。


気が付けばこの世界にいて、もはや天涯孤独。


まあ、昔の事なんて全然覚えないけど、生きてるだけどうで御の字だな。


そんなわけで俺は、巨乳の師匠から「私はこれからやることがあるから、お前世界を知りなさい」とのことで、16歳の俺を独り立ちさせてきやがった。


師匠から世界を知れって言われたってことは、師匠よりも強い奴らが、世界には沢山いるんだよな!


それは少し楽しみだわ!


そんなわけで、師匠から教わった王都にある「冒険者ギルド」に向けて森からずっと歩いてるんだけど、全然つかねえわ。


「なんで師匠も教えてくれないかなあ。地図くらいくれてもいいでしょ」


ずーっと歩いてるけど、見渡す限り、草、山、川、ついでに魔物。


魔物なんて、師匠と修行してるときに飽きるほど斬りまくってたから、目を瞑ってても殺せるくらいだ。


王都のギルドに行ったら、強いやつがいっぱいいるんだろうなあ!


でも、王都はないし、魔物は食えないし、雑草以外2日間くらい食ってないから、もう腹減ったよ・・・


誰か飯食わせてくれないかなー・・・


「このおお!!!」


どっかから女の子の声がするな、飯食わせてくれるかもしれないし、行ってみるか!


◇◆◇


女の子が、ミノタウロスと戦ってるなぁ。


どうやら女の子は魔法使いなのか、なにやら氷属性魔法をミノタウロスに連発してる。


でも、全部魔法外して近づかれている。


女の子は「近寄らないで!!!」と叫んでるけど、当てないと近寄るでしょ。ミノタウロス的には女の子を餌だと思ってるんだからさ。


あんなの剣一振りで倒せるのに、なんでみんな剣使わないんだろうね。


俺は魔法使えないからわかんないや。


とりあえず女の子が尻もちついて、ミノタウロスに食われそうだから、助けてやるか、夢見悪くなりそうだし。


「た、助けて!!」と女の子から声が聞こえる。


まあ、待ってなって。


俺は、腰の鞘から師匠からプレゼントされた自慢の剣を持ち、特技『縮地』を使って馬の3倍くらい(俺のイメージ)で高速移動し、ミノタウロスを1,2,3,と横なぎ、盾斬り、斜め斬りで葬る。


これは巨乳師匠から教わった基礎中の基礎だ。前に踏み出して斬る、斬る、斬る。


簡単だろ?みんな魔法なんてやめて剣術を覚えようね。


それにしても、こんな狼にやられそうになるなんて、魔法使いって難儀なんだなあ。


近づかれたら終わりじゃない?


あ、女の子を助けるんだった。


俺は、尻もちでパンツが見えそうな、黒タイツの女の子の近くに駆け寄って、手を出

した。


ふーん、えっちじゃん。


「大丈夫?怪我は?」


俺が女の子に言うと、女の子は赤面して「あ、ありがとうございます、大丈夫です」と返し、手を握ってきた。


やー、師匠以外の女の人って見たことないから、胸の高まりが止まらないなあ。


「俺の名前は、たくや君は?」

「わ、私はアンジェって言います。ここの近くの村で暮らしてて」

「村!村があるの!」

「は、はい!」


水色髪黒タイツの女の子はアンジェらしく、控えめな感じでめっちゃ可愛い。


それはともかく、村があるって言ってたな。


腹減ったし、村まで連れてってもらおうか。


「俺お腹空いてて、村に連れてってくれると、俺めっちゃ嬉しいんだけど!」

「い、いいですよ!助けてくれたお礼にご飯食べさせてあげますね、行きましょうか!」


ということで、俺はアンジェに村まで連れてってくれることになったのだ。








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