DECADE
三つ子の魂 百まで、とも言います。
十年ひと昔とは よく言ったもんだぜ
素晴らしき再会を祝して 語り明かすにも
ひと晩じゃ 酌み交わしきれないが
変わらないものに焦がれて 若さを燃やしたあの頃へ
手に入れた真新しい輝きに
勝るものあるのか教えてやりたい
だけど そんな愚かさも今じゃ 笑いあえるのさ
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢えるのかい?
叩いた肩がしょぼくれて
その小ささに歳月 感じても
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢いたいもんだよな
築いてきた日々が まぼろしじゃないって
そんな 気休めでもいい
一日千秋なら 化石でも掘ろうぜ
美しき旧交を あたためなおしたいけれど
容易くは 語り尽くせないだろ
目の前のものに囚われ 若さを注いだ青春に
彼方にも拡がってる世界へと
目をむけるようにと諭してあげたい
だけど 若気の至りと今じゃ 笑いとばせるよ
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢えるのかい?
曲がった背中くたびれて
その狭さにも歳月 感じても
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢いたいもんだよな
描いてた夢を うらぎってないって
そんな いいわけでもいい
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢えるのかい?
皮肉と皺を浮かべてる
その笑顔には寂しさ 感じても
この次の十年後にも また
おまえとこうして逢いたいもんだよな
歩んできた道が うたかたじゃないって
そんな なぐさめでもいい
好きなもの、欲しいもの、の本質は変わってないんですよね。
それこそ、3歳くらいから。