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詩全集

交信

作者: 那須茄子

静寂が広がる十畳間

灯りを消して

眼を凝らす


カーテンの隙間から

光りだす星を

いまかいまかと

待ち続けて

息つくことも忘れる


遠くから響く

柱時計の刻む午前零時を

聞き逃すまいと

耳を澄ます


まるで夢を見続けているような心地よさ


うたた寝してる(いとま)も与えない


それはふと現れた

キラッときらめく軌跡

夜空を伝う叶結び(かのうむすび)


おやすみの子守唄を

添える優しい星は告げた


「今宵も綺麗に詠んでくれ」と

瞬き暗黙の了解よろしく誓う

君と僕だけの静寂をともに


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