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戦闘士クーガ  作者: 狂狗
EX 学園クーガ
24/49

 「……ぇぇぇえええええええええ!?」

 「うわー、早いですねー」

 クーガの叫びと山田の呑気な言葉がほぼ同時に響いた。金魚のように口をパクパクさせているクーガの代わりに、山田さんが冷静に説明を始めた。

 「やれやれ、流石あの人の造る物だ。休暇モードで力が弱かったのは認めるけど、僕の力にまで耐性を付けているとは……本当に何がしたいんだろうあの人、中身を守るために完全防御陣でも敷いて在るんだろうか?」

 あの人あの人と言っているのはウィクトリア姫のことである、なんで山田さんが姫様の事を知っているか、それには深い訳があるのだがどうにも言えないので話さない!

 「いや、オレはそんな事よりあの異様なスピードにつっこみたい!」

 地の分が変な解説をしている間に正気を取り戻したのか、やっとまともにツッコミを始めたクーガ君、山田さんは親切に答えてくれた。

 「あの人に創れないモノなんて無いんですよ。あの位のスピードなら未だマシですよ、いつだったか『光の速度を超えるスクーターを造ってやる』とか言って本当に造りましたからね。ちなみにそのスクーターは『正に危険な乗物の極み、資源の無駄使いだ愚か者』と言われ姉殿下に廃棄されていました」

 「姫様の姉上って……確か邪竜にさらわれたんじゃなかったっけ?」

 「その姉上様とは違う方ですよ」

 説明をちゃんと入れてくれたこと事態は親切だが、内容はいまいち親切ではなかった、解りづらいんだよコノヤロー。どうやらクーガが知らない人物がいるらしい、なんで山田さんがそんな事を知っているのか、それは聞いてはいけない。そして気にしてはいけない。

 「居たーッ、いい加減に逃げんのやめろドバカクーガ!」

 何て事を言っていたら神がクーガを追ってきた、懲りない人だね。神の声が聞こえているのかいないのか、またはシカトしているだけなのか、クーガは山田さんに言った。

 「オレはプレゼントを追うから、じゃあな!」

 そして、クーガはプレゼントの走り去った方向へと走って行った。やっぱり神は置いていかれている。

 「だーかーらー、いい加減にしろこの糞馬鹿野郎がーッ!」


 ――二度あることは、三度ある。

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