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異世界ぐーたらゲーム録  作者: 娯楽作品の虜
グダグダ使用人ライフ
16/37

ゲーム15

またまた遅く(ry

「ん?誰?」


この世界に来てからまだ二日目の夜。

俺は、二日間屋敷で遊んでいただけで、この世界の事を全く知らない。


幽霊たちの言っていたここに来る人って一体……。


「失礼しまーす……」


ドアを開け、おずおずと言った様子で入ってきたのは……「ロミーナさん?」


そこにいたのは、日中見るメイド服姿のロミーナさんではなく、白い髪が良く映える薄いピンク色のパジャマを着て兎の柄がプリントされてある枕を持ったロミーナさんだった。


「ま、まあとにかく上がってよ」


「はい、失礼します」


この世界に部屋ごと転移されてから初めての自分の部屋だ。


十年以上使っている使い込まれた少し大きめのタンス、買ってから自分は布団派の人間だと気づいて二桁も使っていないベッド。

三つある本棚は、ゲームや漫画でビッシリと埋まっている。


そして俺がこの世界に来て驚いたのは電気についてだ、ファティの部屋で料理をしていたの見た時から薄々もしかしたら? 程度には考えていたのだが、どうやらこの世界には電気も通っているようでDSもWiiもPSもできる。

……一人プレイなら。


という訳であっちの世界にいた時の俺の最大のだらけ方である、「音楽聴きながらベッドの上でゲームする」を行っていた。


正確にはあっちの世界の時は更に動画を見ていたりしたが、生憎インターネット環境までは無いようでケータイに入っている音楽しか聞けないので、動画はみていない。


まあ、そんなだらけ方をするために勝手に整頓されていた引き出し等をひっくり返してゲームを探したので、部屋はかなり汚れている。 これは本物のメイドさんのロミーナさんにとっては不満の多い空間だろう。


……と思ったのだが、何故かロミーナさんはこの部屋に入ってきた時の潤んだ目のままこっちを見つめてきた。


「ろ、ロミーナさん?」


どうかしたのだろうか、もしかして臭うとか? でも、この部屋に来てまだ数時間だし、風呂には入ってきたばかりだし……。


見るとロミーナさんは、より一層泣きそうな顔をして小刻みに震えていた。


明らかに様子がおかしい。


「ロミーナさん!大丈夫ですか!?」


俺がロミーナさんに駆け寄ろうと立ち上がった瞬間、ロミーナさんがいきなり意を決したように顔を上げた。


「もう我慢出来ない! 優希さん、失礼します!」


そう言うが早いかロミーナさんは俺に飛びかかってきた。


「えぇ!? どうしたんですか! すいません何か悪いことでもしました…………か?」


「ふふふふふ……ギューッ!モフモフ……ふわぁ……」


「あ、あの、一体何してるんですか?」


「すいません……あと一時間程こうさせて下さい……」


「えぇ!?」


「ダメ……ですか……?」


抱きついたままの状態で泣きそうな顔をして、見上げてくる普段しっかりと立っているうさ耳はシュンと項垂れ、可愛らしい顔の下には胸板に押し付けられた可愛らしくない膨らみ。

普段とは違うパジャマという衣類が妙に艶めかしさを倍増させている。


こんな状態があと一時間だと!?


……天国じゃないか!


「いや、勿論いいよ! いくらでも好きにして!」


「本当ですか……? ではお言葉に甘えて……」


「うわっ!?」


お互い立った状態からロミーナさんに押し倒され絡み合うようにベッドの上に倒れた。


「えっ、ちょっ、それは……そういうのはまだ速いというか……ご自由にどうぞというか……」


真性童貞の十八番テンパるも聞かずにロミーナさんは、ずっと抱きついたままだ。


「あ、あのロミーナさん……うわっ!?」


こいつ……動くぞ!?


ロミーナさんは暫くただ抱きついていた後俺を抱き枕の様にベッドの上で持ち上げたりゴロゴロしたりしていた。


ただ当然、パジャマなんて言う無防備なものでそんなに動いたりすれば多少のズレは起きるわけで……何が言いたいかと言うと……下半身がエマージェンシー!!


「キャッ、キャッ、ぽふぽふ……」


……一時間好きにしていいと言ってからまだ15分、あと四十五分、果たして俺の理性は持つのだろうか……。

微妙な終わらせ方ですいません。


パクリじゃないですパロディです。


バレなければどうということは無い!

(確信犯)

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