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プロローグ

「・・・は?」


妹の冷たい声、真顔が、それに応えた。


俺は、決心した。


クリスマス。

恋人達の祭り。

日がもう無い。


俺には、気になる女の子がいる。

妹の親友だ。

是非彼女にしたい。


直接面識が無い訳では無いのだけど。

それでも、妹に仲介して貰おうと頼んで・・・


それで・・・


「・・・何を言ってるの?」


妹が、真顔で冷たく告げる。

それは、見込みが無いと言う事。


涙が溢れてくる。

自分は、選択肢を間違い続けたのだ。

もし戻れるなら、あの日に戻ってやり直したい。


二人が出会ったあの日から。

そう、中学3年生のあの日。


--


「友達?」


俺は、妹にそう聞き返した。


「うん。友達。だから、お兄は部屋から出ないでね?」


妹は警戒する様に言う。


俺は、いわゆる非モテだ。

勉強が特に出来る訳でもないし、運動が出来る訳でもない。


対して、妹は男女関係なく異常にモテる。

成績は全国クラス、スポーツも水泳で全国大会に出ている。

この差は何処でついたのか・・・


「分かったよ。部屋から出ない様にする。どうせ勉強漬けにならないといけないしな」


妹にそう言うと、俺は部屋の扉を閉めた。


--


とは言え、生理現象は抑えられず。

トイレに行く為、階段を降りる。

リビングからは、妹達の笑い声が聞こえる。


トイレの扉を開け・・・


そこに、天使が居た。


青く、長い髪。

大人しそうな顔立ち。

目を大きく見開いている。


・・・


はっ


「ご、ごめん」


慌てて扉を閉め、謝罪する。


「いえ・・・こちらこそ・・・鍵を締め忘れていました。ごめんなさい」


中から慌てた声がする。


「・・・その・・・今見た事は忘れて下さい」


恥ずかしそうに言う。

勿論、忘れるさ。

青い水玉は。


結局、この事は妹や他人の耳には入らず・・・俺は、一命を取り留めた。

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